- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062881036
感想・レビュー・書評
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読んでも得られるものはなかったかな…
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本書の構成は大きく3つから成り立つ。「情報の集約」「アイデア発想」「アウトプット」。
情報の集約については、一元化とタグ付について、アイデア発想は物事を見る視点の変え方、アウトプットは紙面に落とすのと口頭での伝達について。
マンダラートなど新しいテクニックについて学べたものの、筆者の体験から書かれたものなのか内容が浅い。
自分が仕事で同じような発想なりテクニックを使うイメージが湧かなかった。 -
とりあえず読んだ。
うーん、ハウツー本として参考にしたい点はあるけど、今の自分がこういう知識を求めていない……だけなのかも。もしかしたら今後こういう本を求めるようになるかもしれないけどね。その時を待ちたいと思います。 -
タイトルからはプレゼンテーションや説得、伝達スキルについての具体的な内容を期待しやすそう。
本書で役立ったのは、主に「手に入れたデータをどのように保管するか」「どのように引き出すか」についての記述。
SNSやクラウドについて詳しくない自分にとって、その活用法は大いに参考になった。
思考法についての話題も多く、大学生なども参考にできるかもしれない。
「伝える」技術については、情報は要約されていてわかりやすいものの、少し物足りなく感じた。 -
素晴らしいアイディアを閃くことは、それなりに難しいことでトレーニングも必要だと思いますが、社会人をしている私にとって、あるテーマについてアイディアを思いついた場合、それを形にすることが要求されます。
まず形にすることがポイントで、それができれば多くの人に助言をもらったり、自分で改良することができるのですが、最初の第一歩は何らかのヒントがあればなと思っていました。
今まで感覚的に理解していた、目的・目標及び、問題点・課題、戦略・戦術の定義の仕方(p115)は、私にとっては今までの霧を晴らしてくれるような分かり易い表現でした。
また、最後に書かれていた「消費者は今後は生産消費者へ変わっていくことになり、所有するという概念から、創造・発信へ価値がシフトする(p204)」というポイントは、これからの生活の指針に役立つと思いました。
以下は気になったポイントです。
・すでにテーマが決められている場合のフィールドワークでは、「仮説発見」と「仮説検証」が目的になる(p29)
・仮説発見のプロセスでは、何の情報も得ずにターゲットを純粋に観察して自分なりの仮説を立てることが重要、事前調査で調べすぎてしまうと、他人の仮説や理論の検証で終わってしまうので注意する(p31)
・インタビュー中は、なるべく会話に集中するが、キーワードは確実にメモをしておく、同時に、キーワード同士の関係は意識しておく、メモは事実を書きとめるだけでなく、疑問や仮説をつくる作業である(p39)
・現場の細かい具体的情報を括って名付けることで、情報レベルが一段上がる(情報のメタ化)、この作業によって情報は徐々に概念化される(p42)
・グーグルの投資基準は、70%はコアビジネス、20%は関連する分野、10%はまったく異なる分野である、この割合で自分の業務以外に、ある程度のバッファーを持ち、いろいろな情報を掛け算する余力を持つ(p46)
・フィールドワーカが現場に出かけるときの三種の神器は、1)スマートフォン、2)デジタル一眼カメラ、3)モレスキンのノート(p48)
・目次を読むことは読書の基本中の基本、目次には著者の意図が明確に反映されるので、目次から本の要点をつかむことは情報収集の有効な読み方、目次がしっかりしている本は、著者が書こうとしている全体像を把握している(p56)
・連想検索のサイトである「Webcast Plus」のデータベースとリンクさせて、多角的に本とその内容を検討できる「Imagine Books Search」というブックナビゲーション(類書検索システム)も有効(p60)
・ブグログは本の評価、コメントも追加できて便利、さらに本の表紙がスキャンされるので、ウェブ上に自分の本棚が再現できる(p63)
・TEDがお奨めなのは、プレゼーテンション・パフォーマンスの素晴らしさである、世界最高峰のプレゼン・データベース(p66)
・Evernoteは、あらゆる情報を集約できる「第2の脳」として設計されたサービス、タグとタイムラインで管理を行う、アップする際にタブを分野やテーマごとに設定する(p89)
・プロダクトの、要素・構造・機能は、三位一体であり、3つのうちどれかを変更するとプロダクトの全容が変わる(p96)
・目的は、企画意図を言葉で描く、目標は達成したいレベルを数値で示す(p115)
・問題は「xxできない」「xxが不足」といった具合に言葉にマイナス要因が入る一方で、課題は「xxの向上」「xxの修正」とプラスの言葉が入る(p115)
・戦術は、戦略(目的を達成するための考え方)に則って、具体的にどのようなことを行って目標に近づけるのかを整理したもの(p115)
・文章はだらだら書くのではなく、ワンセンテンスが句読点まで完全にイメージできたらキーボードをたたくべき、これがスムーズに書き進めるコツ(p136)
・ブログでお奨めする内容は、日記というより、本や映画の評論を書くこと、何かを評論する方がコンテンツは尽きないし、一定の修行になる(p154)
・論文作成は料理と同じ、食べてもらう人はターゲット、材料の分量はアウトプットの量、料理の手順は企画作りの手順、数字を書くのは、統計データの正確さ、挿絵や写真は理解を促進させるもの、おいしさのコツは、最終イメージを持つこと(p175)
・プレゼンテーションの3要素は、目的・ターゲット・制限時間である(p188)
・緊張を緩和するテクニックとして、1)事前に発表リハーサル、2)スライドでポイントになる情報を目立たせておく(保険を入れる)、3)相手を一人(よく頷いてくれる人)に絞って話す、である(p194)
・消費者は今後は生産消費者へ変わっていくことになり、所有するという概念から、創造・発信へ価値がシフトする(p204)
2011年8月28日作成 -
インプットからアウトプットまで、アイデアを形にするための方法をまとめた本。
この本は何で読もうと思ったのかきっかけは忘れてしまったんだけど、同じ時期に同じような本がひっかかるようでそういえばアイデアを出すためのフレームワークとか、プレゼンの本を最近まとめて読んでた。
何だかそういうのが気になった時期だったんだね。。
ということで他の本と比べてみると、とても総花的という感想。インプットのための情報収集の方法からそれをアウトプットするための考えをまとめる方法からそれを企画書にまとめたりプレゼンしたりというノウハウまで。
で、この本200ページちょっとしかないの。なので各ページとっても薄い。
まあ、確かにアイデアを形にするにはインプットもアウトプットも必要だけどこれだけ最初から最後までの工程を満遍なく入れたいならこのタイトルはないんちゃうーという気がする。
あと、学者さんは学者っぽい、コンサルタントはコンサルタントっぽい、リーマン経験者はリーマンっぽい文体って、本って著者のバックグラウンドが色濃く反映されるなーと思うんだけど、この著者の方はエンターテイメント業界のマーケティングをされてる方だとか。
なんだかそんな感じが全くしなくて、学者ーって感じ。。
この本の企画書ということで例が出ていて、この本のターゲットは暦が浅い社会人、サブターゲットとして大学、大学院生って書いてたんだけど、いや、むしろ逆でしょ、これって大学生が読みそうって思ってしまったわ。
取り入れようと思った3つ
・文体をそろえるということで文字ポイントを2種類しか使わない
・スライドに保険をかける(真っ白になっても大丈夫なようにポイントは太字で)
・企画書の構成にコンテンジェンシープランを入れる
アイデアの出し方という意味ではあんまりぴんとくるポイントがなかったな。どちらかというとアウトプットの方法が例を用いつつ力を入れて書いたって感じがしました
個々のノウハウっていうより全体をさらっとまず知りたいって人にはいいのかも。 -
新たな発見はあまりなかった。大学生または新入社員向けか。まじめに論文を書いてこなかった人、プレゼン初心者には是非読んでほしい。
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アイデアの出し方から、それを企画書に落とし込んでプレゼンするまでの著者なりのやり方を、紹介するHow to本のような感じ。
自分のやり方もあるのでいいとこは吸収かな。
以下、印象に残ったセンテンス。
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参与観察。
当事者性(ターゲット当事者にインタビュー、身内リサーチ含む)
⇨関係拡大、仮説出し。
カテゴリーネーミング
コネクティング
5W1H
現場を体感して情報循環の触媒となる。
1次情報と2次情報を結びつけていく。
情報をタグとタイムラインで整理。
アイデアの溢れ出る仕組み:「循環性」「多様性」「関係性」
「要素・構造・機能」の連動
アイデア発想を刺激する揺さぶり
・意図的欠落
・類化性能
・目的変更
・BTTF(過去を見つめ直す)
・仮説推論
「アウトプットへの準備」