- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062880091
感想・レビュー・書評
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80年代~ゼロ年代にかけての日本思想史が書かれており、純粋に読み物として楽しめる上、歴史資料としても機能するだろう。
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80年代以降の日本における思想の変遷を、各年代で活躍した人々とともに概観。個々の思想を把握するのにはあまりに簡略化しすぎているとは思うが(本の形態の関係もあるし)、流れを知るのにはいいのでは。ニッポンの思想の特色として、思想そのものの内容よりもそのパフォーマンスに重きが置かれている、という指摘に納得。
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80年代~00年代の批評の流れを交通整理。
90年代、00年代を歴史化する評論は、近年けっこうあるが、本書は中でも分かりやすく整理されていて、勉強になった。 -
思想に通じていない僕には全くわからなかったけれど、示唆に富むものがあった。
常に思想というものは振り子のようなもの。
これが非常に興味深い話だった。 -
あんま良さが分からず。ニューアカをくぐり抜けてきた世代の方々には受けが良さそう。
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2009年113冊目
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2009/12/17
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時代感覚と主客の距離感が絶妙。
思想家をマンガのキャラのように要所に配置し、思想ファンへの配慮も事欠かない。
続編『未知との遭遇』にも期待。 -
クラインの壺、物語、制度、不完全性定理、相対主義、…80年台以降ほとんどの思想は、このようなある種の閉塞(すべて同一?あるいは別物?)を見出し、それを克服しようとする試みに見える。その方法は逃走だの表層批評だの命がけの飛躍だのいろいろいわれるが、具体的にどうするのかがわからない。
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目新しさはないし、さらっと流した感じ。ただ頭の悪い僕は、思考を整理するためにはこういうのが必要。