欠落 (講談社文庫)

著者 : 今野敏

• 講談社 (2015年11月13日発売)

感想・レビュー・書評

[ichigosambaさんの感想 · 2017年6月30日]

＊特殊犯捜査係に異動してきた同期の大石陽子は立てこもり事件の身代わり人質となってしまう。直後に発生した死体遺棄事件を捜査しながらも刑事・宇田川は彼女の安否が気にかかる。難航する二つの事件の捜査。幾つもの"壁"に抗いながら、宇田川は真相にたどりつけるのか!? 『同期』待望の続編。長編警察小説＊

前作を飛ばして読んでしまったことを差し引いても、登場人物に感情移入できなくて残念。なんだかテンポの掴みにくい本でした。

[みっちーさんの感想 · 2023年1月12日]

以前に紹介した「同期」のシリーズものです。
警視庁捜査一課の新人刑事が苦悩しながら活躍する作品。安定の面白さです

[だぶさんの感想 · 2021年2月23日]

このシリーズも面白い。何がと言われると…あんまり記憶に残っていないのだが…。読んでる間の楽しさ、あー面白かったという読後感。まあ、それでいいんだろうな。

[take 51@フルマラソン５時間切りを目指して練習中！（笑）さんの感想 · 2020年7月12日]

同期の２作目。新たな同期を１作目の話を上手に組み込み展開。ちょっと無理な展開だった気もするが楽しく読めた。

[ちほさんの感想 · 2020年5月28日]

久々の今野さん。期待通りの面白さと爽快感。
途中から話が壮大になって、宇田川じゃないけど現実味がなく感じられたのはご愛敬。私が平和ボケした日本人なだけということにしよう。
とにかく出てくるおじさまたちがカッコいいし便りになる。
やはり公安がいけすかないけど、別に悪ではない。
蘇我も嫌いじゃないし。
同期三人のうち、宇田川だけが右往左往しているようでちょっとかわいそうに見えてしまった。
なんにせよ、ほんとに嫌な人間が出てこない、犯人の襲撃はハラハラしたけど、とても良い気持ちで楽しめました。

[pupunao99さんの感想 · 2020年1月7日]

同期の続編。
もう前作が思い出せないので、もう少し近い間隔で読みたかった。
主人公よりも、周りにいるベテラン刑事が魅力的で、いつかこんな風に成長してくれるかなぁと期待しながら、第三弾を読むのを楽しみにしています。

[Daiki Moriさんの感想 · 2019年12月13日]

「同期」の続編。面白い。

[きくさんの感想 · 2019年10月30日]

同期シリーズ第2弾。警察同期が軸となり警察と公安の関係が面白く展開される。主人公の宇田川（30前半）と同世代の自分としては素朴で普通な感じが共感する反面もっと期待してしまう。いつもパートナーとして組むベテラン刑事が味があるので宇田川と自分を照らして成長してほしいと強く望んでしまう。次作へ。

[midoriさんの感想 · 2019年10月26日]

今回も宇田川さんと蘇我さん カッコよかったです。立てこもり犯と死体遺棄事件のふたつの捜査を通しての違和感…公安の壁…
最後までどーなるのよーと、ドキドキでした。

年上の佐倉さんにも「俺も勉強させてもらったよ。いくつになっても、白けている場合じゃないってな」なんて、言われちゃったりして とてもカッコよかった。(*^^*)

[りぶれさんの感想 · 2019年10月6日]

先に完結編を読んでしまったのだけど、遡って思うのは蘇我さんより、大石さんの大変さ。蘇我さんはぽんと出てきて、いつもの「のらりくらり」で去っていくので、大石さんがどうなっているのか、結構ハラハラしました。このシリーズは宇田川さんの人の見る目の無さもまた、私には面白い。佐倉さんも決して無能ではなかったし。でも、「変幻」まで読むと彼は恐らく上にいくタイプなのかな、って思う。先輩、上司に恵まれていて、いいな、と思います。

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」