- Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062933889
感想・レビュー・書評
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長い物語、最後までハッとさせられる箇所がある
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長い物語だが、最後まで読む価値が絶対にある。
物語の世界がとても細かく描写されているので初めは読み通せるのか不安を感じたが、ファンタジーの世界はここを踏ん張らないと入り込めません。
指輪物語、ハリーポッター、ナルニア、
八咫烏シリーズ、そしてこの図書館の魔女も私のお気に入りに。 -
913-T-4
文庫 -
クライマックスまでの過程は世界観の綿密な構築のために費やされるため,ジャン・クリストフの如くとっつきづらいが,クライマックスとなる本巻は鳥肌が立つような展開がさらさらと流れ出す.外交・恋愛・ファンタジー・言語学,と幾層にも積まれた各ストーリィの核が紡がれ最後花開く様は,これまでに決して味わったことのない新しい物語感の扉を開いた感覚を覚え,嗚呼,こんな物語を読める時代に生まれて佳かった,と心から思う.
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最高。
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2022年7月読了
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長かったー。まずは読み切った達成感と重厚な物語が終わったカタルシスを感じた。本巻は、三国会談から刺客との死闘と、政治劇と冒険が両方楽しめ、お腹いっぱいになった。とはいえ、冷静に振り返ると、本巻もそうだが、作品全体としてもう少しタイトにした方が読みやすかった気がする。読了後、満足感と共に疲労が押し寄せ、次に繋がる匂わせもありながら、しばらくはいいかなと思ってしまった。世界観にどっぷりつかるため背景知識がこれでもかと詰め込まれるのはいいとして、不必要に感じるプロットも多く活劇シーンのテンポの悪さも気になった。
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山で育った少年は図書館に暮らす「高い塔の魔女」の元に行く。書物と知識に通じる魔女は己の声を持たぬ少女だった。
圧巻の大娯楽小説。言語、書誌学、歴史、政治、戦争、科学、地理、ありとあらゆるものが詰まった世界で、魅力的なキャラクターが言葉と心を交わす。