実現可能な五つの方法 琉球独立宣言 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062931960

作品紹介・あらすじ

なぜ今、独立なのか? 現在、辺野古新基地建設で政府と対立を深める沖縄。戦後70年、“本土復帰”から43年経った今も、在日米軍基地の74%が集中する現実。沖縄において“戦争”は決して終わっていない。その現状、政府による差別の歴史、琉球国の歴史や民族独立運動、世界の独立運動などをふまえ、琉球人学者が独立の具体的な方法とその未来図を提案する。決して絵空事ではない、実現可能な政治的・経済的道筋が示される。

感想・レビュー・書評

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  • 琉球の歴史について知らないことがたくさんあり、とても勉強になった。ただ、データや具体的な数字がないせいか、いまひとつ説得力にかける気がする。これを読んで、琉球は独立しかない!と思う人は少ないのではないか?
    沖縄が復帰する前に、日本政府の振興策は石油の備蓄基地だった。すでに日本各地では石油タンクを作る場所がなかったので、日本政府は本気で沖縄を石油タンクの島にしようとしていたのだ。

  • 辺野古新基地建設で政府と対立を深める沖縄。戦後七〇年が経過してもなお、在日米軍基地の七割以上が集中している。沖縄の“戦争”を終わらせるためには、もはや「独立」しかないーー。琉球国の歴史、内外の民族独立運動、未来への展望などをふまえ、琉球人学者が実現可能な独立の方法を説く。〈文庫書下ろし〉

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著者プロフィール

龍谷大学経済学部教授。専門は、島嶼経済論。
主な著作
『歩く・知る・対話する琉球学――歴史・社会・文化を体験しよう』(編著、明石書店、2021年)、『帝国の島――琉球・尖閣に対する植民地主義と闘う』(明石書店、2020年)、『談論風発琉球独立を考ええる――歴史・教育・法・アイデンティティー』(前川喜平氏と共編著、明石書店、2020年)、『琉球 奪われた骨――遺骨に刻まれた植民地主義』(岩波書店、2018年)、『琉球独立宣言――実現可能な五つの方法』(講談社文庫、2015年)、『琉球独立への道――植民地主義に抗う琉球ナショナリズム』(法律文化社、2012年)

「2022年 『学知の帝国主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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