やぶへび (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930154

作品紹介・あらすじ

元刑事を待つ見知らぬ「妻」はいったい何者なのか? 妻と共に調べ始めると、驚愕の出来事が次々と出てくる。弾丸エンタテインメント

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい。でも内容的にはイマイチ。軽快すぎて、シリアス感なし。青珠が可愛らしい。これで甲賀もくだらない女から足を洗えばいいのだが。

  • なんだかんだと、読み切りました。
    4/10/31

  • 大沢在昌の長篇ミステリ作品『やぶへび』を読みました。
    大沢在昌の作品は初めて読みましたが面白かったですね。

    -----story-------------
    「金なし、女なし」で迎えた40歳の年末。
    だが元刑事・甲賀悟郎にとっては悪いことでもない。
    運命の分かれ道には、かならず最悪の選択をしてきたからだ。
    そこに「奥さんを保護しました」という警察からの電話。
    借金苦で戸籍を売り偽装結婚した中国人女性が、怪我をしたうえ記憶喪失の疑いがあるという……嗚呼。
    初対面の“夫婦”が巻き込まれる、と、と、と、とんでもない事態。
    いったいどこの誰が絵図を描いたのか。
    -----------------------

    講談社創業百周年記念書き下ろし作品として、2010年(平成22年)12月に刊行された作品です。

    女と付き合うと泥沼にはまる「マイナスの女好き」の元刑事・甲賀… 定職なし、貯えなしで不惑の年の瀬を迎えると、突如警察から「奥さんを保護した」と連絡が、、、
    待っていたのは記憶を失った「見知らぬ妻」… 2ヵ月前、“偽装結婚”をした中国人女性だった。

    何か犯罪が絡んでいるのか? 甲賀はまたしても、はまってしまったのか? “妻”と調べ始めると、驚愕の出来事が次々と――。

    運命の分かれ道で、必ず最悪の選択をしてしまう人… そんな人物のひとりが元刑事・甲賀なんですよね、、、
    それも女がらみになると必ずはまってしまうという愛すべきキャラクター… そして“見知らぬ妻”と出会ってからは、息を吐かせることのない、次々と驚くべき出来事のオンパレードですからね、ページを繰る手が止まりませんでした。

    妻の記憶が戻るに伴い、徐々に明らかになる困難な真実… 難局を乗り越えながら、二人の気持ちが近付いていく展開も好感が持てましたね、、、
    魅力的なキャラクター… そして、愛と悲しみのどんでん返しに向かって突き進む超高速弾丸エンターテインメント的な展開… 面白かったです。

  • 警察から連絡が来て、偽装結婚をした事を思い出す。

    相手は記憶を失っているという状態に
    一体どうしたらいいのか。
    仲介した人がやっと捕まった、と思ったら
    全然別の人物が、自分の妻、を名乗ってくるし
    隣にいる彼女は誰なのか、という謎。

    進んだと思ったら別の謎。
    ちょっと彼女の事が分かってきた、という進み具合。
    最後の一気に牽制逆転する状況はすごいですが
    またこれも別方向に転がったり。
    一気に走りぬいた、という印象です。

  • 一気読み。面白くて途中で止められなかった。

    カネもなければオンナもいない40男、ゴローちゃんが どんどん進化していく。ゴローちゃんの優しさとか放っておけない感じが女心をくすぐるんだろう。

    記憶を取り戻していく青珠も、可愛くて、頼もしかった。青珠の経緯を考えるとすんなり行くかな?と思うような夫婦生活になりそうだけど、これからもゴローちゃんには益々頑張って欲しいな。

  • 大好きな大沢在昌作品。
    ハードボイルド映画を観ているような作品。
    ストーリーはとてもシンプルだけど緊張感があってハラハラドキドキ。
    時たまクスッと笑えるような連ドラ刑事物って感じですね。
    読みやすくてあっという間に読み終わりました。

  • 元警察官の甲賀は、借金返済のため中国人女性と偽装結婚する。ある日、顔も見たこともない妻が病院に運ばれたとの連絡を受け病院に行くと、妻は記憶を失っていた…

    スピーディーに物語が展開し、さくっと読めた。

  • 巻き込まれ型ミステリ。

  • イマイチ。追われる緊迫感もなく、結末も中途半端。

  • 記憶をなくした女性が自分の妻だったという話。殺し屋に狙われちゃう主人公。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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