僕がメディアで伝えたいこと (講談社現代新書)

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著者 : 堀潤
  • 講談社 (2013年9月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882231

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僕がメディアで伝えたいこと (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • ジャーナリストの堀潤さんの現在までの歩み。
    事なかれ主義の横行している日本にあっても志を強く持ち、大企業に対しても自分の意見をはっきり言える。
    NHKにずっといれば将来は安泰だっただろうに。
    今、自分のいる場所から飛び出して、社会のために挑戦するなんて並大抵の大義ではできないだろう。
    私はこういう不器用な人をずっと応援していきたいと思った。
    現代日本にはなかなかいない気骨のジャーナリスト。
    注目していきたい。

  • 元NHKアナの堀潤による自伝。

    NHK時代にTwitterを使い、それによって苦悩したことがよくわかった。
    今はフリーになったのでのびのびやってほしいと心から思った。

  • これもかなり面白かったです。

    東日本大震災をきっかけでツイッターで呼びかけたり、
    上司にひどい言葉を浴びせられたりして
    辛いことがありましたよね。

    とても読みやすかったです。
    勉強になります。

  • オープンな情報。となると、やはりインターネットしかないのか?

  • うむ。

    でも、中にいるからこそ変えられるものがあると思う。

  • 3・11の震災後、NHKを退職した元アナウンサー堀潤氏。
    そこに至った経緯や、これからの民主主義でメディアのあるべき姿などについて書かれています。

  • NHKを辞めた堀潤さんの自伝的話

  • 学生のうちに読めてよかった
    就活・NHKに入社してから・退社の流れという、堀潤さんの半生に絡めてメディアのあり方について書いた一冊。
    日本の企業の保守的な姿勢を感じさせられる。

  • うちでは「どこにでも行くホリジュン」と呼んでいた筆者。
    見かけないなぁ、と思っていたら退職していた。
    入局から退職に至る経緯がよくわかった。

    読みながら思い出していたのは筒井康隆の「エディプスの恋人」。
    全知全能の神(のようなもの)が出てくる。
    筆者がなりたいのは、その全知全能の神の使者?
    そんな風に感じた。

    筆者の言う「パブリック・アクセス」=市民が直面する問題を自ら発信する=をただの愚痴や不満の垂れ流しとどう差別化するんだろう。
    愚痴や不満の垂れ流しも困るが、誤解や悪意のある捻じ曲げにはどう対処するんだろう。
    普遍的な問題に「格上げ」し担保するのは誰なんだろう。
    危うい感じがする~

  • NHKに就職したい学生、アナウンサー志望の学生にオススメ。NHKの内部、堀さんの就活からNHKで働くまでの過程が参考なるかな

  • NHKアナウンサーの堀潤さんの書籍。報道というメディアについて、NHKでどのように記者として制作として、アナウンサーとして経験してきたのか、今後彼が目指すメディアへの取り組みについて書かれている。とても興味深い内容でした。

  • 堀 潤さんの行動力はすごい。メディアの裏側を知れてよかった。一人のアナウンサーが、大手組織の改善に挑む過程の試行錯誤が説明されている。

  • 筆者のジャーナリズムに対する考えが強く訴えられた本。読んでいてとても刺激になった。

  • NHKなんて入りたくても入れない人がたくさんいるのに、もったいないな。

  • 元NHKアナウンサー、堀氏自身のキャリアについて振り返りながらメディアをどうしたいか?想いの詰まった内容。
    マスコミの情報統制について働いていた人間だからこそ伝えることが出来たリアリティがここにある。
    ーーーー
    思う点
    オープンジャーナリズム化が今後進んで行く。発信者が立ち位置を表明し、受け手も積極的に情報が正しいかどうか考え、自分はどう考えるのか、そしてどう行動するのか?オープンジャーナリズムな世界では今まで以上に世間に感心を持ち、自分が何が出来るか能動的に動かなければと感じた。

  • 元NHKアナウンサー堀潤氏のジャーナリストとしての姿勢が良くも悪くも伝統を引きずるNHKと対決し、決別する実話。
    NHKが権力をむき出しにして1社員を辞めさせる最後の場面は、読んでいてぞっとした。
    もう少しうまくやれたら、NHKに残って、NHKを変えていくことができたのだろうが、恐らく限界だったのだろう。
    恐らく、辞めた後の方が自由にのびのびと自分の理想通りの活動ができているだろうから、それで良かったのかも知れない。
    今後も活躍して欲しい人です。

  • 最近お顔を見かけないなあ、と春先に思っていたのですが、退職された、と知ってびっくりしたのが初夏の頃。
    最近ではツイッターでその動向を見ていましたが、今までのことが書籍になったとのこと、ようやく読めました。

    NHKという半公共機関が
    だからできること、
    だからできないこと、
    とあって、その中で葛藤していた筆者が、とても熱くて、日本の未来に光明を見出した気持ちです。

    これからも注目していきたい、ジャーナリストの一人となりました。

  • NHK時代の実態や苦悩・経験がリアルに語られている。堀さんの情熱が伝わる一冊。

  • 24 ②

    非常に面白い。

    堀潤氏という人がどんな人なのか分かる。

    そしてとても魅力的な人だと思った。

    NHK在職中の話は、今までに取り組んできた番組、その制作過程の描出が分かりやすかった。

    NHKに入職し、アナウンサーとしての道をとても真剣に進み続けていたのに、何故退職せざるを得ない状況になったのか。

    一つ一つのエピソードが、NHKという組織を表していると思う。堀氏が今やりたいことと、NHKが長い歴史をかけ大事にしてきたことにはズレがあった。ベクトルが異なっていた。

    自分を含め会社に属する組織人は、組織に対する不満が少なからずあるはずだ。しかし会社の中では迎合しなければならないことが多いことも事実。その葛藤の中で組織の中で生きようとする者もいれば、彼のように自らの考える道を進み続ける者もいる。

    あなたは、自分の信念を貫いていますか。著者がそう、語りかけているようにも感じた。

  • ジャーナリスト堀潤、いち個人としてのエッセイ。国とは、企業とは、報道とは?また、「仕事をする」ことの定義について考えさせられました。NHKの良い面と悪い面が詳しくわかる一冊でした。

  • 堀さんの志と行動力に脱帽。
    アナウンサーって、ただ原稿読んでるだけじゃないんですね。
    もちろん人それぞれでしょうけど。
    今後、ニュースを含むテレビ番組を見るとき、今までと違った見方が出来そうです。

  • 一部の内容は、書いて大丈夫かという、こちらからの心配があります。そういう旧来のメディアの問題を引き出して書くことは、勇気が要ると思います。作者を尊敬します。

  • やはり政党から選挙の誘い多かったんだ

  • アナウンサーが記者のように現場を歩いて回る。それがいいのか悪いのかはさておき、今のニュースウォッチ9の基本を作ったのは堀氏だと思う。
    人に何かを伝えるとき、すべて取りこぼさずするのは難しく、報道ともなれば情報を取捨選択せざるを得ない。広報対応をしていて、マスコミから事前情報に基づいて作られたストーリーありきで話を進められることがある。ニュース価値を判断するのがマスコミといえども、全く人の話を聞かずに、ニュースをつくるのはどうなのか。とはいえ、報道を期待している広報としては、大筋から外れなければまぁいいかと思ってしまう…この本を読みながらジレンマを感じた。

  • この著者のことは、顔を見たことがある、という程度でした。
    読んでみて、すごく真摯にジャーナリズムを考えているひとやねんなと思いました。
    現場で何が起こっているのか、そのことを明かそうと突き詰めている姿に、感服します。
    NHKとの対立具合がすごい。正義感ってこういうことだ。

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僕がメディアで伝えたいこと (講談社現代新書)の作品紹介

NHKのアナウンサーの多くはあらかじめ決められた段取りに従い、リハーサルを何回もしてから本番に臨むというように、決まりきったことしかやらないし、台本に書かれていないことはまず話さない。

そのため、番組では生放送が発するようなハプニング感は感じられないし、中継番組もどこか漂白された感を否めない。

僕にとっては、それがおもしろくなかった。

(中略)

あるお祭りの中継で、実行委員会のAさんに話を聞くシーンでのこと。

彼は、途中までは台本を覚えていたのだろう。

ペラペラと話すことができたが、ある時点で言葉に詰まり、続くはずのコメントが出なくなってしまった。

通常、NHKのアナウンサーならこんな時、「つまり、○○ということですよね?」などと言って必死に取り繕おうとする。

結果、その場には微妙な空気が漂う。

その気まずい雰囲気は、テレビの前のみなさんにも伝わってしまうものだ。

だからその時、僕はこうフォローした。

「Aさん、台本を一緒に読みましょうか。リハーサルしていても、生放送はやっぱり緊張しますよね」

とにかく楽しい放送をしたかった。

嘘をつき、取り繕い、いいように見せかける放送ではなく、正直な放送をしたかった。

だからこそ、こんなふうにテレビの裏側を「ド正直」に流す手法を僕は心がけてきた。(「第1章」より)

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いじめを受けていた小学校時代のあだ名は、「なんでやねん君」。

バイオリンを習わされていた著者は半ズボンを履き、襟付きのシャツを着ていた大人しい「お坊ちゃん」でしかなかった。

就職活動では民放の入社試験に落ちまくり、なんとか入れたNHK時代、街中では「嘘つき」と怒鳴られ、社内では「給料泥棒」呼ばわりされたことがあった。

会議では「黙って原稿を読めばいい」「打ち合わせにないことはやるな」と叱責されたこともあった。

それでもくじけず、あきらめなかった理由とは何か。

元NHKアナウンサー、堀潤の発想と行動の「原点」――。

僕がメディアで伝えたいこと (講談社現代新書)のKindle版

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