- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062931229
作品紹介・あらすじ
蟋蟀小三郎に道場破りを挑んだ田舎侍の素性は?池田家から流れてきた源之進には国元に帰れないわけがあった。表題作含む八短編収録。
感想・レビュー・書評
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もう何作目かわからなくなった半次捕物控。いっとき息切れしていたが、今回はなかなか。いつかも書いたようにこのシリーズの魅力は半次よりも蟋蟀小三郎で、もう準主役といっていい。その小三郎が活躍する表題作を含む終わりの二作。まあ小三郎の人を食った言動はそのままでもおかしいのだが、門弟に加えた源之進の仇討ちがらみで大藩を相手取っての胸のすく立ち回り。これ誰かに似てるよなあと考えて思い当たった。滅法強くて傍若無人、あの榎木津礼二郎ではないか。まああれほどぶっ飛んではいないし、多少抜けているところはご愛嬌だけど(笑)。
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半次捕物控
さくさく読める本。
最後の二編が前後編。
蟋蟀さん大活躍。
半次と蟋蟀小三郎のやりとりが楽しい。 -
蟋蟀さんって、どんだけ強いの?
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備中池田家を出奔した日笠源之進(ひがさげんのしん)は、江戸への道中、道場破りで小遣いを得ることに味をしめる。江戸到着後、源之進は名物男・蟋蟀小三郎(こおろぎこさぶろう)に道場破りを仕掛けるが完敗。小三郎に挑み続けることで、道場に居座る源之進を国元からの追っ手が見つけたことから、江戸中を騒がす事態に発展する。半次が打つ手は?