図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)

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著者 : 高田大介
  • 講談社 (2016年4月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933667

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図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 一ノ谷を含む世界が動き始めてきた。その動きを安楽椅子探偵さながらに見極める図書館の魔女たち。さらには身内に潜む謎も明らかに。騙されてた!って苛むばかりだけど、助けてくれてありがとう、は無いのかな…。
    しかし、書き方が非常に論理的で、指話構築や方言の体系などに関する記述がやたらと深いなあと思っていたら、著者は言語学者なのね。どうりで。一言一句、言葉を大切にする気持ちは伝わってくるけれども、しかしちょいちょい挟まれると物語を読むスピードも落ちかねない。いや、おそらく読む方のこちらも真摯に向き合わなくてはいけなくて、TV観ながらとかそんな状況で読んでるから進まないんだろうなー、と少し反省する次第。

    …次巻はもうちょっとスピードアップできるかな?

  • 『しかし、そこにこそ真の選択の自由が潜んでいるのである。それぞれに固有で私的な判断が、決断が、場合によっては見落としが、ようするに選択者の人格の似姿が、あに図らんや選択しなかったことから露わになる。

    選んだことは状況や論理の然らしむる必然に過ぎない。その人固有の自由の発露は選ばなかったことにある。人は、何を選ばなかったか、それによってのみ他ならぬ自分を顕している。』

    第2巻も素晴らしい!
    いよいよキリヒトの真の姿が明らかになった。
    やっと物語りが本当の始まりを迎えた感じだな。なんとも良くできた状況説明。かなり長いけど。

    ビルドゥングスロマンかと思いきや…いや、ビルドゥングスロマンなのかな。続きが気になる!

  • 皆さんのコメントを支えに読み切れました。
    文法とか古典の講釈は頭痛くなりそうでしたが、
    全部読み終えた時には爽快なのだろうか。
    3巻で息切れ中。でも一番最終巻が分厚すぎて…。
    学生の時に読んだらすっと入っていけたのかなと考えたり…小野不由美先生の屍鬼とか、浅田次郎先生の蒼穹の昴にどハマりしてて…ページが厚ければ厚いほど読書欲掻き立てられてた時に。
    ともかく全部読んでないから最終的な評価はまだできないか。
    やっぱファンタジー苦手なのかなぁ。
    でも、荻原規子さんの勾玉シリーズとかは大好きなんだけど…。
    星はちゃんと最終巻読みきってからかな。

  • いよいよ物語が動いてきた。
    キリヒトの正体?については、1巻からのこれでもかという描写に、むしろ、え?マツリカたちは気づいてなかったの?と思ったが、明かされる舞台設定とタイミングが絶妙。対比してカシムやイラムの反応がほのぼのして、おもしろかった。
    2巻最後の、マツリカとキリヒトの夜中の道行き?が最高。理路整然とした文章なのに、ロマンチック。二人の次の川遊びが平和で楽しいものになるように願わずにいられない。

  • 珍しくゆっくりゆっくり読んでいる。
    言語の体系についてやたら丁寧だと思ったら作者さん言語学者さんなのか…。

  • ここにきて一気に話が動いた。一巻を読んでいるときはこの本がいったいどこへ向かおうとしているのかよくわからなかったのだけれど、ようやくキリヒトの背景が見え、ボーイミーツガールっぽくなってきた。2人の交流のためにも、手をつないで会話する重要性が増した気がする。今となってはあの無邪気な河原遊びがとても輝いていたな、と悲しく思い出してしまう。

  • キリヒトが自らの素性を明かさせられるタイミングが絶妙。世界設定にも、しばしば挟まれる言語や風物への薀蓄にも慣れ、登場人物同士の関係性が心地良く感じられるようになった段での告白だから、余計に鮮烈な印象を与えられる。これがもっと早い段階であったら、読み手の受け止める印象も軽いものになってしまっていたかもしれない。
    第二巻の最終行、ここまで、切なくなるような思いさえ淡々と書き綴られてきたからこそ、とても単純な畳語法が震えるように息づいている。

  • 感想は4巻に。

  • んー面白い!とにかく面白い。
    キリヒトのひたむきさがとにかく泣ける。
    マツリカの聡明さにまた泣ける。
    ひとくせ、ふたくせもある登場人物たちの行く末がどうなるのか続きが読みたくてイッキ読み。

  •  一巻の後半くらいから流れ始めたお話が、いよいよ盛り上がってきたな、というところ。ストーリーの面白さもあるし、言葉の面白さもある。
     言葉と言葉をつなぎあわせて筋道をたてていくのは、まさに一巻で語られていた図書館の役割であって、普段何気なく使っている言葉の使い方を考えるきっかけにもなる。聞き慣れない言葉も多いので、新しい言葉と出会えるのも楽しい。
    2017/7/18

  • キリヒトの微笑み
    マツリカの手の冷たさ。

    手を通じて言葉を交わし
    その手を封じる

  • 言い回しが独特。
    でも、読んでいて心地よい言い回し。

    なんだろう…ことばのリズムかな?

    文系ではないワタシには、上手く表現出来ないし、理解していないけれど。

    まだあと2冊も、このことばの渦に入れるなんて…。

    今後がどうなってゆくのかも楽しみ。

  • 登場人物の魅力がグーっとアップ!
    特に後半!
    おー!キリヒト!
    って感じ (笑)

    でも…
    相変わらず、難しい言葉の話し合いが長い!(笑)
    もう少し自分のような者にも理解できるような言葉で、簡潔に説明して欲しい。

  • 登場人物が好きになってきて、作者が何を書きたいのかやっとわかってきたので面白くなってきた。
    描写がくどく、わかりづらいのは慣れた。が、これによって戦闘シーンのスピード感が殺されるのがもったいない。漫画でいうとコマ割りが細かすぎるんだよなあ・・・
    次の巻が楽しみになった。1巻をがんばって読んでよかった。

  • おー。話が急展開。おもしろくなってきた。
    マツリカの子供っぽいところも垣間見れて、なんか嬉しくなった。かわいいー

  • 一巻の時点で、キリヒトには何かあるんだろうな強いんだろうなと思っていたけど、いやー面白いなー!!先がますます気になる。

  • 第二部 一ノ谷
    地下の覊旅(きりょ)と暗殺者の所在

    政治の世界、国と国との裏を読み合う情報合戦に図書館の行く道を話し合う場面は、そこまで読み取るのかと恐れ入ってしまう。
    マツリカとキリヒトの心が溶け合っていく場面に涙が出る。

  • 最高

    これ最高

    ぼくの言葉の力弱すぎて

    いかに最高か言えないけど

    これ最高

  • 図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。
    マツリカ率いる図書館は軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、重鎮に刺客を放つ―
    マツリカはその知慧と機転で暗殺計画を防ぐが、次の標的は彼女自身。
    凶刃が彼女に及んだその時、キリヒトが図書館へ遣わされた真の目的を知る―

    新聞広告に“2巻半ばまで我慢して読んで!”みたいに書かれていたけど、本当に、実際そのあたりまではゆっくり進む日常で読むのもゆっくりだったけど、急展開-
    過去の出来事にも、裏では知られていた以上の緊迫した罠が張られていたのね…
    マツリカとキリヒト、2人で地下水路探検したり市場で買い食いしたり―その姿が、年若くして権威ある地位と力を持った、僻地から都に出てきて、共に今まで無かった遊びを楽しんでる様で微笑ましかったのに。
    なんという身にかかる責任の重さよ…
    地下の水汲み場でマツリカが自身とキリヒトの生業、それに就く家系に生まれついたことに涙したように、私も泣いたよ-誰かが悪い訳じゃないから尚更に切ない。

    図書館の面々、ハルカゼ・キリン・カシム・イラム、それぞれの立ち位置気持ちも複雑だよね…でも“図書館”として団結して事にあたる。
    その姿が格好良い-

    先が気になるので、早速、次巻を捲ります-

  • シリーズ2巻。
    図書館のある一ノ谷は、隣国との覇権意識により危機にさらされていた。
    それをどう回避・戦って行くのか、話が展開されて行く。
    図書館に勤める人たちの背景も明らかになってくる。
    何気ない会話から情報を掴む諜報活動の表現の中に、方言や言葉に関する面白い記述がたくさんあり、「国語」が好きな人には面白いと思う。
    ただ、言葉が難しくて、ストーリーをまず把握すればいいというスタンスで読んでいる私も、何度も前のページを読み返してしまった。

  • 感想は最終巻にて。

  • 物語が進み始めると途端に面白い。もう少し雰囲気を掴めるような全体的な描写があると好き。細部の解説が冗長で全体が見えにくいのかも。言葉は難しいが文章のリズムが凄く良い。

  • 読みながら涎が垂れそうになる場面が沢山。そして、四部構成の中でこの第二部が、見ようによっては最も切ないパート。

  • 人が発したたった一言のセリフから陰謀を見抜くに至るマツリカの推理が超人過ぎてビックリ!そのいつもは超然としているマツリカが地下道の暗闇に怯えるギャップが可愛らしい。そして川遊びで自然の美しさに開眼し、警護の者たちとの長閑な食事風景と、その後直後の戦いの対比が明暗くっきりしていて素晴らしい。興奮の第2部だった。

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図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)の作品紹介

図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカはその智慧と機転で暗殺計画を蹉跌に追い込むが、次の凶刃は自身に及ぶ!

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