縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)

  • 228人登録
  • 3.67評価
    • (8)
    • (16)
    • (17)
    • (1)
    • (1)
  • 18レビュー
  • 講談社 (2017年7月19日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062884365

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 人口減少の深刻さが改めて理解できます。
    政府は言及しませんが人口減少は出生率の低下が原因ではありません。
    戦前戦後の後先を考えない政府の人口政策が主因です。

    戦前を富国強兵策、戦後は労働力確保の名目で「人口をいじった」からです。
    日本の他にドイツが、この政策を行いました。
    だからドイツは人口構造を維持するために、移民を積極的に受け入れ、今移民問題が発生しています。

    狭い国土の日本でなぜこれほどの人口(世界10位)がいるのか?それは戦争と経済に勝つためです。
    しかし、それが今、この国を衰退させる主因になっています。

    多くの有用なレビューが書かれています。
    多くの人は、人口減少社会によって、

    ①自分や家族の生活が、どのようになるのか?
    ②自分はどうすればいいのか?

    が非常に気になると思います。
    この問いに答えることは、自分が置かれた状況によって、
    異なります。「こうした方が良い」という正解もありません。
    個人、個人で考えて行動を起こすしかありません。

    ここで、日本の①人口推移 ②働く人(生産年齢人口比率と人口) 
    ③1人当たりのGDP(政府希望数値)
    を記載しておきます。
    これを見れば、一目で日本が置かれた厳しさがわかります。

    【結果から】
    ①日本は2030年までに人口が現時点での2000万人近く減る
    ②日本は2030年までに働く人が1300万人近く減る
    ③日本政府は、成長戦略として、欧米並みの生産性を実現するとしている(成長戦略)。
     実際は、財源確保が理由で、裏の理由は、既得権益の維持です。
     毎年2%以上の実質GDPの成長をすると
     という仮定で、1人当たりGDP434万→630万にしようとしている。

     では、GDPが増加すると、私たちの生活は豊かになるでしょうか?
     答えは否です。あくまで企業活動の効率化を徹底させるだけで、世帯所得が増加することはありません。
     誰も指摘しませんが、日本はこの20年で平均世帯所得が2割近く(100万以上)減少しています。

    2018年 1億2663万人 60.7%(7700万)  1人当たりGDP 434万(政府希望)
    2020年 1億2400万人 59.2%(7340万)  1人当たりGDP459万(政府希望)
    2025年 1億2000万人 58.7%(7044万)  1人当たりGDP523万(政府希望)
    2030年 1億116万人 58.1%(6483万)   1人当たりGDP 630万(政府希望)

  • これまでNHK取材の本を読む中で、過度にストーリー仕立てで、現状課題を過度に追い立てる文調を感じる。事象として、過度に一般化していり恐れがあるので、慎重な姿勢で読むことをオススメしたい。

  • 少子高齢化による人口減少という言葉は何となく理解していたが、自治体からの面では働き手の減少による税収減と高齢化による社会保障費の増大がダブルパンチで来るんだな。恐ろしさが充分わかった。
    こんな事が確実に来るのがわかっているのに、この国の為政者は「憲法改正」だのとホザイている。「一億総活躍」だとか「人づくり革命」だのと言葉遊びにこだわっている。
    ぜひ政治家と公務員には読んでほしいね。また我々一般市民も次の世代に先送りせずにしなければならない。

  • この先の日本が本当にヤバイという事を知るには
    最適な本。

  • 人口減少という現象をどう捉えるか。不安ととるか受容するか?そこで地域の未来が変わる。

  • NHK取材班による、人口減少社会となった現代日本のレポートですが、題名よりは明るい印象を受ける取材地が並び、今後のことをしっかり考えようと思わせる一冊。ただし、ここに出てこない多くの自治体こそ、「ゆでがえる」になってしまう懸念があるだけに、心配です。

  • 居住地域の縮小しか無いと思うけど、理屈じゃないなとも思う。そのうち互助の関わりも薄くなって、というか都会はすでに薄いし、そうなると公共サービスはホントになくならざるをえないのか

  • 人口減少とは、言葉では知っているが、その実態はどのようなものか。
    まさに衰退への道。

  • これまで調査報道で大きなインパクトを与えてきた、NHKスペシャル取材班の作品。

    ちまたには楽観本が出回っているが、やはり人口減少時代のインパクトを踏まえて、これからの政策を考えていかなければならない。有史始まって以来の「人口減少+超高齢社会」という二重苦に対応しなければいけないのだ。

    そのためには、名誉ある撤退も必要になる。
    (居住地域の撤退、集団移転)

  • 『未来の年表』の方が、内容的に分類整理がよくできてて、文章もまとまってて、衝撃が大きかった。

    こちらは、TVの取材だから?かな。

    夕張市の調査や、現状の問題点、そして、これから人口縮小にむかう、というか、もうすでにその兆候が始まってる首都圏の人口動態の問題点を指摘してるんだけど、文章がダラダラしてる。

全18件中 1 - 10件を表示

NHKスペシャル取材班の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
伊賀 泰代
デール カーネギ...
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)に関連する談話室の質問

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)を本棚に「積読」で登録しているひと

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)の作品紹介

私たちが生きる日本。これから先、どんな未来が待っているのだろうか。
2017年3月27日、今年もまた新年度予算成立のニュースが流れた。一般会計の総額は前年度に比べ7000億円以上増えて過去最大の97兆4547億円。予算規模が過去最大を更新するのは5年連続になる。一方、新規国債発行額は34兆3698億円。一般会計の歳入全体に占める国債発行の割合を示す国債依存度は実に35・3%に達する。
毎年途方もない額の借金を積み重ねながら歩み続ける日本の未来がどうなるのか、不安を挙げればきりがないが、一つ確かなことがある。私たちが生きていくのは「縮小の時代」だということだ。
これから日本は、かつて世界のどの国も体験したことのない未曾有の人口減少社会に突入していく。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2050年には日本人の数は1億人を切り、その半世紀後には5000万人を切る。これは大正時代の人口とほぼ同じである。出生率がさらに低下することがあれば、2100年の人口は3700万人にまで低下するという。これは明治時代の人口とほぼ同じ。しかもその4割が65歳以上だ。これらは国が想定する未来図であり極端な悲観論ではない。私たちの未来に何が待ち受けているのか? NHKスペシャル取材班が総力を挙げて、少子高齢化に悩む全国の地方自治体を取材した。一足先に超高齢化に突入した地方で見た衝撃的な現実とは・・・…

縮小ニッポンの衝撃 (講談社現代新書)のKindle版

ツイートする