句会入門 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.33
  • (0)
  • (6)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 36
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880749

作品紹介・あらすじ

投句、選句、披講から点盛り、講評まで、人気主宰の実際の句会をつぶさに再現。題材を問わない「持ち寄り」、想像力を働かせる「題詠」、五感を総動員する「吟行」。それぞれの条件で詠まれた句を俎上に載せ、楽しくも真摯なやりとりが繰り広げられる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 句会の楽しみ+玄人視点での添削が見れてよい。長谷川さんがいらんと言ってる部分は確かにいらん。
    途中から、哲也頑張れ!って応援してた(笑)

  • 句会がどういうものかが、実際の句会の内容でいきいきと描かれている。各回の隙間に著者の句会についての考え方が書かれており納得しやすかった。
    俳句始めたばかりの私が得られたポイントは、
    ・句会の良さとして、与えられた題と時間で作るということがある。自分で選んだ材料で時間をかけて作る場合と違う効果がある
    ・仲間同士の選の数に意味はないから気にしてはいけない
    ・吟行で写真をとるのはだめ。見る、感じることが大事。

  • 春、夏、秋、冬、新年のそれぞれの句に対するコメントなどを読んでいると、まるで句会に参加しているような気分になれます。ただ、コツとしては、まず、入選とか特選のところを隠して、自分で味わった上で自分なりの感想などを持ってから読み進めると何倍も楽しめます。(コアラ)

  • 実際の句会を追体験しながら、句会とはどういうものかを学べる入門書。これを読んでいると、句会に参加したくなってきた。
    わかるように詠むということ、「ただごと」はダメ、説明しすぎないようにするなど、良い俳句を詠むためのポイントについてもいろいろ示唆があった。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

長谷川櫂
一九五四年(昭和二十九年)生まれ。俳人。「読売新聞」に詩歌コラム「四季」を連載中。朝日俳壇選者、俳句結社「古志」前主宰、インターネット歳時記「きごさい」代表、「ネット投句」「うたたね歌仙」主宰。著書に、句集『虚空』(読売文学賞)、『震災歌集 震災句集』、『沖縄』、『九月』、『太陽の門』のほか、『俳句の宇宙』(サントリー学芸賞)、『古池に蛙は飛びこんだか』、『俳句の誕生』などの俳論、『俳句的生活』、『俳句と人間』などのエッセイ、『和の思想』、『文学部で読む日本国憲法』などの日本文化論がある。

「2023年 『四季のうた 雨ニモマケズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長谷川櫂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×