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みんなの感想・レビュー・書評
現代は少子化が進んでいるのではなく、むしろ今までの人口増加が異常で、今は正常な出生率に戻りつつあるんだ、という意見がおもしろい。そして納得!
震災があった今、この本を読むと、いろいろと考えさせられます。
(「BOOK」データベースより)
金融危機は何を意味するのか?経済は成長し続けなければならないのか?なぜ専門家ほど事態を見誤ったのか?何が商の倫理を蒸発させたのか?ビジネスの現場と思想を往還しながら私たちの思考に取り憑いた病と真摯に向き合う。
読み応えのある、とても、味わい深い本でした。 著者と全く同い年(青年から熟年まで、高度成長時代と低成長の時代を生きて、今や「成長の限界」を感じている世代)なのと、大学違えど工学部出身でありながら、エンジニアではなく、ビジネスの世界に身を置いて来たので、言葉に出来ない何かの共通項があるのか、本書の内容には深く共感できた。 私も一時期、ITハード系のビジネスで秋葉にしばしば通っていたのだが... 続きを読む »
難しい本です。経済哲学と呼んでもいいかもしれません。 著者は表面的にはサブプライムローン問題、リーマンショックに端を発する金融危機を取り上げ、経済が暴走する様子を批判しているように見えます。本書で著者が書いているように、本来の商売とはモノやサービスと金銭との交換で、それが経済を構成しているべきモノだという考え方には賛同します。 ですが現実には、実態のない金融商品に値段がつけられ、その値段に... 続きを読む »
2年越しでようやく読めた本。
読み進むにつれ、社会システムにまで言及されていて、真ん中をすぎたあたりから読むのが止まらなくなりました。
話題は少し古くなってしまったけど、そのことを差し引いても今のタイミングで読むことができてよかったと思いました。
リーマン・ショックやそれと共に起こった世界的な不況が起こった原因をあれこれ分析する本は何冊も出ているが、この本はそうした原因の追求ではなく「内的な必然」を考える、つまり社会のメンバー全体が一連の「事件」にどこかで加担してきたことを確認する本だと言えるかも知れない。社会のあらゆる問題への処方箋が経済成長という言葉でまとめられることへの疑問の呈示。人口が減少し、経済が均衡するのは原因ではなく結果ではないか。経済が右肩上がりを止めた後の社会の作り方を考えるべきではないか?そういう視点を与えてくれる本。
社会問題を論じる者には守るべき「作法」というものがあると思う。それは何かと言うと、意識しているかしていないかは別にして、論者自身もまた世の中に加担していたという自戒の念である。まるで風景画を描くように―風景から自己の姿の一切を切り離して―批評してみせる、知識人やマスメディアにその姿勢があるだろうか。 その点から見て、平川氏には誠実さを感じるし、問題を引き受けようとする姿勢がひしひしと伝わってくる... 続きを読む »
かつて日本経済のバブルが弾けたとき、政官財の護送船団方式を批判し、否定したのは、アメリカではなかったか。そのアメリカが昨年9月のリーマン・ショック以来、なりふり構わず大企業の再建・援助に、躍起になっているのはどうした理屈であろうか。 思えば、アメリカが振りかざす「正義」の旗はなんと醜いことだろう。無理な戦争を仕掛け、世界中の富を簒奪するような金融システムを構築しておきながら、やれ自由だ、やれ... 続きを読む »
[ 内容 ] 金融危機は何を意味するのか? 経済は成長し続けなければならないのか? なぜ専門家ほど事態を見誤ったのか? 何が商の倫理を蒸発させたのか? ビジネスの現場と思想を往還しながら私たちの思考に取り憑いた病と真摯に向き合う。 [ 目次 ] 序章 私たちもまた加担者であった 第1章 経済成長という神話の終焉(リーマンの破綻、擬制の終焉 宵越しの金は持たない―思想の立ち位置 ... 続きを読む »
評論・小論・エッセイでもない。私的な雑感がつづられている。インパクトのある書名のわりに、説得力がなく。とても残念な後味がのこる。
1950年生まれの団塊の世代が経験した戦後日本の辿ってきた道を概観し、経済成長とは日本人・日本社会にとって何であったのかを身の回りで起こった些細な現象にコメントを加えながら書き綴ったものである。 経済学者岩井克人の言う資本主義社会の3要素、言語・法・貨幣。 ただ単なる交換手段であり、貨幣は貨幣であるから貨幣であるという自己循環論法からすると、それだけのものであるにもかかわらず、貨幣欲が... 続きを読む »
読書会をするために読んだ。少子高齢化であるし、中国や東南アジアの台頭が著しいから、色々な問題を抱えている日本がこれから経済成長を迎えていくのは困難である。経済成長は悪いことではないが起こる可能性の低い目にすべてを賭けるのは無謀である。しかし政府の政策を見ているとありったけの掛け金をつぎ込もうとしているように思える。そうではなくて経済成長しないときのためのことを考えて政策を考えるということが大事なのだろう。そういう病。ただ、現在20代の人間はおそらく、この病にはとらわれていない。マスコミたちがこれから日本に起こるであろう悪夢をすり込んだからだ。だから僕たちの世代がこの本を読むよりは、もう少し前の世代が読むべきなのだろう。バブル時代の夢から覚めない人間なんかが読むべきだろう。そういう人はこの本を手に取らなさそうだけど。
■いただいた本。
■エッセイというか論文というか、脈絡がないというか一貫性がないというか。
■あまり心に残らないで読了。
■当たり前のことを当たり前にやる難しさ。
内田教授のお友達平川氏の著書ということで読んでみた。繰り返しが多かったりちょっと読みにくい所はあるけれど(まとまった論文というわけではないから仕方ないが)、全体として面白かった。いつ頃からか世の中で(主にマスコミを通じて)当然のように前提として語られることに決定的な違和感を感じるようになった。簡単に単語を羅列すれば、曰く、経済成長、説明責任、自己実現、多様化、効率化などなど。経済分野のみならず、教... 続きを読む »
僕には思いもつかない様々な発想に感服してしまったのだけど、なかでも印象的だったのが「派遣切り」に関する自己責任論についての言及。 「私は、この問題〔派遣切りの問題―blog作成者注、以下同〕をどちら〔企業と派遣労働者〕に正義があるのかというような二項対立的な捉え方をしていたのでは、問題の理解には届かないと思っている。この場合の自己責任論は、それが正しいのか間違っているのではなく、まったく的外... 続きを読む »
友人のtu-taさんのブログを見て、読んでみようと思った一冊。 一言でとても読みやすい本だった。 平易に書かれていたというのではなく 自分のような一般人がうまく言葉に表せない今の世の中のモヤモヤや クエスチョンマークを書き示してくれたような感じがする。 例えば、 「果たして、消費資本主義に浸かりきった現代人は、その価値観を変更することができるのだろうか。 たぶん、価値観を... 続きを読む »

経済成長がすべて、という今の流れには自分も違和感を感じるし、これからの高齢社会、人口減少した社会に見合った経済規模にシュリンクすべきというのもわかる。ではどのようにしたらよいのか、という点がはっきりせ...






