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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
政治哲学を巡る23の論点と、それにまつわる学説を延々と並べただけの、いわば「学説のカタログ集」。 学説をつまみ食いするだけならば、用に供するだろうが、とてもまともに読めたものではない。
政治哲学の入門書としては底が浅いし、著者の政治的思想から偏った説明が目につく。
ただ、「政治哲学の学説カタログ集」として用いるならば、星3つ。 腰を据えてキムリッカの入門書を読むか、あるいは、退屈なことを我慢して「アクセス政治哲学」を読んだ方がはるかに有益。
政治哲学って言葉は、サンデル以降、急に世の中に普及しましたね。政治哲学って何?ていう状態で読むと、なるほどこれが政治哲学って感じになる一冊。
日頃、政治経済等の情報に対して関心を持って見ていると、折につけ「政治哲学」なる用語に出くわすことがあります。もちろん常識的なレベルで「政治」も「哲学」もその意味するところを想像することは難しくありません。またここから派生して「政治哲学」の意味も連想できます。しかししかし、やはり何故「政治哲学」なのでしょうか?今一度もう少し深く把握したくなって、本を漁っているうちにこの本の単刀直入なタイトルに引き... 続きを読む »
政治哲学が問題となる事例を23挙げて、それぞれに対して最新の人物とその主張をまとめた良書。
23の事例を5章に分けており、
1.自由をめぐる論争
2.民主主義をめぐる論争
3.差異と平等をめぐる論争
4.共同体をめぐる論争
5.対立をめぐる論争
それぞれの章の中で23ポイントにわかれるわけだが、関連性があるので読みやすい。その意味では読み物としても、哲学的な思考を学ぶ意味でもよいと思う。
哲学史などや、それぞれの論を学んでも、現代の問題に行かすと言うことがなかなかできないので、その意味ではとっかかりのための良書だと思う。
僕みたいな素人は、原著ばかり読んでいると世界観が読めなくなる。俯瞰できるテキストをときどき読んでおかないといけない。
本書は、グローバリズム、正義、民主主義といった僕らが自然、当然のように使っている言葉を平易に「世界観」の中で広げた本である。大変ありがたい。政治に哲学のない時代だからこそ、こういう本を読んでおきたい。
入門書として概念を逐一解説していくというよりも、大雑把に説明していきあとは原書に任せる感じ。イマイチ分かりづらいところが多いが、政治哲学系の本がいろいろ紹介されてて参考になる、かな。
サンデルの『これからの「正義」の話をしよう』にはじまる、最近の「正義」ブームはカテゴリーで言うなら「政治哲学」という分野に入る。
この本は、そんな政治哲学をサンデルの本よりももうすこし網羅的且つコンパクトにまとめた一冊。
グローバル化に伴う定住外国人の問題については世界的に人材が流動する中で、ますます重要な問題になってきている。移民の中にはあえて帰化を望まず、選挙権を持たないような人たちが増えている。
グローバリゼーションにタイ知るヘルドの5つの課題。
1.超領域的な重複型権力ネットワークが発生し、主権国家を中心とする原理に圧力と緊張が高まっている
政治哲学はなんどやっても苦手感がぬぐえない。
地頭ェ…。
ものすごーくわかりやすーい入門書。
細かく見出しで分類してあるから、事典的な使い方もできそう。
広く浅く政治哲学の話題を取り扱っている。
自分の政治哲学本の入り口はサンデルの「これからの正義の話をしよう」だったが、本書はあそこまでの巧みな例の設定はなかった。
しかし、色々なテーマを扱い、かつそれぞれの記述量が大きくならないように気を遣えばそれも仕方ないこと。
それでもそれぞれの思想のエッセンスは掴めるので問題はない。
著者が「はじめての政治哲学の教科書」と言ったとおり、自由や正義、平等、差異、幸福など政治哲学・政治思想に関するトピックを、思想家の主張を挙げつつ概説したもの。
分かりやすく書かれているのが特徴で、政治哲学入門・政治思想入門として適当な書物である。だが、各トピックで、問題の核心部分の入口に入る前に次のトピックに進んでしまっているなというもどかしさが残る。アマチュア以上の方々には、若干の総スカンを食らったという感が否めないだろう。もう少し各トピックスについて突っ込んだ議論を照会しても良かったとは思う。しかしながら、実は各トピックスで取り上げられている問題はそれぞれ関連していて、根本問題の核心部分がそれぞれの各トピックスという違う形で現れているとも言える。
ベンサムとミルの功利主義から始まり、リベラリズム、コミュニタリアニズム、フェミニズム、ナショナリズム、テロリズムに至るまでを哲学的観点で捉えていく。
個の形成を語る上で外せないコミュニティの問題について、本書で「日本のコミュニティのあり方を論じるうえで、最も参考になる」本の一つとして『コミュニティを問いなおす』(ちくま新書)が挙げられている。興味がある方は合わせて読んでみてはいかがだろうか。
数々のテーマについてテンポよく説明してくれているので、ちょっとした時間に読むことが出来る。
「正しさ」とはいったいなんだろうか?
空いた時間、ハンバーガーをパクつきながらそんな考えにふけることが出来るなんて贅沢じゃないか。
帯にある「平易な入門書」という文句よりは
「平易な哲学辞典」といった方が個人的にはしっくりくる。
本書では、哲学に関する思想、立場、主義主張について
具体例を交えつつ、簡潔に解説を行っている。
最初から読まなくてもよく、気になる節を拾い読みしてもOK。
ただ、哲学の知識ゼロから本書を読むのは厳しいかもしれないが、
ハーバード白熱教室やサンデル氏の本を読んでみたけど、
いまひとつ分からないところがある人にはお勧め。
ブログで詳しくレビューしています。
http://ameblo.jp/azure-dolphin/entry-10772060100.html
政治哲学の論点が概観できた。ここ最近、「4 コミュニタリアニズム」「8 熟議民主主義」等ばかりに注目してたけど、23個のテーマの一つとして提示されたおかげで、相対化できた。「アナリティカル・マルキシズム」とか「ケアの倫理」とかもっと知りたい。参考文献のコメントも親切でありがたい。
わかってるようでわかってない範囲を網羅できた。
この類の入門書としてはかなり良い方。後ろの参考文献リストも豊富で指針になるだろう。

ミル「ある種の快楽はほかの快楽よりもいっそう望ましく、いっそう価値があるという事実を認めても、功利の原理とは少しも衝突しない」この考えに基づくと、人間の個性に配慮しつつ、功利主義のメリットを生かすこと...






