やぶへび (講談社文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930154

感想・レビュー・書評

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  • 女で仕事を失った元刑事の甲賀は、金の為に見知らぬ中国人女性と偽装結婚をした。数ヶ月後に警察か妻を保護していると連絡が入った。仕方無く引き取りに行くと戸籍上の妻は記憶を失っていた。
    身元を探す為に動き回るたびに、ヤクザやマフィアに付けねらわれる。果たして妻はどんな過去を持つ女なのだろうか。

    わかりやすいハードボイルドな本で意外性はありません。ある意味類型的な話です。でもこういうベタなやつ男は結構好きだと思う。助けた美人に惚れられるとかベタベタで楽しいです。

  • 恐らく初めてに等しいくらいの大沢在昌!一気読み。
    世の男性はこういう男性が理想なのか?こういう男性が女性にもてると思っているのか?
    本来のハードボイルドってもっと暴力的なのかも。
    女性が強い暴力シーン、女にめっきりだらしない男(元警察官)。
    中国マフィアと、日本の暴力団と、嫌ったらしい日本の警察。

    時間潰しに読み飛ばすには肩こらず良いかも。

  • 読みやすい。でも内容的にはイマイチ。軽快すぎて、シリアス感なし。青珠が可愛らしい。これで甲賀もくだらない女から足を洗えばいいのだが。

  • なんだかんだと、読み切りました。
    4/10/31

  • 大好きな大沢在昌作品。
    ハードボイルド映画を観ているような作品。
    ストーリーはとてもシンプルだけど緊張感があってハラハラドキドキ。
    時たまクスッと笑えるような連ドラ刑事物って感じですね。
    読みやすくてあっという間に読み終わりました。

  • 元警察官の甲賀は、借金返済のため中国人女性と偽装結婚する。ある日、顔も見たこともない妻が病院に運ばれたとの連絡を受け病院に行くと、妻は記憶を失っていた…

    スピーディーに物語が展開し、さくっと読めた。

  • 巻き込まれ型ミステリ。

  • 記憶をなくした女性が自分の妻だったという話。殺し屋に狙われちゃう主人公。

  • 中国人女性との偽装結婚の話。
    テンポも早くさくさく読めた。

  • 最初は丁寧に書いているのに、後になればなるほど、早く終わらせたいという気持ちがにじみ出てくる。最後は本当に急展開で幕が下りる。

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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