世界探検史 (講談社学術文庫)

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著者 : 長澤和俊
  • 講談社 (2017年7月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062924382

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世界探検史 (講談社学術文庫)の感想・レビュー・書評

  • 1969年初版の文庫版の本書は400p以上のボリュームで、アレクサンダー大王以前の古代人の探検から、20世紀前半の極地探検まで、古今の探検を網羅している。あまり聞いたことのないオーストラリア内部やアラビア半島の探検史も収録されていて、類書は少ないのでは。

    探検家としてはクックが抜きん出ているように思う。
    なぜか多木浩二がクックの本を何冊か書いているようなので、いずれ読んでみよう。

    現代から探検史を振り返ったときに、どうしても西洋人による地理上の探検がメインになるので、張騫や鄭和は出てくるもののページが少ないのは残念。

    探検家は一時の栄光を得ても、最期は尾羽をうち枯らして悲惨な終わり方をする人が多いようだった。なんだか分かる気がする。

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世界探検史 (講談社学術文庫)の作品紹介

人類の歴史は、未知の大地や秘境に挑む「探検の歴史」であった。個々の探検活動は、一見、いかにも探検家自身の好みによって恣意的に行われているかのようだが、よく見ると、それぞれの時代や社会の要求に応じた行動であって、個々の探検もまた「時代の落とし子」なのである。
本書は、自身も中央アジアを始め各地を踏査したシルクロード研究で著名な著者が、古代から現代に至る古今東西の探検家の足跡を網羅し、文明史の中に探検行動の意味を位置づけるユニークな人類史である。
本書によれば、世界の探検史は6つの時代に区分される。第1期は古代で、太古の人類の移動、フェニキア人の活動、アレクサンドロスの東征、張騫の西方探検、などがこの時代である。第2期は中世で、宗教的な動機からしばしば探検活動が行われ、また、アラブ人や中国人もおおいに活躍した。第3期は、ヨーロッパによるいわゆる「地理的発見時代」で、探検の動機の多くは、商業的利潤の追求だった。第4期は17-18世紀で、未知の航路や沿岸部がくまなく探検され、植民地競争が始まる。第5期は19世紀から20世紀初頭で、植民地競争が激化し、内陸部の調査、地質・動植物・民俗の調査もさかんに行われる。そして、第6期、20世紀には、最後に残された極地、内陸アジア、アフリカ奥地まで解明され、さらに深海や宇宙の探検へと進出しつつあり、探検家は記録を求めて研究探検の領域に入っていく。
〔原本:白水社刊、1969年・1996年〕

世界探検史 (講談社学術文庫)はこんな本です

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