村のエトランジェ (講談社文芸文庫)

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著者 : 小沼丹
  • 講談社 (2009年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062900546

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村のエトランジェ (講談社文芸文庫)の感想・レビュー・書評

  • 小沼丹初の作品集。
    表題作は、主人公の疎開先でのざわざわした出来事が綴られていて、なんだかミステリぽい。
    作者はミッション系の学校出身で、自身英語教師でもあったので、使われているカタカナ語が目新しく思えました。巻末には年鑑と作者写真も載っていて、ひととなりを知る事もできる贅沢な文庫です。

  • 初期作品集 やっぱり大寺さんが登場する話のほうが好みだ。

  • まだ作家の方向性が定まっていない感じ。もっと後期の作品の方がすきだな。

  •  大学生になったばかりの頃、僕はひと夏、宿屋の管理人を勤めたことがある。宿屋の経営者のコンさんは、その宿屋で一儲けして、何れは湖畔に真白なホテルを経営する心算でいた。何故そんな心算になったのか、僕にはよく判らない。
     ……湖畔に緑を背負って立つ白いホテルは清潔で閑雅で、人はひととき現実を忘れることが出来る筈であった。そこでは時計は用いられず、オルゴオルの奏でる十二の曲を聴いて時を知るようになっている。そしてホテルのロビイで休息する客は、気が向けばロビイから直ぐ白いヨットとかボオトに乗込める。夜、湖に出てホテルを振返ると、さながらお伽噺の城を見るような錯覚に陥るかもしれなかった。
     コンさんは、ホテルに就いて断片的な構想を僕に話して呉れてから云った。
     ――どうです、いいでしょう?ひとつ、一緒に考えてください。
    (「白孔雀のいるホテル」本文p.148)

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