- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062881081
感想・レビュー・書評
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まさに現代の中国をよく表している言葉をたくさん紹介してくれている。ネットに関することとかね~
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「八〇後」「蟻族」「富二代」などのキーワードを基に、現代の中国の内情を解説していく一冊。
著しい経済成長とは裏腹に、さらに悪化する貧富格差。
日本国内の市場が成熟しつつあることから、中国は今後の有望な市場とみなされ、日本企業の進出が著しい。
しかし、本書で列挙されているように、現在の中国は実に多くの問題点を抱えている。
この「無秩序」とも言える異常な経済成長の中で、あと何年均衡を保っていられるのだろうか。
さらっと読める割に、いろいろ考えさせられる一冊だったと思う。
ただし、変化が激しい中国だけに、本書の内容は今年限定かもしれない。 -
今の中国をキーワードで解析してゆく面白い趣向の中国本だ。月光族をはじめよく耳にする単語もたくさん。中国に居ても耳にしていることことは、流行っているってことだ。キーワードにはその時代の特性を表す一面もある。裸婚は不動産価格高騰で家が買えずに結婚してしまうこと。日本人は結婚前に家を買わなくてはならない風習はない訳で、文化に差を感じる単語だ。ネチズンによる面白い単語はさすが。「給力」は自分も使うくらいだし。でも日本語にすると意味が分からない。
いずれにしても、文化を理解するにあたって、単語からのアプローチは面白いと思う。 -
中国の新語をまとめた一冊。これで中国のことがよくわかるというわけではないけど、中国の文化や流行、人々の暮らしぶりの一端が垣間見える一冊です。
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もう少しの掘り下げを期待したいところですが、似たような本がある中、あたしとては、本書で初めて知った語彙が意外とあり、楽しめました。