- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062880374
作品紹介・あらすじ
早大監督との訣別、在日としての葛藤、ガン闘病、復活のサブスリー。長距離界のカリスマが初めて明かす衝撃の書。
感想・レビュー・書評
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金さんの出てるテレビとかよく見てたので興味が沸いて読んでみた。
大病を患ったことは知っていたが若い頃がそんなにすごい選手だったとは知らなかった。
ただ、内容は少し自慢話っぽいのが多すぎて少しがっかり。
もう少しランニングの事を詳しく書いてるのかと思ってたので。 -
マラソンの知識を得ようと思った人で、この著者の著作を読んでいない人ってどれだけいるんだろう。そう思うほど「ランニング」コーナーの常連著者だ。
そういったトレーニング本と違い、本作は自伝の位置づけ。箱根駅伝走者だったのは知っていたけど、監督との確執やリクルート時代なんてのは初見で、まさにランニング界の激動を体感した一人なんだなぁと。面白かったです。 -
「箱根駅伝ことば学」の筆者が、この本を大絶賛していたので読んでみた。
金さんといえば。。
マラソンの練習を始めた私に、ランナーさんが勧めてくれた本の著者であり、マラソンや登山を知るのに、ランナーさんが勧めてくれた、たかぎなおこさんの本にもよう登場する人。
そんな前提知識しかなかってのだが。。
紆余曲折あって、今の地位にいるんですね。
あくまでも前向きに前進を続ける筆者の人生に驚きました。
『走ることは単純に見えて複雑です。走っているときは、それこそ、身体全体で森羅万象すべてのものを深く感じているのです。』
『走るということは一歩一歩です。』
『走るということは、そんな人間の根源的な生きるという欲求を満たし、深い喜びを得られる行為なのです。』
そんな走るという言葉の意味が書かれていましたが、遅いけど、走り始めた今の自分には、少し理解できる。
走るなんて苦しいだけ!自分はやれない!と、思っていた時とは感覚が変わった。
走ってるときは、自分との戦いで、自分しか頼れる人はいない。
すごい孤独なんだけど、楽しい。
明日も走りたいなー。。
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160416 中央図書館
自身のランナー、コーチ、クラブチーム、市民ランナー指導者としての半生、ガン体験などの自伝形式だが、優れたエッセーとしても読める。 -
三葛館新書 782.3||KI
マラソンのカリスマコーチである金哲彦さんの自伝。
在日として生まれて、幼少のころから走ることに目覚め、長距離選手として走ってきた中での大切な師や仲間との出会いと別れ、オリンピックという夢を抱いて懸命に頑張ったが夢破れてしまったことやガンの発病など、さまざまな試練や苦難を乗り越えてきた著者の姿から、いつどんな時もまっすぐ生きる姿やすさまじい精神力を感じられます。
さまざまな葛藤を乗り越え、改めて走る意味を見出した著者。走ることは気力や本能を呼び戻し、生きることに直結することといいます。みなさんも本書を読んで、走ってみることで楽しさや「生きている」実感を湧かせてみませんか。
(かき)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=58907 -
平成26年10月14日読了。最近、自らのランニングの教本として手に取る書物の著者が、一様に「金哲彦」なる人物だったので、その為人を知りたいと思い手に取る。箱根のエースにして、名門リクルートのクラブを立ち上げた張本人と知り、その説得力あるランニングメソッドの源泉に納得した次第。
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著者の生立ちの半生記。前知識は皆無。早稲田で箱根駅伝を走り、リクルートで選手として陸上部を立ち上げ、同時に在日韓国人としてのアイデンティティを送れて確立して行く。韓国籍になって、オリンピックを目指すもソウルオリンピックに遅れて立ち上がった韓国マラソンレベルに追いつけず落選。リクルートのコーチそして解説者として脂がのって来た頃にガンになった。そこから回復して今に至る。
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H25.10.1