奇面館の殺人(上) (講談社文庫)

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著者 : 綾辻行人
  • 講談社 (2015年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930833

奇面館の殺人(上) (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 鹿谷門実の前に差し出された1通の招待状。
    それは、あの中村青司が設計した館のひとつ「奇面館」で行われる、ある集まりの招待状だった。
    本来の出席者の代理で、身分を偽り、その集まりに出席した鹿谷を待っていたのは.......?

    2016年7月14日読了。
    たぶん、一度読んでると思うんですよね。
    ですが、このシリーズはどれを読んだか分からなくなってしまうのです。それに、何度読んでも面白い。
    後半でトリックの半分を思い出しましたが、それでも楽しめてしまいました。

  • ああ、久しぶりの館シリーズ。嬉しいな。

    仮面をつけなきゃいけない館なんて、そりゃ何かあるでしょ。来るよ来るよ。。と思いながら読んでたら、来た!!
    上巻までは思った通り。下巻に期待!コロッと騙されたーい。

  • ※感想は下巻に纏めて書いてあります。

  • 【あらすじ】
    リリカは何の子? 悪魔の子!?
    すべての世代の“童心”に贈る 謎(ミステリー)と驚き(サプライズ)のおもちゃ箱!
    少年の日の、極彩色の悪夢――あの密室殺人の真犯人は誰だったのか!?

    あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが……クリスマスの夜、ついに勃発する密室の惨劇! 悪夢の果てに待ち受ける戦慄の真相とは!? ミステリーランド発、「館」シリーズ第8弾、待望の文庫化。
    リリカは何の子? 悪魔の子!?
    すべての世代の“童心”に贈る 謎(ミステリー)と驚き(サプライズ)のおもちゃ箱!
    少年の日の、極彩色の悪夢――あの密室殺人の真犯人は誰だったのか!?

    【感想】

  • 良く似た風貌の作家、日向に身代わりを頼まれ中村青司の建てた屋敷に乗り込む鹿谷。
    自分に似た〈もう一人の自分〉を探している主人の影山は表情恐怖症の為、自分も含め館にいる人間に仮面を被ることを要請している。その主人が殺された…
    招待された6人には翌日取れない仮面がつけられていた。

  • 綾辻さん何気に初かな?
    噂ほど怖くなく、発想の楽しい小説でした。

    が、ミステリーで上下巻分かれるのは苦手…

  •  推理作家・鹿谷門実は、自分とよく似た顔つき、体形の怪奇・幻想系の作家・日向から奇妙な頼みごとをされる。それは、奇面館で行われる集いに、体調の悪い自分の代打として参加してほしいというものだった。そこでは、参加者全員が仮面をかぶって過ごさなければいけないらしい。

     奇面館が中村青司の建築物と知った鹿谷は、日向の依頼を受け集いに参加するも、吹雪で館は孤立。そして首と指を切り落とされた死体が館の主人の部屋で見つかり、集いの参加者たちは、何者かによって鍵のかかる仮面をつけられてしまい…

     古今東西、ミステリと首なし死体は切っても切れない関係ですが、今回はなんと容疑者全員が仮面をかぶっていて、死体どころか、容疑者の顔もある意味では”ない”状態です。

     こうなると、ミステリファンは被害者は本当に館の主人なのか、だとか、主人は招待客の誰かと入れ替わっているのではないか、だとか色々考えるに違いありません。

     かく言う自分もその一人なわけで、ここからどう展開するのか、楽しみです。

     綾辻さん流のサプライズも気になるところですが、犯人の切断目的や、仮面を被せたわけなどがロジカルに解かれることにも期待しつつ、下巻に進もうと思います。

  • 豪邸に豪雪
    館シリーズにとっておきな状況で起こる殺人事件
    誰が主人を殺したのか
    とても面白い作品です
    鹿谷さんの奮闘をお楽しみください

  • 最後の三叉路の謎かけのオチがおもしろい。やっぱり綾辻さんって、社会学ってより心理学なひと。本作は、摩訶不思議な出来事をロジカルに解体していくところが、むしろオーソドックスなミステリ小説だなあと思った。初期の館シリーズのほうが、奇抜というか斬新だったなあと。

  • 〇 概要
     鬼面館の主人「影山逸史」が主催する奇妙な集いに,6人の客が招かれる。季節外れの大雪で館は孤立。そして,頭部と両手の指が消えた死体が発見される。関係者の大半は,鍵の掛かった仮面を被らされて素顔が見えない。前代未聞の状況の中,探偵鹿谷門実が真相を解き明かす。

    〇 総合評価 ★★★★☆
     よくも悪くも綾辻行人らしい作品。登場人物が全員「影山逸史」だったことが分かるシーンはインパクト抜群だし,2代目と3代目の「影山逸史」を混同させる叙述トリックもさすが。作中の殺人の「死体の首を切った」意味が,死体の首がつけてた仮面が,館の秘密の通路を開くためのカギだったという点も独創的と言える。半面,登場人物に仮面を被らせた動機や,死体の爪を切り,ぐしゃぐしゃにした理由が,「被害者から抵抗を受けた跡を隠すため」というのは平凡。そもそも,上下巻合わせて700ページ近い作品にするほどのアイデアでもない。この半分くらいの長さで書き上げれば,中盤の中だるみもなく,なかなかの傑作に仕上がっていたと思う。週刊の漫画雑誌の作品みたいなもので,評価が定まっていない作家であれば,この作品は途中で投げ出されないようなスピーディな展開の作品になっていただろう。綾辻行人の館シリーズであれば,固定ファンもいるし,このワンアイデアでどこまで引き延ばせるか…という視点で描かれたと思える。つまらない作品ではないし,久しぶりにミステリを読んで驚くことができた点は素直に評価したい。★4で。

    〇 サプライズ ★★★★★
     この作品の最大のポイントは,「影山逸史」が主催する奇妙な集いに招待された6人の客が,いずれも「影山逸史」だったという点。この点が,現在の鬼面館の主人である「影山逸史」と,2代目の鬼面館の主人である「影山逸史」を混同させるというプロットにつながっている。正直,何かおかしいとは思っていたが,6人の登場人物が,いずれも「影山逸史」という名前だったというところまでは考えが及ばず,この点は素直に驚くことができた。本格ミステリとは意外性だけが魅力とは思えないが,やはり,小説を読んでびっくりするという経験は面白い。★5で。

    〇 熱中度 ★★☆☆☆
     冗長である。殺人事件は1件しか起こらず,発生するのは第7章。上巻の200ページを過ぎたところである。そこから,丹念といえば聞こえがいいが,だらだらと捜査が続くことになる。解決編も,死体の頭を切断したのはなぜか,死体の指を切断し,ぐちゃぐちゃにしたのはなぜか,全ての客に仮面を被せ,鍵を閉めたのはなぜかといった謎ときがだらだらと続けられる。登場人物が全て「影山逸史」という名前だったことが分かるシーンのサプライズはさすがだが,もう少し短く,コンパクトにまとめることができたと思う。熱中度はそれほど高くない。

    〇 キャラクター ★★☆☆☆
     探偵役の鹿谷門実を始めとし,鬼面館の主人である影山逸史に招待された客,創馬社長,マジシャンの忍田天空,建築家のミカエル,降木矢算哲の生まれ変わりという男,元刑事のヤマさんは,それなりには個性的である。しかし,全員の名前が影山逸史であるということを伏せようとしたことと,創馬社長が2代目の鬼面館の主人であり,真犯人だったことを伏せるという制約から,個々のキャラクターは十分に描かれていない。使用人の長宗我部,鬼丸,新月も,いかにもミステリの使用人というステレオタイプ。やや新月が,格闘家であるという個性があるが,これもプロットを成立させるための設定に過ぎない。キャラクター性は低い。

    〇 読後感 ★★★☆☆
     この作品は,登場人物が全て「影山逸史」だったという事実に驚くためだけの作品であり,読後感はよくも悪くもない。一応,2代目の鬼面館の主人だった創馬社長のトラウマなども描かれているのだが,薄っぺらい。

    〇 インパクト ★★★★☆
     登場人物が全て「影山逸史」という名前だった小説とか,登場人物が全員仮面を被って捜査する小説といったところはインパクトがあり、なかなか忘れられない作品といえる。もっとも,全体に冗長な上,それ以外の点の深みはないので,インパクト抜群とまでは言えない。

    〇 希少価値 ☆☆☆☆☆
     綾辻行人の館シリーズの1冊として,長く読み継がれそう。少なくとも,絶版にはならないと思う。

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奇面館の殺人(上) (講談社文庫)の作品紹介

季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。前代未聞の異様な状況下で、事件は進展する。主人の〈奇面の間〉に転がっていたのは、頭部と両手の指を切り落とされた凄惨な死体。六人の仮面には鍵がかけられていた。名探偵・鹿谷門実の圧巻の推理が始まる!

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