日本の学歴エリート (講談社学術文庫)

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著者 : 麻生誠
  • 講談社 (2009年12月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062919746

日本の学歴エリート (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 日本の教育だけでなく、産業界の仕組みまで考えさせられる読みがいがある本でした。GHQが日本の民主化のため、師範学校卒業者が軍国主義に走ったことから、旧帝国大学に教育学部をつくろうとしたということは新鮮な驚きでした。昭和3年頃の学卒採用が、卒業成績が判明してから行われていたという歴史は驚くというよりも納得しました。当時の産業界が求めている能力が法律、経済、経営などの実務知識であったとすれば当然のことですね。日本の構造変化とともに、学卒者の希少価値が無くなって行ったといういまさらの話ではありますが、紳士録などからのデータに基づく実証的な主張は説得力があります。

  • 日本で、「エリート」というと聞こえが悪い言葉だと思う。
    しかし、そもそも「エリート」とはなんなのか。

    「エリート」という存在にスポットを当てた
    麻生氏の著作。

    僕は卒論の参考文献の一つとして読ませていただきました。

    日本社会での「エリート」ってどんな存在なんだろう。
    疑問に思ったらぜひ一読を!

  • かつての日本のエリートがどんなものだったのかが書かれている本。エリートをエリートたらしめるものは、その能力の卓越さと、自分を選んだ社会に対する忠誠心。それを育てたのは、旧制の高等教育。
    ちょっと古い論文なので、今どうなっているかはあまり触れられていないけれど、今はどうなのだろうか。多分、社会のために尽くそうと思っている人はいるんだけれど、忙しいのと、大衆と話が合わないのとで、見えるところに出てこないんだろうと希望的な推測をしてみる。
    楽しいこととか、やりがいとか、いきがいとか、そういうものって、多分想像して想像できるほど即物的なものばかりではないはず。

  • 学歴エリートがわが国に最初に現れてくるのは明治維新後近代的学校制度が成立し、国家権力や資本の側でも実力主義的な近代的組織化がなされるようになってからである。
    官僚形成がそんなにエリートとは思えないし、どうして日本人はそんなに東大にこだわるのかはさっぱり理解できない。このままでは日本は崩壊するだろうな。そもそも学歴エリートなんて言葉が嫌いだ。

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日本の学歴エリート (講談社学術文庫)の作品紹介

エリートとは義務により定義されるものであって、権利によるものではない。エリートにとって生きることは永遠の緊張であり、間断なき訓練である-。日本社会は官僚、企業などの指導層をどのように育成し、近代化を達成したか。なぜいま卓越したリーダーを生み出せないのか。日本型学歴社会の病理を解明し、社会システムとしての英才教育を問い直す。

日本の学歴エリート (講談社学術文庫)はこんな本です

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