Qrosの女 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.32
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本棚登録 : 1059
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934657

作品紹介・あらすじ

スクープ連発の週刊誌が「謎のCM美女」を狙う!

ワケありのネタ元、ネット情報も錯綜し、衝撃の展開へ!
白熱する芸能取材をリアルに描いた鮮烈ミステリー!
          
世間を騒がす謎のCM美女「Qrosの女」の素性を暴くべく
奮闘する「週刊キンダイ」芸能記者の矢口慶太。
CMで彼女と共演した人気俳優・藤井涼介の自宅を、
先輩記者・栗山と一緒に張り込むとそこに当人が!? 
藤井との熱愛スクープ・ゲット! それともリーク? 
錯綜するネット情報と悪意。怒濤のエンタメ誕生!

書店員さん驚嘆!!

リアルな雑誌スクープの世界が描かれるとともに、
ネットの怖さに改めて気付かされる。
――書泉グランデ 近藤茂樹さん

さわやかで幸せな読後感! 虹色の表現をする著者の新境地!!
――MARUZEN名古屋本店 竹腰香里さん

予測がつかないものばかりの誉田さんの作品の中でも、その極みがこれ!!
――大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

解決に至る過程に、この本の面白さが詰まっています!
誉田さん、また凄い小説を書いてくれました!!
――MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 中村優子さん

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!

    ネット社会の闇…
    でも、逆手にとり日常を取り戻す!

    展開に驚きつつ、スカッとする一冊でした

  • 4.6
    好きな感じでした。
    ちょっとドロドロするかと思ってましたが、爽やかにまとめてくれています。
    とても読みやすかった。

  • 芸能記者の闇と正義の狭間で様々な人間模様というか、人としての矜持の境界線とはどこなのだろう。そんな思いを胸に抱きながら読んだ。同じ場面でも視点が変わると全然違うものになるし、登場人物の解説が終わって動き出す物語もラストまで見逃せなかった。個人的には栗山さんの妹が本当にツボ。いい味出していたなぁ。

  • ひょんな事からCMに出演してしまい、話題となってしまった女。その女のプライベートが無法地帯のネット上に晒される。普通の生活に戻りたい、そんな女の願いが叶うオトシドコロはどこか?最後までワクワクし‥やられました。スパッと切られました。

  • 灰色の染みが一点滲んだ白い誉田・・・というのが、半分くらいまで読んだ時点での感想。

    でも、読了した結論は

    正真正銘の白い誉田♪

    文庫帯に寄せられたコメントにもある通りに読後感爽やかな、エンタテイメント。


    ※あからさまに怪しく描かれていた元モデルの女優が、何故にヒロインへ救いの手を差しのべたのかの説明は、欲しかったけれど・・・。

    ※実は一番怪しいと睨んでいた同僚女子社員は、話の筋にはかすりもせず……(苦笑)。

    ※某大手プロダクション社長の、登場時の“真っ黒”な描かれぶりに反してのラスト、大岡裁き的な格好よさは弱冠アンフェアな感もあるものの……

    いずれにせよ、ミステリ要素も十分楽しめた良作。


    ★4つ、8ポイント半。
    2017.02.10.古。


    ※映像化向きだよね。2時間のスペシャルドラマか、映画か……。それこそ、ブレイク前で誰も名を知らないような若手新人女優と演技力のある若手時俳優……、

    CMの相手役は、ジャニーズからチョイスして……

    「Qros」を「UNIQLO」で置き換えれば、スポンサードも弾みそう(笑)。






  • 最初なんだかいまいちかも。。と思いながら読んでいたけれど、途中からどんどん面白くなっていった。
    ファストファッションのCMに出ていた謎の美女がネットに晒されてからのドタバタ劇。
    スピード感があったので展開が早い!

  • 女も男も嫉妬する。
    ニューハーフは?

    ユニクロ、、
    関係ないですが。。笑

  • 爽快感味わえました。登場人物みんないい人で、著者には珍しいけど、引き出しの広さに感銘です。瑛莉さんやるな。

  • 先のドンナビアンカと続けての警察物以外の誉田読み。
    こちらも読後感がスッキリ

  • CMで話題の謎の美女。
    記者たちも何一つ情報を掴めず、ネットには憶測が飛び交う。
    そんな中、CMで共演した人気俳優のマンション近くで彼女を発見!?
    熱愛スクープだと記者たちは意気込むが。


    現代のネット社会を考えさせられる作品。
    章ごとに語り手と時間軸が変わり、頭の中で組み立てながら読み進める楽しさがあります。
    黒でも白でもない誉田さんかな?

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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