闘うための哲学書 (講談社現代新書)

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  • 講談社 (2014年11月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882903

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闘うための哲学書 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • 新書でまさかの400ページ(1,000円)!読み応えありました。哲学の古典をもとに、二人の哲学者が対論する本。結構激しい言い争いになっている箇所があったりして、それもまた面白い。
    22冊も取り上げれば、ちょっと知っている哲学者も初見の哲学者もいて、知っている人だと「こういう見方もできるのか」という驚きになり、初見だと「こういうことなのか」と勉強になる。
    特に、二人が哲学を日常に活かすことに心血を注いでいることが良かった。机に向ってコツコツとやる研究ももちろん大事だけれど、そこから何か実践につながるものがあると、読んでいて面白い。もしなかったとしても、それはそれで大事な研究ももちろんあるのは前提で。
    分厚い新書ではあるけれど、1冊あたり20ページ弱の計算なので、1冊あたりはさらりと読める。
    欲を言えば、冊数を半分に減らしてもよいので1冊あたりのページ数をもうちょっと増やしても良かったかも。もっと議論の量と密度を増やしたら、もっと面白いかも。

  • 哲学の有名どころに対して、理想主義と現実主義の二人の著者が議論していく本。この人の打ち立てた哲学はこうである、という説明に留まらず、こういう見方や課題がある、という事まで見せてくれるので、なかなか面白いアプローチに飽きる事なく読める。
    ただし、逆に実際の各哲学の論点が消化不良になり気味なので、後でゆっくり読み返したいと思う。

  • タイトルはうさんくさかったけど中身は良かった。
    露骨にバチバチ意見を食い違わせてて読み物としてもおもしろかったし、解釈の違いとかの勉強にもなった気がする。
    残念ながら読んだことのある本は一冊しか無かったので何を読むか決めるときの参考にもしたい。

  • 別に闘わなくてもいいのですが・・・
    理想論から過去の文献にアプローチし、解釈を求める小川さんと現実からアプローチする萱野さん。
    ロジックだけ見れば、どうしても現実主義に分があるような感じですが、人間の可能性への夢を語るような理想主義も捨てたもんではない。
    哲学とはかくあるべきといった面白い対談を読ませてもらいました。

  • 新書にしては、分厚い、エネルギッシュな本です。対談を通してだと、お二人の考え方がよりいっそう伝わってくるような気がする。中身でも書いてあるように、小川さんが理想主義者、萱野さんが現実主義者。わたしはどっちかというと小川さん寄りなのだけど、萱野さんの物事に対する姿勢は徹底しているような気がして、好感が持てた。
    ただ、哲学の入門書としては、どうなんやろ。わたしはこういう本をよく読んでいるつもりやけど、いっこうに「わかった」気がしない。ゆっくりわかってくる、そんなかんじも哲学を学ぶ醍醐味なのかなと思ってますが。

  • 市井の哲学徒の私にとっては、今更ながらではあるが、対談の二人のというか、主に萱野稔人氏の意見を読みたいがために買ったようなもの。
    紹介されている哲学書は、読んだものもあり、解説書を読んで済ませていたものもあり、改めて、課題図書は読まねばいかんなと思った(^_^;)
    この対談を読むと、どうも小川さんの理解が浅いような感じで、萱野さんに押されてるような場面が毎度あった。
    小川さんの著書は読んだことはないが、(入門書のようなものが多いので、元より読まずに済ませてきたのだが、)今後も読まないかもと思った次第。
    萱野さんの著書は、積読になってるが、読まねばならないと改めて思った(^_^;)いかんな、消化しないと。

  • 筆者らは「哲学」が年々学問の場から遠ざけられている事に対して意義を唱えようとしている。一つは学問や生き方に取って哲学は重要であるという事を認識してもらう事。そのためにこのような本を出版して啓蒙している。
    事実、この本を読むと哲学は人生を良く生きる為の武器になる学問である事がわかる。

  • プラトン、アリストテレス、デカルトから西田幾太郎、和辻哲郎まで22人の哲学者を取り上げ、考え方と代表作について解説対談をまとめた本。対談といっても取り上げた哲学者を素人に解説するノリなので読みやすかった。

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闘うための哲学書 (講談社現代新書)の作品紹介

古典とは、頭を鍛え、人間社会を学ぶ最強の教材だ!

哲学とは、ものごとの本質を言葉を使って探究する学問である。
だから哲学者とは「言葉の職人」である。
そのなかでも歴史に残る職人たちの仕事が、
いまの私たちでも読むことができる「古典」である。
哲学史を紐解くとは、こうした職人たちの仕事を追体験し、
それによって私たちの言葉に磨きをかけることにほかならない。

プラトン、アリストテレス、デカルト、ルソー、ヘーゲル、ウェーバー、
ハイデッガー、アーレント、サルトル、ストロース、ロールズ、
福澤諭吉、西田幾多郎……。

古今東西の古典をどう読むか。
1970年生まれの行動する哲学者ふたりが、
22冊の古典を前に、そのおもしろさ、奥深さを語り尽くす。
知的興奮必至の知の入門書。

闘うための哲学書 (講談社現代新書)はこんな本です

闘うための哲学書 (講談社現代新書)のKindle版

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