古代ローマの饗宴 (講談社学術文庫)

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  • 講談社 (2011年5月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062920513

古代ローマの饗宴 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

  • 古代ローマの食生活について、様々な文献から材料や調理法、献立、流行、宴会のスタイルを調べ、まとめた本。
    巻末にはレシピまで載ってますが、文庫本化で少し図版や解説が割愛されたようなので、マジで料理を作りたい方は単行本を読むと良いのかと。

    読みやすい本ではありますが、ある程度のローマ史の知識があった方がより楽しめる感はあります。私は高校の世界史のほぼ消えかけた記憶しかなかったので、ある程度妥協しながら読んでました。とは言え、昔の人の食習慣や、宴会のトンデモエピソードを読むのはそれだけでも楽しいものです。
    先入観としては、ローマ人は肉ばっか食べてたのかと思っていたのですが、スズキやヒメジ、牡蠣やウニ、海老などが珍重されていた様子が伝わってきます。逆に牛肉はあまり食べなかったとか。

    時代を追うに連れて宴会がエスカレートしていく様や、しょうもない吝嗇家の金持ちの話なんかを苦笑しながら読んでました。ほどほどが大事ですね、と二日酔いになりながら思った次第です。

  • 目次抜粋
    第七章 粋判官ペトロニウスまたはトリマルキオの饗宴…174ページ
    ※194ページに「皿の上には…蜂蜜とケシの実をまぶして焼いたヤマネの肉がのっていた(調理法21)と記述あり。
    調理法…363ページ
    トリマルキオの饗宴ー前菜(21)ヤマネ
    解説に「今日入手が困難な唯一の材料は、当のヤマネである。私は市場でヤマネを売っているのを見たこともない。それでもなお、おいしそうなこの料理を食べたいという欲求に駆られてしまう」と記述あり
    2011年5月11日、株式会社講談社、東京都、全407ページ

  • 某所で知り合った古代ローマ好きの一団と、月末にまた会食予定。

    前回は3月2日にチュニジア料理(マシニッサ→ヌミディア→ノマデス→遊牧民→遊と計らずも共鳴)。

    今回はイスラエル料理。メニューにシュニッツェルが混じっている時点で、現代イスラエルの重層性がみてとれるというもの。

    で、まあ、それらを大括りできるものをおさらいしておきましょう、というわけで基礎をさらってみました。

    宴会の描写は、バーリの夕暮れににじむ魚介レストランの明かりや、ミラノの気さくな定食屋の巨大ティラミスをダイレクトに思い出させてくれた。ヤマザキマリがエッセイ漫画で描いた食への愛情を・・・包含するような著者の視点が心地よい。訳者はイタリア人文学者たちの「現代を古代の延長線上に置く彼らの歴史感覚に強く印象づけられ」「古代と現代をつなぐ書物」として友人の著作を訳したという。

    語るべきことのある楽しい集いの準備として最適な本を選べた。

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古代ローマの饗宴 (講談社学術文庫)の作品紹介

キャベツ礼賛者カトー、最高の饗宴を催した解放奴隷トリマルキオ、「真似のできない暮し」をしたクレオパトラ、葡萄酒を愛した詩人ホラティウス、消化不良のキケロ…。養殖の海魚、肥えたヤマネ、乳育のカタツムリなど贅を極めた晩餐から、農夫の質実剛健な食卓まで、二千年前、大繁栄を謳歌した帝国の食文化とは。当時の食材やレシピも多数併録。

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