- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062923651
作品紹介・あらすじ
「この本のなりたちを思うと、いかなる血や涙もただ流れるだけではなくなにか豊かなものに注がれているのだとあらためて思った」――吉本ばなな
人は竪、猫は横に親和して住んでいる気がする――。幼いころから生活のなかに猫がいて、野良猫・飼い猫の区別もゆるく日々をともに過ごし、その生も死も幾多見つめてきた思想家は、この生きものに何を思ったのか。一日の「25時間目」にものを考えると言った著者が、詩人の直観と、思想する眼差しと、ともに暮らすものへの愛情によって紡ぎ出すことば。猫を、そして暮らしの伴侶を愛するすべての人に。
(巻末エッセイ=吉本ばなな、挿画=ハルノ宵子)
感想・レビュー・書評
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吉本家の猫事情が書かれている。
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ある猫好き作家くんが、この本についてどこかで語っていましたが、まだまだなんだそうです。なかなか、厳しい。まあ、しかし、猫が好きな人は読んで損はないと思いますね。
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なんでも小難しくするので吉本隆明は好きになれない。 20年ほどまえに行われた対談なので、最近の動物行動学の知見はなく、迷信めいた解釈も多いが、昔のほうがロマンがあってよいと思った。吉本ばななのあとがきがなかなか良い。