箱庭 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
2.67
  • (0)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062900898

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  三浦朱門 著「箱庭」、2010.6発行。エッセイの多いと感じる三浦朱門氏ですが、結構、小説も書かれています。広い敷地に3世帯、3世代の家族が暮らす実態を描いた作品です。父母、長男夫妻と娘、次男夫妻と息子。長男木俣学が次男木俣修の妻・百合子を抱いたその出来事が、最後まで読者の心を虜にします。親の死、相続という問題を含め、義理の関係というものについて、深く考えさせられる作品でした。

  • なかなか面白かった

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

三浦 朱門(みうらしゅもん)
1936年東京生まれ。教職に就くとともに作家活動に入る。1985年4月から翌年8月まで
文化庁長官を務める。99年には産経正論大賞を受賞。同年、文化功労者となり、日本文藝家協会理事長、日本芸術院院長を歴任する。著者に「箱庭」(講談社文芸文庫)、「夫婦口論」(曽野綾子共著・扶桑社)、「不老の精神―魂は衰えない」(青萌堂)、「朱に交われば・・・私の青春交遊録」(マガジンハウス)、「日本の活路―気鋭対論」(渡辺利夫共著・海竜社)など多数。2017年2月没。

「2020年 『新装版 老年の品格』 で使われていた紹介文から引用しています。」

三浦朱門の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×