珈琲の世界史 (講談社現代新書)

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著者 : 旦部幸博
  • 講談社 (2017年10月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062884457

珈琲の世界史 (講談社現代新書)の感想・レビュー・書評

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  • コーヒーの歴史っていろんな歴史につながっていて面白い。コーヒーに興味のある人はもちろんですが、コーヒーを媒介にした世界の歴史を俯瞰するという新たな視点で、読むのも歴史好きには、堪らない本でしょう。

  • 先史時代から現在にいたるコーヒーの歴史を辿る

    歴史をきちんと知ることで近年話題の「スペシャルティ」「サードウェーブ」もすっきり理解できる

    著者はバイオ系の研究者
    近著『コーヒーの科学』(ブルーバックス)が理系の入門書とすれば、本作は歴史好きな文系のためのコーヒー入門書

  • コーヒーは交通の発達に合わせて飛躍的に広がり、嗜好品として定着すると資本主義の申し子のように巨大ビジネスに変異した。酒や麻薬のような強い吸引性や快楽性、中毒性は無いものの、強くない程度それらがあった点が都合良く、結果文化となって根付いた感がある。もっとも珈琲店はコーヒーそのものを楽しむというよりは、人々の交流の場としての役割を果たし、パリではこの新サイトが革命の発火点にすらなった。副次的な位置付けとしてのコーヒーという観点では、日本でも戦前は風俗店まがいの「カフェー」があり、戦後は音楽を聴く「ジャズ喫茶」が出来るなど形態が一様でなく、そこが面白い。昨今のカフェの新機能だと「ひとりで作業する場」などが挙げられそうだが、育ちつつあった中産階級のサロンだった18世紀のヨーロッパと較べると正反対で、これも時代のニーズの変遷を映しているよう興味深い。

  • 社会情勢と照らし合わせて珈琲の歴史を知ることができる本。
    コーヒーの背景を知ることで、普段何気なく飲んでいるコーヒーが、愛着増し・味わい増し増しで更に美味しくなるかもです。

  • 当時の社会事情に触れながら、コーヒーについて通史で学べる良書です。
    本書は例えるなら、作品をよりよく知りたい人が作者や背景について調べて理解を深めて楽しむように、普段何気なく飲んでいるコーヒーをより味わい深くなれるようなものだと思います。

    コーヒー先進国だったイギリスが紅茶大国になった理由、スペシャリティコーヒーや純喫茶の意味、動物から採れる糞ってどうなっているの etc
    ↑これらで気になるものがある方に、おすすめできる本です。

  • 東2法経図・開架 B1/2/2445/K

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珈琲の世界史 (講談社現代新書)の作品紹介

ヒトが何かを食べるとき、その食べ物に込められた「物語」も一緒に味わっている――そんなセリフを聞いたことはないでしょうか。

 コーヒーはまさにその最たる例です。カップ一杯のコーヒーの中には、芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいます。その液体を口にするとき、私たちはその中の「物語」も同時に味わっているのです。コーヒーの歴史を知ることは、その「物語」を読み解くことに他なりません。歴史のロマンを玩味するにせよ、知識欲の渇きを潤すにせよ、深く知れば知るほどに、その味わいもまた深まるというもの。一杯のコーヒーに潜んだその歴史を、この本で一緒に辿ってみましょう。

 先史時代から今現在に至るまで、コーヒーが辿った歴史を、起源に関する最新仮説なども交えながら、できるだけわかりやすく本書にまとめました。近年話題の「スペシャルティ」「サードウェーブ」「純喫茶」なども、じつは混乱の多い言葉なのですが、それぞれの歴史をきちんと知れば、「なるほど、そうだったのか!」と目からウロコが落ちて、すっきり理解できることでしょう。
 
 「イギリス近代化の陰にコーヒーあり」「フランス革命の陰にもコーヒーあり?!」「世界のコーヒーをナポレオンが変えた?」「コーヒーで成り上がった億万長者たち」「東西冷戦とコーヒーの意外な関係」……などなど、学校で歴史の時間に習ったいろんな出来事が、じつは意外なかたちでコーヒーとつながっていることに、きっと驚かされるでしょう。

――「はじめに」より、一部抜粋


<目次>
 序章 コーヒーの基礎知識
 1章 コーヒー前史
 2章 コーヒーはじまりの物語
 3章 イスラーム世界からヨーロッパへ
 4章 コーヒーハウスとカフェの時代
 5章 コーヒーノキ、世界にはばたく
 6章 コーヒーブームはナポレオンが生んだ?
 7章 19世紀の生産事情あれこれ
 8章 黄金時代の終わり
 9章 コーヒーの日本史
 10章 スペシャルティコーヒーをめぐって
 終章 コーヒー新世紀の到来

珈琲の世界史 (講談社現代新書)のKindle版

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