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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
部分と全体。自己と非自己。境界をどう捉えるべきなのか。
己の体に目を向けても、たしかに機能局在はあり、臓器の個性は考えられる。しかしそれらはどこまでいっても自己であり、いかに境界は引かれるのか。そもそも無個性という連続、全体としての自己が本質ではないか。
人体のMAPを手に入れた私は、はたして私か、それともメタ私か。
話題になった、”生物と無生物の間”の著者:福岡氏の図書。
社会科学的なアプローチばかりで、本題についての理解を深めてきたから、理系的なアプローチは斬新で面白かった。
特に絵画を用いてなどのtopic選びが秀逸で、持ち前の小説的な文章で引き込まれて読める。
しかしながら、後半から著者の専攻分野の話に深入りしていき、最終的に本題の話に落とし込むときに、イマイチ前半部分で用いたtopicを結び付けれていないように感じたので、
”生物と無生物のあいだ”のように消化不良を感じてしまった。
前半部だけなら、もっと☆もつけたかな?
社会科学に慣れ親しんだ方に、新たな視点を取り入れるべくお勧めしたい一冊。
伝える時は、結果の叙述にならずプロセスもわかるように伝える。
生物系:ウェット、電車ロボ系:メカニズム
いろいろな話が出てきたが,印象的だったのは癌細胞のリン酸化をめぐるデータ捏造事件の話,コンビニのサンドイッチなどに添加されている保存料ソルビン酸の毒性の話など。フォトリーディングと結びつく,網膜の中央部と周辺部の得意とすることの違いには「縁」を感じた。夜空に星を探すときは,まっすぐに星を見てはいけない。目の端でとらえるように。直視すると見えるか見えないかの暗い星も,目の端で見るとぐんと輝きを増すのだ。
「生物と無生物のあいだ」が非常に面白かったので、こっちも読んでみた。内容としては、前半は小話、終盤はガンのメカニズム解明を巡る二人の科学者のお話。
生命科学の歴史の一片が、まるでミステリー小説のように語られてゆく。話が四方八方に飛ぶんだけど、最後は示し合わせたように収束していき、何気なく読み流していた序盤の小話がどれも伏線であったことに驚く。
たかだか300Pだし、相当分かりやすいことばで書かれてるけど、題材が難しいからそれなりに骨の折れる一冊。
でも最後まで読めば報われるんじゃないかな!
本作は今まで読んだ福岡先生の中では、かなり難解であった。なぜなら分子生物学、生化学の専門分野にかなり踏み込んでいるからである。しかし、サスペンス物のような読み応えもあり、最後は納得させてくれるのは、流石福岡先生である。
生化学の話から、人間、社会、世界に話が広がる、繋がる。普遍の教養、極上のセンスオブワンダー。 星を見る、星が見えるだけで不思議を感じることができるようになる。 ・タンパク質の構造と反応、酵素。毒と薬 ・目線とは何か、光の種類、星が見える視覚・認知の特殊性 ・ランゲルハンスは島を発見した ・拡大と光 ・分けて得る意味、合わせて在る意味 ・コンビニ食と腸内環境... 続きを読む »
2011/11/29読了。
この本には一貫したストーリーがある。それぞれのチャプターのテーマも興味深いが、そこに固執してはいけない。一見すれば仕切られているように見える、個別の刺激的なエピソードが織りなすストーリーは秀逸だ。逆に、そのエピソードを構成する文に目を向ければ、純文学かと見間違うほど繊細なレトリックで描写されているではないか。自然科学のジャンルにおいて、文章としても美しいとこれ程までに思わせる著作はそう多くはない。
脳死が死なら、脳始が人の生か。
どこが終わりで、どこが
始まりか、それは定義によるなら、世界はいかようにも違って見えると思った。
Present is a Gift : 世界は分けてもわからない [2011-11-14]
http://present510.exblog.jp/14942661/
生きている意味は、哲学的には答えがない。生物的には答えがあると思っていた。細胞が生きているから私が生きている。生きているとはそれだけだと思っていたが、その細胞は何のために行き続けているのかということをまたこの福岡伸一の本を読んで考えさせられた。 そもそも生存する、存在するということは何か。 存在にまとわりつく宿命として生存競争があり、それが細胞の本能であるのか? この本を読んでいると細胞に意... 続きを読む »
一件関係無さそうな話が、その後の展開に絡み合ってくる。はじめは「?」な内容が繋がっていく読ませ方は面白い。しかし、後半の「生物と無生物のあいだ」にも出てきた内容は必要だったのだろうか。
生命における「部分」と「全体」。これは共同体や企業などについても同じことが言えそうである。ひとつひとつを切り離して最適化することに意味は無く、全体としての方向性やバランスが重要なのではないだろうか。全体としてみた時に、総和以上の力を発揮するような視点が必要になる。
本書は、内容から見れば3つの部から成り立っているようだ。第3章までは福岡さんのご専門に関わるアレコレを書き、続く第4章から第7章までは専門を絡めながらも、書名どおりの「世界は分けてもわからない」ということを述べる。そして第12章までは実際に行われた研究について、追体験をさせてくれるかのように、物語仕立てで書かれている。 第1部にあたる部分は、「あー、自然科学畑の悪ふざけか(笑)」と思っ... 続きを読む »
みにつまされるところあり、衝撃のラストあり。久々にじっくり読める作品だったので、分野を問わずいろんな人に読んでほしい。
「生物と無生物のあいだ」を読んだ。
この人は、ものごとの境目をさがす人なのか。
ES細胞とがん細胞の話がおもしろかった。
巻頭の口絵にカルパッチョの「コルティジャーネ」が出てきて、おやっと思った。トリプトファンを愛する分子生物学者は、須賀敦子の熱心な読み手でもあった。

・0.1㎜の2点しか認識できない。
・ソルビン酸・・・リスクは小声でしか
・マップヘイター:細胞、マップラバー
・がん細胞:空気が読めない。停止命令が聞こえない
・生命を生命たらしめる生気 魂...






