「若作りうつ」社会 (講談社現代新書)

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著者 : 熊代亨
  • 講談社 (2014年2月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882491

「若作りうつ」社会 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • いくつになっても、シミしわ白髪もなく
    完璧なプロポーションを保つ女性たち・・・
    そんな女性たちがもてはやされる様になった頃から
    昔のアイドルがTVに出ると
    すぐに劣化だなんだと騒ぐ輩が出現するようになった。
    それは劣化じゃなくて、単なる老化だ。
    そして老化は罪でもなんでもない極々当たり前のことで、
    齢を重ねているのに
    つるんつるんの顔をしている方がよっぽど怖いじゃないかと常々思っていた。

    著者はそんな今の日本の若作り社会について
    分析を試みる。
    齢のとり方がわからくなってしまった我々は
    一体どうやって無理な若作りすることなく老いさらばえていけばいいのだろうか。。。
    その見本となれるような老人に
    なれる自信は毛頭なく、
    かといって、美魔女なんて言葉には全く無縁の私は
    著者の言う『誰からも好かれなくてはいけない』『大人になってもかわいいことが大事』という呪縛からのがれ
    まずは普通に生きていれば普通に老いるということを
    ちゃんと受け止めて生きようと思うのでした。

  • 地域社会の崩壊によって、地域における年寄りの役割が不要になり、尊敬されるどころか厄介者として扱われるような時代になったという説明が興味深かった。
    年を取った時、自分は社会に、また自分の人生に何を残せるのだろうと考えさせられた。

  • うまく歳を重ねることが出来なくなった日本人。
    主に精神の問題だが、肉体的にも栄養の面から考えて現代人の方が若くなったのではなかろうか。

  • 中高年になって身体の老いに心が受け入れられず、うつになる。大人になれない若者と同じくらい、問題視されてもいいですよね。「かわいい」至上主義の世の中に疑問を感じています。

    身近な年長者、年少者との交流が処方箋とありましたが、やはりそこに帰結するのですね。それが出来ないから困っている方は、どうしたら良いのでしょうか。
    年上の生きるお手本に頼るのは楽です。しかし、私達がその年になった時と環境は異なります。こんなはずじゃなかった、とギャップに苦しむのでは。同世代との交流で刺激を貰うのが良いのではと思いますが。

  • 「若作りうつ」という題名にまず魅かれた。
    年をとることの価値観の世代間の差が著者の興味深い視点で説明されていた。
    皆に愛されるか否か、モテるか否かを問われた世代による社会でどう社会適応するかが求められているとあり、共感できる部分あり。
    エリクソンのライフサイクル論はとてもわかりやすい。
    世代間の相互影響についてを意識しながら、いろんな世代との学び合いを心掛けたい。

  •  精神科医が語るいつまでも若くありたい社会の問題点。

     社会コミュニティの変化が成熟と老いとの接点を奪い、うまく年をとっていくことが難しくなった。サブカル部分については何だかこじつけっぽく感じたが、大部分において作者の理論には同感。
     この意識を持つと持たないとでは大きく違うと思う。

  • 新しいことは特に書いてないです。
    老いを受け入れよう、という話。

  • 上手く歳を取るのが難しい世の中だというのは自分の感覚ととてもよく一致している。処方箋はあまり役に立ちそうにないが。

  • 理想的な年のとり方なんてない。小さいときに刷り込まれた、かわいい愛される子がいいという価値観のまま、大人になり、年のとり方がわからず、若さにしがみつこうとする。
    オトコは渋い大人という席が用意されているけど、オンナには渋い大人なんていう席はない。年取ってもかわいいというのがほめ言葉だから。ネットの普及により年寄りの希少性が失われた。これからはもっとたくさんの年長者と知り合って、多種多様な生き方を参考にすべき。

  • 誰かのためではなく、自分自身のために頑張りたい気持ちがあればこそ、スキルアップやキャリアアップに夢中になれる。

  • 変化を求めるくせに、変わることを許さない社会。
    それが今のこの国。

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「若作りうつ」社会 (講談社現代新書)の作品紹介

年の取り方がわからない!――どこもかしこも若さ志向、加齢の手本となるべき年長者も見つからない社会で、我々はどのように年を重ねていくべきか。いま出版界で熱い注目を集めるオタク出身の精神科医が、「成熟消失」の時代を読み解く。

<目次>
序章 年の取り方がわからない
どこもかしこも若さ志向/終わりなき思春期 ほか

第一章 「若作りうつ」に陥った人々の肖像
若さにしがみつかせる強迫観念/自己中心的な結婚願望、その袋小路
不惑になっても自分探し/孤独死に恐れおののく現代人 ほか

第二章 誰も何も言わなくなった
昭和のお年寄り/「日本的成熟」のリセット
メディアは教えてくれない/“成熟の無重力空間” ほか

第三章 サブカルチャーと年の取り方
少年向けコミックの移り変わり/「父親なきアニメ」へ
「かわいい」の世代間伝達/「中二病」は僕らの宗教 ほか

第四章 現代居住環境と年の取り方
「誰にでも好かれる子ども」/パーソナリティの格差社会
社会的加齢のための刺激/自由な居住環境の副作用 ほか

第五章 二十一世紀のライフサイクル
乳児期「基本的信頼 vs. 不信」~ 老年期「統合性 vs. 絶望」
老いや死を前提とした人生の再設計 ほか

終章 どのように年を取るべきか
年の取り方のニューモデル/私達一人一人にできること ほか

「若作りうつ」社会 (講談社現代新書)はこんな本です

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