- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062930642
作品紹介・あらすじ
月浦魚之進が兄・波之進の跡を継いで、味見方同心になった。
だが、兄と比べて、すべてが劣っている。
皆からも「大丈夫か?」と、心配されながら、魚之進は仕事に励む。
兄が残した謎の言葉ふたつ。
「美味の傍には悪がいる」
「この世のものとは思えないほど最高にうまい食べものを食べた・・・」
それらと、死んだ兄との関係はあるのか。
珍味好きには嘘つき多し!
軽妙洒脱、「風野」風味いっぱいの味見方同心シリーズ!
あらすじ)
「美味の傍には悪がいる」という言葉を言い遺し、味見方同心・月浦波之進は、刺客に襲われ死んでしまった。弟の魚之進に、兄の供養の為にも味見方同心を継げ、との命が下る。切れ者の兄と違い気弱な性格の魚之進に、隠密捜査が出来るのか? 新江戸料理が次々登場する、江戸グルメ捕物帖・第2弾!
感想・レビュー・書評
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前回ラストで何者かによって殺された兄の後を継ぎ、味見方同心になった弟の魚之進。優秀な兄と比較されてきた魚之進だけど、彼らしい着眼点と行動で事件を解決していて、場数踏めばいい感じになるのでは、と思う。ふんどし豆腐に天狗ちくわ、干し卵にうどんの天ぷら。今回も出て来る食べ物がおもしろい。話もおもしろくてサクサク読めました。
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★3.5
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この回から今まで、全てにおいて兄の影になっていた弟が兄の後をついで「味味方同心」となり活躍!
のんびり思考を重ね、粘り強い性格で、奇妙な事件もかいけつ! -
軽い捕り物。食べ物が面白い。軽いのが好きなのであんまり重くならないで欲しい。
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魚之進だって、十分有能じゃん。
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第二弾。
殺された兄・波之進の後を、ニート(?)の弟・魚之進が継いで、味見方同心に。
皆に心配されながらも、独自の視点で事件に挑む魚之進。兄暗殺の真相はいかに。次巻も楽しみです。 -
シリーズ第二弾
兄の意志を継ぎ、比較にならない弟魚之進が味見方同心に
頼りないなりに事件を解決しつつ兄暗殺の真相を
背後に幕閣と奉行所内部にも -
2015/都合良く事件にあたるし、味見方というわりに食部分は物足りなさもあるけど、無難に楽しんで読める。