話すための英語力 (講談社現代新書)

  • 161人登録
  • 3.23評価
    • (1)
    • (9)
    • (18)
    • (2)
    • (1)
  • 10レビュー
著者 : 鳥飼玖美子
  • 講談社 (2017年2月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062884112

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エラ・フランシス...
佐々木 圭一
又吉 直樹
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

話すための英語力 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • 会話において言葉が伝える割合というのは1割にも満たないと言われます。

    英語を話すうえでも大事なのは言葉そのものよりも非言語の部分が本質なんだと思います。

    英語とどのように付き合い、どのように使っていくかを考えさせられる本です。


  • このタイトルで手に取る人は恐らく「英語がしゃべれるようになりたい」人だと思われるが、そういうニーズを満たせる本ではない。

    ただし、英語を話すということに関するちょっとしたウンチクだと思って読んでれば、へぇと思えるところはいくつかある。

    ---

    20
    日常的に使いながら第二言語としてなのか、意識的に学習する必要のある外国語としての英語なのかは、大きな違いです。

    21
    日本における英語が第二言語ではないと言うのは、植民地になったことがないと言う歴史を意味している

    136
    リスニング攻略には、同時通訳方式が効果的です。一つは「予測」(anticipation)、もう一つが「推測」(inference)です。

    160
    話したり書いたりするのに必要な発信のために使える「能動的な語彙」(active vocabulary)は、聞いたり読んだりして理解できる「受容語彙」(passive/receptive vocabulary)より少ないのです

  • おすすめ資料 第380回(2017.5.19)
     
    文化の違いを措いてコミュニケーションをとること。

    その手段として「国際共通語としての英語」を使うこと。

    英語を話す訓練の機会が(他の技能と比べて相対的に)少ない私たちが、そういったことをためらわずにできるよう、応援してくれる本です。

    個人的には「母語を豊かに」という箇所をなるほどと思って読みました。

    外大の学生さんには、日本語で深く確かな教養をたくわえて、教養ある英語を話せる人を目指してほしいなあと思います。


    【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】
    https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7200212089&mode=one_line&pvolid=PV%3A7200521467&type=CtlgBook

    【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】
    https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/1311939842189051

  • 同著者による『国際共通語としての英語』(2014年),『本物の英語力』(2015) (いずれも講談社現代新書)に続く続編です。

     英語を使うには単語やフレーズ,そして単語の適切な並べ方(いわゆる文法)を学ぶ必要がありますが,英語でやり取りする場合には日本語で行う場合と多少異なるコミュニケーション上の約束事があります。本書はそのようなコミュニケーション・ストラテジーを紹介したもので,特に鳥飼氏の前著『本物の英語力』(2015)と対を成すものと解釈できます。

     鳥飼氏の言う「コミュニケーション・ストラテジー」とはどのようなものかというと,うなずきやあいづちに関する日本語と英語の差や,エレベーターの中やバス停でバスを待っている人どうしで行われるちょっとしたスモール・トーク(頻度が日本語での場合よりも多いという話)や,褒め言葉,意見の仕方,反論の仕方(英語は意外に丁寧である)等々がそれに当たります。英語でコミュニケーションを取る場合には,単に単語やフレーズの意味を覚えて使うだけでは不十分で,文化的バックグラウンドの異なる人と意志疎通をするという前提に基づいた,コミュニケーション・ストラテジーを理解することが大事だということです。

     このような考え方のもとに本書は展開されているわけですが,鳥飼氏による講談社新書のシリーズで,本書が他書と異なる点は,使えるフレーズが多く載っているということです。『国際共通語としての英語』(2014年)や『本物の英語力』(2015) は,読んでも英語力そのものの足しにはなりませんが,本書は,こういう時にはこのようなフレーズを使ってこのように言えます,というアドバイスがちりばめられているので,この意味では本書は英語力の伸長にも多少寄与すると思います。

     本書に語られていることでちょっと引っかかったのは,「国際共通語としての英語」を標榜しながらも,この本に書かれていることはイギリスやアメリカなどの英語圏のネイティブスピーカー(広く見積もっても欧州圏の人々)との英語でのコミュニケーションを前提にしたものであるということです。英語が国際共通語として機能することを前提にするのなら,アジア圏の人々など,我々と文化的背景の近い人々とのコミュニケーションも視野に入れてほしかったなと思います。

     私がアメリカに留学していた時に感じたこととして,韓国人や中国人とは相対的にコミュニケーションが取りやすかった(もちろん英語で,です)ということがあります。しかしながら,はやり微妙にコミュニケーション・ストラテジーは異なるので,そのあたりのことも視野に入れて本書が書かれているともっと良かったなと感じます。

  • 英語を話すためのハウツウ本かと思い読み始めたが、英語でコミュニケーションをとるための文化的な視点、日本語でのコミュニケーションとの相違点など、基礎的な内容が著者の経験に基づき、丁寧に解説されております。
    もう少し自身が英語を使い始めてから、読んだ方がすんなり頭に入るのではと思いました。

  • 前著『本物の英語力』(2016/現代新書)の続編に位置づく本書では
    英語が話せるようになるための方略に焦点をあてて解説する

    英語学習者として知っておくべきコミュニケーションの要素として
    「会話の目的、場、参与者」の3点をあげ
    具体的な場面や例文を示してわかりやすく書かれている

    言語や文化が異なる人々との異文化コミュニケーションに英語を使う、
    という視点からの有益な情報がもりだくさん

    ただし、著者の観点が
    「ネイティブ・スピーカーのように話す」ではないところに注意が必要
    だからこそ信頼がおける記述になっている

  •  「本物の英語力」に続いて。今回は会話に焦点を絞った内容。一口に英会話と言っても様々なシチュエーションがあり、その時々で気を付けることがある。ただ実際そこまで細かいことを気にする余裕はないし、相手も慮ってくれる程度があるだろう。そういう意味では英語力の他にノンバーバル・コミュニケーションも重要。ただし非言語コミュニケーションにもそれぞれの文化が反映されているので、言語以外の勉強も必要になってくる…。英語を話すハードルが上がってしまいかねないが、一番大切なのは会話を楽しむということだろう。英語は目的ではなく手段である。

  • 話すための英語力というよりも話すための人間力とも言えましょうか。日本語であっても英語であっても相手の気持ちに立って語りかけることが必要なのではないでしょうか。外国語話者に対しては、それぞれの背景文化も含めての気遣いをもって語りかけたいと思う。

  • 日本語でのコミュニケーションが難しいのに、英語で話すこと、物を伝えることはもっと難しい。
    この本にはコツが少しかかれているが、やはり、実践をつむしかないのだろう。

全10件中 1 - 10件を表示

話すための英語力 (講談社現代新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

話すための英語力 (講談社現代新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

話すための英語力 (講談社現代新書)の作品紹介

幕末から現在に至るまで、日本人を魅了してやまない「英語」。
「英語をうまくしゃべれるようになりたい」は見果てぬ夢なのでしょうか。日本(もしくは日本人)が抱えている「英語コンプレックス」の根幹にあるのは、外国人を前にすると萎縮してしまい、言葉を発することができないことにあります。いわゆる「外国語不安」です。
短い言葉で切り抜けようとしたり、思い出せるフレーズを連発するだけで、相手と話が続かない(続けようとする意思がないと見られても仕方がない応答をします)、自分の意見を言わない(そうした日本人特有の習慣があることも事実です)等、相手よりも話し手の自分の方が落ち込んでしまうのが現状です。
こうした「英語コンプレックス」を打破するための最良の「コミュニケーション・ストラテジー」を同時通訳者としての経験豊富な著者が丁寧に教授します。
1・会話の「目的」は何か
2・会話では「場」を読む
3・会話の「参加者」と向き合う
4・困った時の最強の作戦
5・異文化コミュニケーション理解
6・英語学習の真実

以上に的を絞って分かりやすく解説します。

話すための英語力 (講談社現代新書)はこんな本です

話すための英語力 (講談社現代新書)のKindle版

ツイートする