大江戸妖怪かわら版5 雀、大浪花に行く (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931632

作品紹介・あらすじ

かわら版屋の記者・雀、今度の取材は西の魔都・大浪花。初めての長旅に心躍らせる雀と桜丸は、鬼火の旦那の手引きで、大浪花ただ一人の人間・修繕屋と会うことに。彼は雀をもとの世界に帰す力すらもつという。そのころ大浪花城には、雷と大波を呼ぶ神獣「雷馬」が街を襲うという報せが舞い込んだ。食い倒れの街でたらふく飯を食べ、芝居に驚き、旅を満喫する雀の運命やいかに。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい~!西方様と東方様のやり取りがいい!コント見てるようだわ。3回くらいは読み返した。心のふれあいっていうか人情?がいいわぁ。

  • 978-4-06-293-163-2 c0193\460E.


    大江戸妖怪かわら版 ⑤
    雀、大浪花に行く

    著者:香月日輪(こうづき ひのわ)
    カバー装画:中川 学

    発行所:株式会社講談社

    2015年8月12日 第1刷発行

    ※本書は2009年10月に理論社より「大江戸妖怪かわら版 雀、大浪花に行く」として刊行されました。

  • 大阪の食い倒れメシテロ…

  • 大阪食道楽な巻。軽く読めるが食事の描写がホントに美味しそうで。小さいおっさんな西方さんが気になる。めだかさんかな?(笑)関西人な掛け合いも楽しめた。蘭秋と藤十郎の過去も良かった。こちらの世界で助けられ可愛がられて全力で生きる雀も愛しい。

  • 2017.6.29読了。雀は「かわら版」って言葉は知ってたくせにカラメルやたこ焼きの材料は知らないんだな。知識が偏ってるのか料理は食べる専門だからなのか。そんなもんなのかなぁ。雷馬って妖怪アパートシリーズで主人公の腹に引っ付いてなかったっけ?前巻で相互乗り入れあるって聞いて「おっ?」ってなったんだけどどうだったかな?本編はいつにも増してさくさく読んだな。ほぼ食ってばっかの描写だったからかな?腹減るわ。解説で初めて知ったけどラノベのコミカライズってコンペあるんだ⁈漫画版の雀は初期の広告に描かれていたものより心なしか顔が丸く見える。肥えたか…。もとワルとは思えないような人の良さそうな顔だな。表紙は本編には出てこない宿屋の様子。前に本の装丁の話をテレビで見聞きした時に本編には全く出てこないけど主人公はこういうの好きそうだろうな持ってそうだなという物のイラストを表紙に描いてるものがあった。この宿屋はまさに主人公達が泊まったであろう宿屋なのだろうな。

  • 読み終わりました!


    最初この本を手にとった時、帯に・・・
    「俺は帰るよ、自分の家へ。」と書いてあったので
    ドキッとしました。。(^_^;)
    もしかしたらと一瞬思ってしまい、ふと寂しくなりました

    だけどページを捲るごとに、色んな展開が待ち受けていて
    気づいたら夢中で読んでました(笑)


    物語が後半になるにつれて
    雀の葛藤が心情が見えてきて。。





    ラストは(良かったな。:゚(。ノω\。)゚・。 )と思える
    終わり方でした!





    今回も食欲をそそられる食べ物ばかりで
    物語り同様、新しい人物が出てきたり

    私も違う世界に別の私がいるのかなと思ったり
    色々と思わせてくれたり


    とてもワクワクドキドキ
    楽しく読ませていただきました!

    それに大浪花の方々の喋り方が、
    ちょうど今見ている「あさが来た」のドラマに似ているといったら////
    「○○○ひょ」「○○へん」とか




    修繕屋や西方の上様も楽しいお方で、
    またどこかで出てくるのかなと期待もしたりして!

    雀と同じく私も漫才みたいだなと、
    とても楽しかったです♪

    最後の解説もとても可愛くて
    まさかのあの人が登場でワクワクしましたね。。。



    次の巻も楽しみです!





    門をくぐったら別の場所にいた
    というシーンは凄かったな。。

    雀と同様どこでもドアだと思ったし
    ハリーポッターの姿くらましにも似ているし
    幽落町おばけ駄菓子屋も思い出しました!



    いいなぁ。。






    式鬼神が出てきたときは夏目を思い出しました♡

  • 少しマンネリ化かな
    雷魔なる台風妖怪を取材しに
    大阪浪花まで行くことになる

    高橋愛担当で漫画版を出すことになったらしい
    江戸の街や妖怪の姿を
    姿形で見ることになるので愉しいかもしれない
    かなりの細密画のようである

  • 雀の大浪花取材記。大江戸から大浪花へ、案内を引き受けた修繕屋とは?? 雀の大食いには呆れるけれど、彼が楽しんでいるのが楽しい♪♪

  • 旅にでる。
    やはり、己がいる場所は自分で決める。

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著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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