桜の花が散る前に (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 180
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933483

作品紹介・あらすじ

カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。しかし、その父・七ノ瀬天山を死に追いやったという自責の念から、本心を明かせずにいるのだった。「占いと事件」を縦軸に、「幼馴染の恋の行方」を横軸に描いたミステリー連作集。(『桜の咲かない季節』を大幅に加筆し、改題)

感想・レビュー・書評

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  • 伊岡先生のお名前で購入したが、残念、こちらは私の苦手な短編だった(~_~;)

    短編ではあるが、一応主人公は変わらない。
    カメラマンの乾耕太郎と、幼馴染の占い師、深沢桜子が主役。

    この2人に巻き起こる事件の一つ一つが短編となっている。

    乾耕太郎は、桜子の父親に命を救われる。桜子を頼むと言い残された耕太郎は桜子を見守っていた。

    DV鬼嫁の殺害、没交渉となっていた母娘の再会、過去のホームレス殺人事件、耕太郎のファンだと名乗る女、桜子の占いの危機、、、

    やっぱり短編だと、どうしても物足りないんだなぁ。。。
    それで?その後どうなったの??知りたいところが全部切れてしまう(^◇^;)

    一編、一編を長編で読みたかった(^^;;

    サクサクと読めるのだが、あれ?さっきの話、どういう話だっけ??となってしまう(^^;;

    私の頭は短編小説には向いていないようだ(~_~;)

  • 占い師とカメラマン。
    占いで問題(事件)を解決すると思いきゃ、わりと泥臭く足で真相を探り当てる、連作短編集。

    商店街諜報部(笑)

    人情モノの雰囲気もありつっ、少しハードボイルドで……松田優作「探偵物語」のような世界感で古き良き「昭和の最後」を感じられた。





  • うーん、今までとはちょっとテイストが違うかなあ?伊岡瞬の小説としたら少し物足りない。ミステリーというより、恋愛小説かな。ちょっとがっかりだったけど、これはこれでいいと思う人がいるのだろう。詳しくは解説で。

  • この作家は作品ごとに雰囲気がガラッと変わりますね。しかしどの作品も面白い。

  • カメラマンの乾耕太郎は、幼馴染の美人占い師・深沢桜子に淡い恋心を抱いている。しかし、その父・七ノ瀬天山を死に追いやったという自責の念から、本心を明かせずにいるのだった。「占いと事件」を縦軸に、「幼馴染の恋の行方」を横軸に描いたミステリー連作集。(『桜の咲かない季節』を大幅に加筆し、改題)

  • なんかつまらないしらけた話でした。

  • オモロない。伊岡瞬くんのやから最後まで読んだけど。
    肩透かしや。

  • 占い師の不思議な力によって謎解きをする趣向かと思いきや、予想外に地域ネットワークを使った情報収集がメインの連作短編集。
    各編も少し意外性をもたせた一筋縄ではいかない作品でした。

  • 本作は「桜の咲かない季節」を大幅に加筆修正、改題されたもの。
    占いと事件を縦軸に、幼馴染みの恋の行方を横軸に、織り成すミステリー連作集です。
    特異なキャラクターであるヒロイン桜子の存在感が薄い。不思議な能力があって、美人、
    そんな桜子を押し出して来ないのが意外。あくまでも主人公は耕太郎といったところか。

  • (収録作品)守りたかった男/翼のない天使/ミツオの帰還/水曜日の女難/桜の花が散る前に
    「桜の咲かない季節」を加筆修正・改題

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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