ナマコ (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934282

作品紹介・あらすじ

ビール好きな作家と居酒屋店主が、ウマいものを求めて北へ南へ。あやしい人々とナマコをめぐる戦いを描く、食材と旅のオモシロ小説!

感想・レビュー・書評

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  •  「水曜どうでしょう」みたい。「だから何なの」的なオチを期待させないところがいい。親戚のおじさんの昔(自慢)話、あるいは居酒屋で隣り合わせた酔っぱらいのよもやま話を聞かされた気分になる(笑)。小田さんも椎名も立派な大人なのに何とも男っていう生き物はいくつになってもダメだなぁというか。オイラ的にはこんな憎めない野郎たちが大好きである。
    洪さんの「食べたいか食べたくないか!」的な2者択一の言い回しは日常生活で有効かも。結論のないダラダラと話をする人には、この言い回しだったら強制的に意思決定をさせられたりして(笑)

  • 美味を求めて旅立った、わしらが向かうは北海道。アヤシイ男に巡り合い、タタカイの場は香港へ―。作家である「私」と新宿の居酒屋店主が繰り広げる、「珍味と旅」の冒険譚。元気で愉快なシーナ節は、健在だ!

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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