楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

  • 170人登録
  • 4.28評価
    • (11)
    • (12)
    • (1)
    • (0)
    • (1)
  • 8レビュー
著者 : 稲穂健市
  • 講談社 (2017年2月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062884129

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

  • タイトルどおり知的財産について楽しく学べました。著作権、特許、実用新案権、意匠権、商標権、不正競争防止法、肖像権、パブリシティ権などの「だいたい同じように感じられて、良くわからない」権利を具体的(かつ絶妙な)事例を挙げながら解説してくれる。
    ・知的財産の世界は感情と法に大きな乖離があるように思える(個人的には)
    ・商品やサービスを世に出すとき抑えとくべき権利をしっかり検討したがよい
    ・商標登録をうまく使うと半永久的に権益を維持できる(こともある)
    ・何か困ればちゃんと勉強したほうが良い
    ・安易に「それってオレの著作権侵害してんじゃん」などと言わない
    知的財産戦略と言う言葉が個人的にとっても好きでした。

  • 著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権...
    それぞれの特徴が理解できるよう「模倣」を切り口に解説

    広島カープ、中央大学、レッズ、智辯和歌山の「C」に著作権はあるか?
    「ライオン株式会社」が「NO17」を商標登録したわけは?
    「カシオ計算機」は「A-SHOCK」から「Z-SHOCK」まで商標登録してる?

    興味深い実例により難解な法律関係を解きほぐし
    知財=知的財産権の理解を深めることができる一書

  • オリンピックエンブレムのパクリ問題は記憶に新しいが、世の中の知的財産はどのように守られているのか。

    非常に興味深い内容でネット社会の今だからこそ知っておきたい情報だと思います。

    とても面白かったです。

  • 身近であったり、興味を持ちやすい話題、裁判例をもとに、知財関係の権利や諸問題を易しく解説している。
    珍しく、繰り返して読みたいと思える新書に出会えた。オススメです。

  • 著作権をもっと積極的に活用すれば、経済活性化につながるだろう。著作権の目的は、その利用と保護のバランスの両方に配慮したものだからだ。模倣が許されない範囲を規定することで、ホワイトなゾーンを明確にして、権利者以外にも利用できるようにする。より制度設計を変えたら、知的財産を活用できるだろう。

  • 大変わかりやすいし、過不足なく問題を網羅していると思う。知財系の法律は改正が多いので、定期的にこの種のまとめ本を読む必要があるだろう。

  • ちょっと勉強がてらと読み始めたが、あまりの面白さに一気読み。いやー、久々に素晴らしい新書に出会った気分。去年の春先にはやはり現代新書で文明探偵の冒険という当たりを引いたが、老舗新書の中でも一般向けの現代新書らしいいい本。
    なにが良かったかというと、第1には著者が読者を本当に楽しませようと思って書いていることだと思う。ともすれば無味乾燥した内容になりがちな法律関連の入門書にも関わらず、至る所で著者の顔が見える。なによりも、著者が疑問に思ったことはジャニーズ事務所だろうがなんだろうが、一応、当たっていてそのやり取りが記されているのが面白い。さらには、これは読者によっては本筋から離れるので嫌う人もいるかもしれないが、話題にした特許の黄金風呂に入ってみたり、美顔器を使ってみたりと好奇心があったらなんでも飛び込んでみた経緯を描いているのも面白い。
    そして、なにより最近、自分自信が仕事上、知りたかった著作権関係の問題についても、その回答が得られたことだ。素晴らしい!

  • 日頃、新聞やニュースで触れる機会の多い「知的財産権」だが、まとまった形でその詳細を知る機会は意外に少ない。本書は主に海外を舞台に活躍してきた弁理士による「知財」ブリーフィング。「楽しく…」の題名に違わず、豊富な馴染み深い実例により、しかも極めて簡潔でわかりやすく知財の大まかなアウトラインをなぞることができる。

    本書でよくわかるのは、知財には著作権や商標権などいくつかの種類があるが、それら個々の権利は、単独では我々が一般に考えているほどには強く保護されていないということだ。随所で述べられるように、これらの権利を重層的に組み合わせることで、単独の場合よりも強力な権益に変換させることができる。そして、ある種のビジネスエスタブリッシュメントの中には、この種の防衛策にかけては極めてクレバーな者が存在するということだ。ピーター・ラビットの例が挙げられているが、その既得権益を守ろうとする執念にには感心を通り越して畏怖さえ覚えた。

    なお、本書では全く触れられていないが、衣服や料理等の分野では、知財による保護が極めて弱いにも関わらず、本書に満載されているような争いが全く起きていない。その不思議さとメカニズムを知りたい人には「パクリ経済」(カル・ラウスティアラ著・みすず書房)がオススメだ。

全8件中 1 - 8件を表示

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)はこんな本です

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)のKindle版

ツイートする