北欧神話と伝説 (講談社学術文庫)
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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ドヴァーリンは戸口で立ちどまって振向くと言った。「剣は抜かれる度に一人の男の死をもたらす。それで三度まで悪い望みをはたすが、お前自身もそれによって死を受けるのだぞ」
― 279ページ -
さて、昔は一つ一つの殺害が復仇を要求した。それでこそ一族が自分の同胞を失ったことで受ける名誉と幸福の喪失を取り戻すことができたのである。ところで、一族を襲う最悪の不幸は、身内の一人が他の身内の者の死の原因となることであった。その時は、どんな償いも可能でなかったからだ。というのは、第一には家族は家族自身の中から賠償を取るわけにはいかなかったし、第二には不幸を増大させることなしに身内の一人を殺すことはできなかったからである。
― 137ページ
みんなの感想・レビュー・書評
エッダやサガといった原典の現代語訳ではなく、現代の読者向けのリライト作品。なので、基本的に論理に撞着をきたさない範囲で書かれており、わかりやすくはある。神話と英雄伝説編の二部構成でエッダを原典とした話が多いが、読んだことのない話が多く内容的にはかなり充実している。しかし、訳者がこの人なので予想通りといえば予想通りだったのだが、訳文がいまいちこなれていないというか、洗練されていない。訳注的な内容を訳注としてでなく、括弧内にさらりと書いてしまうのってどうなんだろう…(それとも原文がそうなのか)。固有名詞もやや特殊。一般的な呼び名を採用するとかできなかったのだろうか、と疑問。
西田幾多郎哲学論集を再読して疲弊した脳みそを休めるために、これを読んだ。 北欧神話と言うが、解説によるとこれは広義のゲルマン神話の一部で、ゲルマンが共有していた神話・伝説が北欧で若干の変容を遂げたものだということだ。 なるほど、伝説の人物達はまるでちょっとスポーツするかのような感覚で「ヴァイキング」に出かけたりする。略奪とか、ごく当たり前の世界だったのだろうか。 この本、前半は神話を扱ってい... 続きを読む »
アムレードの話がわかりやすく書かれていて、たいへん助かりました(笑)。
どうも理解に苦しむところがあったもので。
北欧神話にこれから入る方にもわかりやすいです。
ただ、元の話自体が若干わかりづらいというのと、日本人には少し馴染みのない名前が並んでいるというので、
慣れるまでは少し混乱するかもしれません。
読みやすい北欧神話。
ほぼ小説的な感覚で読めます。
ただ、内容を整理しながら読むのはちょっと大変なので
何か副読本があった方がいいかな?と。
随分前に新潮社から出版されて、久しく廃版になっていたものが講談社の学術文庫として新装復刊したようです。
ゲルマンの思想のルーツであり、キリスト教以前の神々や英雄が語られる「エッダ」や「サガ」の世界を解説する入門書です。
この北欧のゲルマン思想に影響されている物語は数知れず、特にファンタジーがお好きな方は一読されると面白いこと請け合いです。
最近はトールキンの指輪物語によって再び脚光を浴びる機会はありましたが、もっと早くに文庫化して頂きたかったな。







