図書館の魔女 第三巻 (講談社文庫)

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著者 : 高田大介
  • 講談社 (2016年5月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933872

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図書館の魔女 第三巻 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

  • 『これはすべて、もとはといえば書物を読むということの価値が広く知れ渡ったからだというのに、結果はまったく矛盾したものとなる。

    書物が一介の消費財となる上に、複製すべき書物を選ぶのに人が人生を賭すほどの意味が無くなる。その帰結として起こることはもはや自明だ。この世に駄本が満ちあふれて流通することになる。愚書が蔓延る。』

    複製技術の進歩が、書物を書き写すという労力をゼロにしてしまい、価値のない書物まで増え、何が価値があるのか分かりにくくなってしまった。
    まさに同感。たまにそういう本に当たってしまいがっかりする。

    ものすごく惹きつける作品でいよいよ最終巻へ。ニザマ帝国に乗り込む緊張感がたまらない。

  • ニザマの刺客により、マツリカは手話による「言葉」を封印されるも、一ノ谷とニザマ、アルディシュ三国間の緊張を解くべく出立する。

  • 一気に物語が加速。実は外交交渉ファンタジーだったとは。蘊蓄が盛りだくさんで、これまではリズムがつかみにくかったが、ここに来て、リーダビリティも逸品。
    マツリカは高い塔から動かない安楽椅子探偵タイプかと思っていたら、三国交渉に直に敵国ニザマまで赴く、なかなかのアクティブぶり。
    キリンの能力全開、真骨頂だし、近衛の面々もそれぞれの個性が立って魅力的になってきたし、穏和かつしたたかなニザマ帝もお茶目でステキ。
    長い蘊蓄にも慣れてきて、随所に挟まれるマツリカとキリヒトの会話にくすりとさせられ、ほのぼのとする。
    三国交渉を成功させ、次巻は、いよいよマツリカを狙った刺客「双子座」との対決。楽しみです。

  • 前巻の後半がかなり心情的な内容だったのだけれど、この巻はきっちり政治的な内容。最終巻でどうまとめてくるのか、期待したい。

  • マツリカの危機と側に寄り添うキリヒト、このふたりの関係性が読んでいてとても心地良いのだけど、シリーズということは今後それも移り変わっていくのだろうか。とりあえず今は、第四巻(分冊完結巻)が分厚いことが嬉しい。

  • クライマックスへの期待が膨らんで止まない。

  • きっと必要な部分ではあるのだろうけど、ついつい流し読みしちゃう部分がありつつも、マツリカとキリヒトが動くと面白くなる。最後に向けてどうなるのか楽しみ。

  • 感想は四巻に。

  •  いよいよ面白くなってきた。ストーリーが流れている時と、言葉や政治について語られている時の緩急がある。語られている言葉の面白さもあるし、小説として書かれている言葉も大切に選ばれているのが分かるので、聞き慣れない言葉でもきちんと理解したいと思う。
     四巻も楽しみだ。
    2017/7/30

  • 2巻の終わりで面白くなったので3巻にも手をのばしたが、
    やっぱり、学術書でも読んでいるようで退屈。
    言葉に関して、ああでもないこうでもない… 
    しかも使う言葉が難しい。
    もっとストーリーの盛り上がりを期待したのに残念。
    4巻はもういいかな…

  • 新たな関係性と
    言葉を覚えるもの
    封じられるもの

    大きな転機を迎え、世界は動き始める

  • 前2巻まで、さんざん読みにくいだのルビが変だの言ってきたが、…面白かった。悔しいけど。
    2巻からお抱えになった衛兵たちが良い味を出していて物語に活気が与えられている。キリヒトも相変わらずかっこかわいい。
    キャラ読みにも耐えうる人物配置になり、内容も軽くない。
    いいんじゃないか。

  • いろんな事がわかってきて、繋がってきて、おもしろい。
    二ザマ帝とのやり取りが読んでいて楽しい。
    次で最後かー。楽しみー。

  • 終始、言葉で戦っている。それがすごい。マツリカにピンチが訪れるけど、いやそんな手口思いつかないよ…!ニザマでのやり取りもハラハラした。どう転がるのか、次の巻が楽しみ。

  • 第三部 一ノ谷、ニザマ
    文献学講義と糸繰る者達
    新しい護衛たちと少しずつ慣れていく。マツリカを襲う凶事と国を襲うかもしれない凶事。ほぐす事が出来るのか。

    時々読めない漢字があって、もどかしくなる。さっき読んだページにルビが符ってあったと思って探すけど見当たらない。辞書を引く。ふ~っ

  • アルデシュは耕作地の塩害で深刻な麦の不作に苦しみ、背後に接する大国ニザマにけしかけられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。
    高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を地下水路探検時に見つけた装置から見出し、戦争を回避しようとする。
    しかし敵は彼女の“言葉”を封じるため、利き腕の左手を狙う―
    キリヒトはマツリカの“言葉”を守れるのか?
    緊迫の第三巻。

    ニザマの国内情勢―帝と宦官の勢力争いも絡んで、近々戦いが始まりそうなギリギリでの攻防にハラハラしました-
    そして、まさかの場面でのまさかの攻撃。

    左手を呪で縛られたマツリカが、手話だけでなく、書き文字までたどたどしくなって、もどかしくてイライラしてるのはキリヒトたちだけでなく読んでいるこちらも苦しかった…

    ニザマへの旅立ち、船上、寄港、館へ入ったシーンは印象的で圧倒的な迫力を感じました-

    帝と魔女の祖父と孫娘ぽいところが微笑ましい-

    p.122の“すでに歴史は互いの領土を奪い合う国盗りの時代を過ぎた。”って一文は現代、リアル世界の戦争も同じだよな-と思いました。

    いよいよ次は、先代の思惑や、魔術師との対決、国の行く末、全てが解かれるクライマックスの最終巻!楽しみ-

  • シリーズ3巻。
    アルデシュは二ザマにけしかけられて、一ノ谷へ攻め込もうとしていた。
    それを回避すべく、図書館が暗躍するが、マツリカは自身に迫る危険に気づかなかった。

    戦争を回避するための交渉術、策略が展開され、こうやってお互いに情報を取り合い、それを使って考えていくという戦術を知ることになる。
    それに加え、言葉や図書館、とりわけ検閲や禁書について面白い論争も書かれていて、面白い。

    しかし、言葉が難しいし、何度も読み返してしまい、時間はかかる。
    知らない言葉もたくさん出てくるので、辞書を引きながら読みたいくらい。

  • 二巻で惰性に成り掛けていたけど、この巻で作者の主張したいことが見えてきてちょっと興奮した。禁書のくだりでは現代の文学界(書店経済、読者の質)について言及しててほんとそれと思うと同時に手のひら返しで書評が高まる高まる。
    今の所のマツリカ様ベストオブ辛口は「惰弱な精神と検閲は仲がいい」です。最高。

  • 感想は最終巻にて。

  • 禁書のくだりが長すぎ。

  • 第3巻は、元々の下巻の前半部分。
    第2巻までに明らかになったことが深められていくが、これまで以上に無駄に文章が難解になり、解説がリピートされるため読みづらくてかなわない。
    日常的に使わない漢字の読み仮名は、初出を読み飛ばしてしまうと読み方もわからなくなり、古文を読まされている感覚は、物語の楽しさを半減させる。

    世界観を描くよりも、読者が飽きない程度に物語をテンポよく展開させてほしかった。

    今後の展開に期待しつつ、読むことを強いられる印象を与える第3巻。
    独特の世界観を味わえた割には心が離れてもいき、読後の印象は薄い。

  • この物語は一の谷の頭脳〝図書館の魔女マツリカ“の知略戦で、断じて恋愛ものでははいはず(と思う)なのに、女王マツリカと騎士キリヒトの主従恋愛ものに思えてならないトキメキポイントが所々挿入されていて萌えます。意思を伝える災難に直面しパニックに陥るマツリカが気弱になりながらも必死に策を進める姿が力強くて凛々しくて憧れます。図書館付になった近衛兵のみなさん、何気に各自いい味出していて好きです。

  • 2を読んで盛り上がったまま、読めばよかった。
    帯にやられています。
    このまま4まで…。

  • だんだん、このお話との距離感が掴めてきた。わかんない種明かしを、焦らずに待てばいいんだ。なんと焦らしてくるのか。
    4巻へ!

  • キャラクターの個性がどんどん出てきたのと、物語が大きく動く。
    マツリカに起こる事件、みんなで物事の解決に向かおうとする学者達、近衛兵たちのそれぞれ、そしてニザマ帝の登上。
    盛り上がったところで4巻へ。

    2016.11.1

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図書館の魔女 第三巻 (講談社文庫)の作品紹介

深刻な麦の不作に苦しむアルデシュは、背後に接するニザマに嗾けられ、今まさに一ノ谷に戦端を開こうとしていた。高い塔のマツリカは、アルデシュの穀倉を回復する奇策を見出し、戦争を回避せんとする。しかし、彼女の誤算は、雄弁に言葉を紡ぐ自身の利き腕、左手を狙った敵の罠を見過ごしていたことにあった。

図書館の魔女 第三巻 (講談社文庫)のKindle版

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