- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930635
感想・レビュー・書評
-
爽快な話でした。
最後までハラハラドキドキしながら一気に読めます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白そうな題名に惹かれて娯楽小説のつもりで手に取り、読み初めも笑みが溢れるような展開だった。 でも、その中身はユーモアの衣を纏いつつも芯には日本人が大好きな「勧善懲悪」や「柔よく剛を制す」が描かれていて、漫画チックな突飛なシーンも多かったけど心温まるとともにスカッとする物語だった。 「忠孝」、「倹約」、「扶助」を旨としたという内藤政醇という人物をもっと知りたくなった。(o^^o)v
-
映画になっていることは知っていたけれど、脚本が原作とは知らなかった。
陸奥国湯長谷藩藩主内藤政醇が松平信祝の嫌がらせで5日で江戸まで参勤交代しなければならなくなった話。
とにかく読みやすい。テンポが良い。決断力もあって、みんな「無理だよ」なんて空気もなく(たぶんあっても将軍の命には逆らえないか)「なんとかやろう」という前向きな姿勢が読んでいて気持ちがいい。
参勤中に会うお咲さんが蓮っ葉だけど、根が優しい懐の深い女性で、タイミングよく嫁が離縁状書いてくれて良かったねとほっこりした。
雲隠段蔵さんに、相馬さん、家臣のみなさんは本当にお強い。八大将軍吉宗公の時代になっても腐らず鍛錬していたのもすごい。後半のドタバタ劇は一番の盛り上がりどころなので奇想天外で楽しめました。
悲しい別れもあったけれど、勧善懲悪の世界でスッキリと終わりました。
史実では正淳さん、31歳の若さで亡くなっているとのこと。この方がずっと治めていたらどんな未来があったのかな、と想像するのも楽しい。そんな一冊でした。 -
時代もので最初は慣れなかったが、後半に進むにつれ展開が速くなっていき、面白くなっていった。
-
映画で、名前を聞いたことがあったので、読んでみることにしました。なんとなく読み始めたけれど、どんどんどんどん引き込まれました。フィクション的要素満載、でも、人間模様もジンとくるストーリーでした。映画も見て見たいと思います。
映画の主演は、佐々木蔵之介さんなんですが、私の頭の中では堺雅人さんがハマり役です(笑) -
めっちゃおもしろかった。いろんなアイデア出てきて楽しい。
-
痛快な時代劇小説でおもしろかった。
笑いあり、涙あり、お色気ありと。
仲間を信じる。仲間を大切に。 -
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
うーむ、テンポ良いし、時代物なのに読みやすい。しかし、これはエンターテイメント小説なんだとわかっていても、後半の荒唐無稽さに白けてしまった。いくらなんでも江戸城内で警備兵を殺しまくって将軍の前で煙玉使って老中ぶん殴ってお咎めなしめでたしめでたし、は理性が受け入れなられかった。しかも妹はどうやって江戸城脱出したんだよw 最近青山文平ばかり読んでたので、尚更にこれはチープに過ぎた。しかし元々脚本なだけあって、これの映画はさぞかし痛快な内容だろうな、面白そうだわ、とも思った。