図書館の魔女 第二巻 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 138
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933667

感想・レビュー・書評

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  • 突然の巨人の出現でファンタジー感がぐっと上がって、さらにキリヒトの正体が明らかになったことで物語にぐっと引き込まれた!マツリカの難しい話も最初はダラダラ読んでいたが、今では理解して読まねばと一種の使命感みたいなものまで感じる。
    井戸のシーンでは専門的な言葉や専門家でも難しい知識が密かに散りばめられていて、筆者の勤勉さに驚愕しました!

  • 前巻終盤に見つかった地下水路を探索が続き、ここでもまた後半に繋がるであろうネタが提供される一方、ハルカゼやキリンの来歴も明らかにされながら、一ノ谷と周辺国との、また一ノ谷の中での王宮と議会と“高い塔”の、微妙な均衡が語られる。
    この巻も130頁が過ぎたところでその均衡を揺るがさんとする謀が少しずつ姿を現し、漸うに巻頭の地図が役に立つお話に。
    ここまでの精緻な種蒔きから局面が動き出し面白くなってきたぞと思って読み進めるが、この後は思いもよらなかった展開に。
    これにはびっくり、唸らされました。普通に積み重ねられた物語は、それでも十分面白かったのに、裏でこんな駆け引きが繰り広げられていたとは…。
    5月に発売される3,4巻は既に予約したが、続きが楽しみ。

  • 2巻目の終盤は泣けた。

  • 前回気になるところで終わったから、すごく楽しみにしてた!
    相変わらず言葉が難しい。
    ファンタジーなんだけど、ゴリゴリの政治問題みたいな感じで、すごい難しいんだけど面白い。

    マツリカが襲われた辺りから一気に面白くなった。
    キリヒトの役割。伏線はチラチラ出てたんだろうけど、全然気づいてなかった(笑)
    マツリカとキリヒトは今後どうなっていくんだろうな。
    個人的にはもっと仲良くなってほしい。

    次巻どう展開していくんだろう。
    気になる!

  • さらに引き込まれるシリーズ第2巻。
    複雑な政治的な駆け引き、巨人の出現、キリヒトの出自など、俄然盛り上がってきた。
    次かま楽しみ。

  • 図書館の魔女二
    180709読了
    今年54冊目今月3冊目

    #読了
    #高田大介
    #図書館の魔女二

    まさか半日で読みきるとは思ってなかった。
    第一巻のごく初期の布石から、キリヒトの特殊技能に当たりはついていたが、これほどまでとは。

    ハルカゼ、キリン共に深く描かれており、図書館陣営の結束と波乱の兆しが描かれる。

    帰り道何読んだらいいんだ!
    3巻目持ってないぞ!
    苦しい。

    • つきたまさん
      こんにちは!突然すみません。
      図書館の魔女、私も先日読みまして、大変たいへん面白かったです!
      続編も含めて読み終わってしまったのがもった...
      こんにちは!突然すみません。
      図書館の魔女、私も先日読みまして、大変たいへん面白かったです!
      続編も含めて読み終わってしまったのがもったいないくらいで、これから3巻4巻のワクワクを味わえるsuzuyomoさんが羨ましいです笑
      ぜひ楽しんでくださいね♪
      2018/07/11
  • キリヒトの秘密が暴かれる。
    なんかみんな人間臭くなっていく様がとてもいい。

  • 皆さんのコメントを支えに読み切れました。
    文法とか古典の講釈は頭痛くなりそうでしたが、
    全部読み終えた時には爽快なのだろうか。
    3巻で息切れ中。でも一番最終巻が分厚すぎて…。
    学生の時に読んだらすっと入っていけたのかなと考えたり…小野不由美先生の屍鬼とか、浅田次郎先生の蒼穹の昴にどハマりしてて…ページが厚ければ厚いほど読書欲掻き立てられてた時に。
    ともかく全部読んでないから最終的な評価はまだできないか。
    やっぱファンタジー苦手なのかなぁ。
    でも、荻原規子さんの勾玉シリーズとかは大好きなんだけど…。
    星はちゃんと最終巻読みきってからかな。

  • 読み終わった時の感想は「1巻目であきらめないで良かったー」という幸福感でした。

    この巻も途中まで1巻同様に中盤まで話が転がらないなと思って読み進めていましたが、刺客の襲撃→キリヒトの正体→井戸でのマツリカ・キリヒトのやり取りまでは一気読みでした。

    特に井戸での2人のやり取りは切なく、美しい描写でした。地下の井戸で隣り合ってしゃがみ、キリヒトの手から水を啜るマツリカの姿や、キリヒトの境遇を思い巡らせ涙するマツリカが常時帯刀することはやめようと告げる場面は、2人がまだ少年・少女である年頃であることを思うとなおさら切なさは増します。

    久しぶりに心に線香花火が落ちたような物語でした。第3・4巻が続けての刊行とのことで、むろん手に取りたいと思います。

  • ファンタジーというよりもガチガチに政治や歴史が作り込まれた戦記もの×ミステリーって感じがする。文章が何やら固い。しかもトリックが言語学という。忘れてたけどこれはメフィスト賞なんだった。綺麗で素直なファンタジーを求めてちゃダメね。
    著者が言語学専攻だから「仮定に応える帰結の一文には条件法か、あるいは迂言未来形、ないし接続法の未完了系過去、活用の範列が欠けていれば迂言完了形も用いる。」なんて一文、普通はファンタジーには出てこないよ!SF読んでる時みたいになんとなく言いたいことだけ頭に入れてサラサラ〜と流し読み。

    でもキャラは立ってるし世界も面白いし、キリヒトやハルカゼの立ち位置も定まってきたし、3巻は「敵」と戦うべくいよいよ図書館が活躍するのかな。

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著者プロフィール

2013年『図書館の魔女』(第一巻~第四巻)でデビュー。デビュー作が和製ファンタジーの傑作として話題となり、「図書館の魔女シリーズ」は累計32万部を記録。著書に『図書館の魔女 鳥の伝言』(上下)がある。『まほり』は著者初の民俗学ミステリ。

「2022年 『まほり 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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