20代のための「キャリア」と「仕事」入門 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882354

作品紹介・あらすじ

【就活と転職 45の悩みと疑問に 本音で答えます】


これから就職活動を始めようとしているみなさん。 まさに今、就活中のみなさん。

そして、就職が内定してこれから働き始めようとしていたり、

すでに会社に入社して少し時間が経ったみなさん。

この本では若いみなさんの働くことに関する疑問や悩みごとについて、

ひとつひとつお答えする一問一答形式をとっています。

答え方としては、私が就職活動の時や、

社会に出たばかりの時に知っておけばよかったと思ったことをお伝えしています。

何も知らずみんなが応募するような企業にエントリーし続ける前に、

知っておくべき「世の中の常識」はたくさんあります。

ぜひ「こんな考え方もあるのか」と思って読んでください。(「はじめに」より抜粋)

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【就活前から入社するまでに知っておくべきこと】

就活のためにやっておくべきこととは?

学歴は就活や仕事に関係する?

今後盛り上がりそうな業界はどこ?

生涯賃金はいくらぐらい?

TOEICは何点ぐらい必要?

どんなスキルを身につけておけば社会で役立つ?

将来、ツブシの利く業界・業種って何?


【入社前後に知っておくべきこと】

仕事で成功するためのコツは?

将来、出世しやすい部署ってどこ?

ロジカルシンキングって本当に役立つ?

就職後、MBAを取ることの意味って?

今の部署からどうしても異動したい時は?

大学の同期より自分の方が年収が低いのはなぜ?


【転職前に知っておくべきこと】

「天職」って本当にあるの?

転職は何歳まで可能?

会社を円満退職するコツは?

転職のし過ぎは中途採用で不利になる?

採用面接で最もやってはいけないこととは?

面接で「頭よさそう」と思わせるコツは?

感想・レビュー・書評

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  • 就活生向け本。働くって何、というざっくりした質問に向けて答えていく

    ●感想
     私は正社員として働き始めて3年を超え、初めて意識的にジョブを変えるために動き始めている。ざっくりキャリアについて学び直したほうがいいかな、と思い、新卒時代に買って積読していた本書を手に取った。結果、就活生向けの本だった。
     キャリアに関する45の質問に対して、著者が答えていく、という形式の本。この質問の大半が茫漠でおもしろくない。例えば、「エリートになるにはどうしたらいいですか」「仕事で成功するためのコツは?」「転職は何歳まで可能ですか」といった質問が並ぶ。こんな一般的な問いに対して回答して本に構成した著者はすごいが、一般論しか回答として並ばないので、読んでいて気づきがない。自分のキャリアに対して良いイシューを作ることができない、就活生向けの本と感じた。
     読んで改めて気づいたのは、キャリアは個人的な問題である、ということだ。一般論を読むよりも、自分という人間の価値観や成果と向き合い、自分の置かれた環境で、何ができるのか、何をしたいのかを、考えていくのが大切である。自分の気持ちや価値観や経験を無視して、社会通念で自分のキャリアを選んだって、仕事が面白くなるわけがない。自分の頭で考え、自分から学び、世間にはないユニークなポジションを志向していきたい。

  • 若者(2014年時点で30歳まで)の人は読んでおくと良いね。それ以上の人はtoo late。

  • 就職する前に、社会のアレコレの常識を知ることができてよかった。
    仕事は勿論大事だか、仕事が全てではないということも改めて感じた。
    仕事人間にならないよう、たった一度の人生をしっかり謳歌したいと思う。

  • 転職の考え方・就職までの考え方を知ることが出来た。自分には関係ないよなという先のことまで書いてあったが、よくよく読んでいくと関係なくないよな…と気付かされる。
    将来の事なんてまだ何も分からないからこそ、色んなことを考えて準備しないといけない。

  • 就活が終わってから読んだけれど、この本が1番必要なのは就活中か転職するか悩んでいる時。キャリアに悩んでいる人に!

  • 若いうちに失敗をして、耐性をつけておくこととか、集中して働けるときは意外と短いと書いてあり、頑張れるときに頑張りたいと思った。就活でも、給料だけじゃなくて、自分のしたいことができるかとか、成長できるかとか周りの人がどんな人とかも大事だと考えてやることも大切だと思った。自分の器を大きくするためにも海外にもなるべく早く行きたいなと思った。

  • 自分で仕事を作れるか

  • タイトル通りの本。20代の人が読む内容。当たり前のこともあり、一般論もあり、正論が多い。そういう意味では成功本、自己啓発本とは対極を成すように思える。小市民のための本か。

  • 東2法経図・6F開架:B1/2/2235/K

  • 多くの転職から得た知見や、企業再生や経営コンサルとして見てきた多くの優秀な社員や経営者を見てきて感じたことをもとに、学生や新社会人に向けて、社会人の現実を開設した良書。

    著者の経験に基づいているうえに、論理的で明快な文章で綴られているので非常に読みやすい。厳しい現実もあまり誤魔化さずに言及しているが、悲観論に走りすぎることもなく好感が持てる。

    内容やアドバイスの多くは、ここ一年で読んだ就活本や就活を通して考えたことと被ることが多いうえに、結局は個別の事例によるもので、最終的にはその都度考えるしかない問題も多く含まれていたので、さほど重大な発見はなかった。
    ただ、社会人になったら悩みそうな問題、例えば転職の際の作法やMBAの価値などについては目新しかったが、それはまた社会人になったら読めばよいだろう。

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著者プロフィール

塩野 誠(シオノ マコト)
株式会社経営共創基盤(IGPI)共同経営者 マネージングディレクター
IGPIテクノロジー取締役。JBIC IG Partners(国際協力銀行とIGPIの合弁会社)代表取締役CIO(投資責任者)。JB Nordic Ventures取締役。ビービット社外取締役。内閣府デジタル市場競争会議WG委員、産業構造審議会グリーンイノベーションプロジェクト部会エネルギー構造転換分野WG委員も務める。慶應義塾大学法学部卒、ワシントン大学ロースクール法学修士。国内外において企業や政府機関に対し戦略立案・実行のコンサルティング、M&Aアドバイザリー業務を行い、企業投資に関しても15年以上の経験を持つ。主な著書に『世界で活躍する人は、どんな戦略思考をしているのか?』(KADOKAWA、2015年)、『デジタルテクノロジーと国際政治の力学』(ニューズピックス、2020年)がある。


「2021年 『事業担当者のための逆引きビジネス法務ハンドブック 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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