楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

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著者 : 稲穂健市
  • 講談社 (2017年2月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062884129

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楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • 法務を担当している友人に勧められて。知財というクリエイティブな領域を権利という法律に落とし込む難しさがよくわかりました。知らなかったことだらけ!なにより、この難しそうなテーマを、軽妙な読み物にした著者の存在が独特だと思いました。「あとがき」でも触れていましたが、読みながら感じたのは画像認識するようになった人工知能の創作物の著作権。人間の創作をどう権利化し、どう保護し、どうパブリックドメイン化するか、という本書で取り扱われているテーマはこらからさらに深化していきそうです。

  • タイトルどおり知的財産について楽しく学べました。著作権、特許、実用新案権、意匠権、商標権、不正競争防止法、肖像権、パブリシティ権などの「だいたい同じように感じられて、良くわからない」権利を具体的(かつ絶妙な)事例を挙げながら解説してくれる。
    ・知的財産の世界は感情と法に大きな乖離があるように思える(個人的には)
    ・商品やサービスを世に出すとき抑えとくべき権利をしっかり検討したがよい
    ・商標登録をうまく使うと半永久的に権益を維持できる(こともある)
    ・何か困ればちゃんと勉強したほうが良い
    ・安易に「それってオレの著作権侵害してんじゃん」などと言わない
    知的財産戦略と言う言葉が個人的にとっても好きでした。

  • 著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権...
    それぞれの特徴が理解できるよう「模倣」を切り口に解説

    広島カープ、中央大学、レッズ、智辯和歌山の「C」に著作権はあるか?
    「ライオン株式会社」が「NO17」を商標登録したわけは?
    「カシオ計算機」は「A-SHOCK」から「Z-SHOCK」まで商標登録してる?

    興味深い実例により難解な法律関係を解きほぐし
    知財=知的財産権の理解を深めることができる一書

  • オリンピックエンブレムのパクリ問題は記憶に新しいが、世の中の知的財産はどのように守られているのか。

    非常に興味深い内容でネット社会の今だからこそ知っておきたい情報だと思います。

    とても面白かったです。

  • 身近であったり、興味を持ちやすい話題、裁判例をもとに、知財関係の権利や諸問題を易しく解説している。
    珍しく、繰り返して読みたいと思える新書に出会えた。オススメです。

  • 大変わかりやすいし、過不足なく問題を網羅していると思う。知財系の法律は改正が多いので、定期的にこの種のまとめ本を読む必要があるだろう。

  • ちょっと勉強がてらと読み始めたが、あまりの面白さに一気読み。いやー、久々に素晴らしい新書に出会った気分。去年の春先にはやはり現代新書で文明探偵の冒険という当たりを引いたが、老舗新書の中でも一般向けの現代新書らしいいい本。
    なにが良かったかというと、第1には著者が読者を本当に楽しませようと思って書いていることだと思う。ともすれば無味乾燥した内容になりがちな法律関連の入門書にも関わらず、至る所で著者の顔が見える。なによりも、著者が疑問に思ったことはジャニーズ事務所だろうがなんだろうが、一応、当たっていてそのやり取りが記されているのが面白い。さらには、これは読者によっては本筋から離れるので嫌う人もいるかもしれないが、話題にした特許の黄金風呂に入ってみたり、美顔器を使ってみたりと好奇心があったらなんでも飛び込んでみた経緯を描いているのも面白い。
    そして、なにより最近、自分自信が仕事上、知りたかった著作権関係の問題についても、その回答が得られたことだ。素晴らしい!

  • 日頃、新聞やニュースで触れる機会の多い「知的財産権」だが、まとまった形でその詳細を知る機会は意外に少ない。本書は主に海外を舞台に活躍してきた弁理士による「知財」ブリーフィング。「楽しく…」の題名に違わず、豊富な馴染み深い実例により、しかも極めて簡潔でわかりやすく知財の大まかなアウトラインをなぞることができる。

    本書でよくわかるのは、知財には著作権や商標権などいくつかの種類があるが、それら個々の権利は、単独では我々が一般に考えているほどには強く保護されていないということだ。随所で述べられるように、これらの権利を重層的に組み合わせることで、単独の場合よりも強力な権益に変換させることができる。そして、ある種のビジネスエスタブリッシュメントの中には、この種の防衛策にかけては極めてクレバーな者が存在するということだ。ピーター・ラビットの例が挙げられているが、その既得権益を守ろうとする執念にには感心を通り越して畏怖さえ覚えた。

    なお、本書では全く触れられていないが、衣服や料理等の分野では、知財による保護が極めて弱いにも関わらず、本書に満載されているような争いが全く起きていない。その不思議さとメカニズムを知りたい人には「パクリ経済」(カル・ラウスティアラ著・みすず書房)がオススメだ。

  • 知財というと特許、著作権くらいしか思い浮かばなかったけれど、意匠権などもふくめた体系的な整理とそれぞれの違いがわかりやすい。

  • 仕事柄、商標のところだけ。取り急ぎ。
    →その後読み直した。

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楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)の作品紹介

これからの時代、知的財産の世界をどこまで知っているかどうかが、企業や個人が生き残る決め手となる!!

知的財産権には、小説・絵画・音楽などの著作物に関する「著作権」、発明に関する「特許権」、物品の形状や構造などの考案に関する「実用新案権」、物品のデザインに関する「意匠権」、商品・サービスに付ける営業標識に関する「商標権」などがある。

これらについて、「具体的にどんなものなのかよくわからない」「自分の仕事や生活と関係ないから別に知らなくてもいい」という方は多いのではないだろうか?

だが、悠長なことなど言っていられない。たとえば、パソコンやスマートフォンの爆発的普及と通信網の発達によって、私たち自身も、他人が創作したコンテンツを自分のコンテンツに取り込むことで、無意識のうちに他人の知的財産権を侵害している可能性もある。

現代社会において知的財産権に関する知識をしっかり身に付けることは、企業や個人が生き残るために必要不可欠となっているのだ。本書は、知的財産権を本格的に勉強したことのない一般読者の方々に、知らないでは済まされない「知財」について理解してもらうことを目指した。

そのために、次のような面白くてためになる具体的事例を、ふんだんに取り上げている。

●佐野研二郎氏の「東京五輪エンブレム」は何が問題だったのか?
●エコハちゃんはピカチュウの著作権侵害ではなかった?
●槇原敬之氏と小保方晴子氏が『銀河鉄道999』をパクった?
●「ファイトー、イッパーツ」も登録商標!?
●なぜ「どこでもドア」は登録OKで、「お魚くわえたどら猫」は登録NGだったのか?
●「1・2・3・ダァーッ!」と叫んだら商標権侵害なのか?
●鳩山幸氏が発明したキッチンパーツの特許出願の行方
●メリー喜多川氏の考案した「早変わり舞台衣裳」の秘密
●孫正義氏が特許を取ったゴルフシミュレーションゲーム環境装置とは?
●「自撮り棒」と「3Dプリンタ」の特許出願は早すぎた?
●スーパーカブの権利とヤクルト容器の権利が突然復活したワケ
●東京ドームを勝手に撮影したら肖像使用料を取られる?

知的財産の世界が、大笑いできるほど面白かったなんて!

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