隠密 味見方同心(五) フグの毒鍋 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 127
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062932998

作品紹介・あらすじ

目の見えない板前が作りやくざが食べる、危険なフグ鍋の噂がある。度胸試しで無事に食えたら親分として認められるというのだ。食い物関係は味見方の範疇だとして、人一倍気弱な魚之進は意地悪な先輩同心に、やくざ連中の捜査を押しつけられてしまう。珍味満載の人気シリーズ、ますます舌好調!

人気爆発、実力一番の時代作家、風野真知雄の大人気シリーズ!

(祝)「この時代小説がすごい! 2016年版」作家別ランキング1位
(祝)第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞受賞(「耳袋秘帖」)
(祝)第21回中山義秀文学賞受賞(『沙羅沙羅越え』)

感想・レビュー・書評

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  • 「馬鹿弁当」「フグの毒鍋」「イカタコ煮」「なみだ酒」。毎回興味深い食べものがでてきておもしろいです。「イカタコ煮」は死体の描写がちょっとえぐい感じでしたが…。なにかと魚之進に助言してくれる北谷道海、どうも悪いやつには思えない。結局何者なんだろう。今回でついに魚之進が自身の気持ちに気づいたけど進展するのかな。続き気になります。

  • なんだかこの巻から各章のお話がブチっと切れる文体になっていたけれど、なんでだろう?

    主人公さんは、吉原に行って、やっぱり自分は兄嫁さんに惚れているんだと知って、何もしないで出てくる純情青年だけど、これから良いオトコに育っていくんだろうな。

  • そろそろ兄嫁と何かあるか?

  • 2016.06.18.読了

    隠密味見方同心 5
    ・馬鹿弁当
    ・フグの毒鍋
    ・イカタコ煮
    ・なみだ酒
    兄 波之進 の死の真相は
    相変わらずわからないままだけど、
    魚之進 はいい味を出しています。
    にゃんこの麻次も好き。
    お静とは今後どうなるのかなぁ。

  • 第五弾
    尊敬する兄、暗殺の謎を求めて活躍?
    合間にけったいな食べ物がらみの事件が

  • 2016年1月刊。文庫書下ろし。4話の連作短編。小ぶりな事件ばかりで、あまり楽しめませんでした。マンネリ感あります。兄の死に繋がる大きな謎の話が出れば、良かったのに。

  • 201601/片岡雪之丞のくだりは無理矢理というか唐突感、動機もどうなのってカンジだし…。
    魚之進と義姉の関係は進展せずこのままでいて欲しいけどどうなんだろ。

  • 目の見えない板前が作りやくざが食べる、危険なフグ鍋の噂がある。度胸試しで無事に食えたら親分として認められるというのだ。食い物関係は味見方の範疇だとして、人一倍気弱な魚之進は意地悪な先輩同心に、やくざ連中の捜査を押しつけられてしまう。珍味満載の人気シリーズ、ますます〈舌〉好調!

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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