波動 新東京水上警察 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062934886

作品紹介・あらすじ

東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。配属された現場一筋の熱血刑事・碇拓真は無人島の第六台場で白骨死体を発見、事件に絡み暗躍する半グレ集団の尻尾を掴む。一触即発の不安の中で迎えた、都知事臨席の水上観閲式での迫真の警備艇追跡劇! 防犯課強行犯係警部補・碇拓真を先頭に巡査部長・日下部峻、舟艇課・有馬礼子たちが、東京湾岸に勃発する凶悪事件に立ち向かう。水飛沫散らせ真相を追う東京湾岸水上警察サスペンス!

勢いのあるエンタテインメント性とリアルで熱い問題提起を内包した、吉川英梨の新たな代表作。まさにいま読まれるべきタイムリーな物語! 
―宇田川拓也(『このミステリーがすごい!』大賞選考委員、ときわ書房本店)

感想・レビュー・書評

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  • いやー『新東京水上警察シリーズ』です!
    これも面白いやないかーい!

    っていうか吉川英梨さんてやっぱあれやな恋愛小説家なんだなー
    おにぎりが好きなんだなー(雁之助)

    今回のテーマはズバリ三角関係!w

    東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された
    その名も五港臨時警察署
    通称五臨署に配属された熱血刑事碇拓真
    はい、もう好き
    熱血の時点で好き

    もう主人公の碇が魅力的すぎる
    一見して筋肉ムキムキ破天荒の暴走キャラと思わせておいて、観察眼するどく周囲にきちんと気を配れる
    刑事としても超優秀で推理力も抜群
    と思わせておいてちゃんと暴走する(ちゃんとて)
    仲間のピンチには必ず駆けつける
    部下想い、上司にも愛される
    バツ2を自虐して笑いもとる
    完璧

    それはもう惚れるよ
    惚れてまうよ

    クライマックスのボートチェイスもド派手で、この緊迫感はさすがの吉川英梨さん

    部下の上昇志向ではち切れんばかりのこれまた暴走刑事日下部と美人海技職員玲子との三角関係の今後や、暗躍する敵役も見え隠れしてもう気になるシリーズ確定やんか!
    忙しくなってきたで!

    • ひまわりめろんさん
      黙ってればひまわりめろんさんお得意の変なダジャレ?とか思われるのに!いや変なって失礼な!
      黙ってればひまわりめろんさんお得意の変なダジャレ?とか思われるのに!いや変なって失礼な!
      2023/11/12
    • 1Q84O1さん
      ( ゚д゚)ハッ!
      見逃してた〜
      土瓶師匠すみませんm(_ _;)m
      ひま師匠がいらん細工してたんやー!
      ( ゚д゚)ハッ!
      見逃してた〜
      土瓶師匠すみませんm(_ _;)m
      ひま師匠がいらん細工してたんやー!
      2023/11/12
    • 土瓶さん
      いらん細工(笑)
      いらん細工(笑)
      2023/11/12
  • 原麻希シリーズ作者の新シリーズ。東京オリンピックを控え、東京湾岸の警備強化のために新設された「水上警察」。水上での取引なんて、やくざか公安か、みたいな認識の中、警察組織を作ってしまう、その考え方がなかなか新しい。無人島である第六台場で発見された白骨遺体の捜査が行われる中、行われる水上観閲式。犯人は警備艇を乗っ取り、水上の追跡劇が幕を開ける…簡単に言うと、リアル感がない。でもフィクションと割り切るとなかなか面白い。ただ原麻希シリーズを読み慣れているせいか、主役の碇警部補と日下部巡査部長の区別がつかなくて、結構、苦労した。

  • 東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。配属された現場一筋の熱血刑事・碇拓真は無人島の第六台場で白骨死体を発見、事件に絡み暗躍する半グレ集団の尻尾を掴む。一触即発の不安の中で迎えた、都知事臨席の水上観閲式での迫真の警備艇追跡劇! 防犯課強行犯係警部補・碇拓真を先頭に巡査部長・日下部峻、舟艇課・有馬礼子たちが、東京湾岸に勃発する凶悪事件に立ち向かう。水飛沫散らせ真相を追う東京湾岸水上警察サスペンス!

    オリンピックの閉会式の日に読了したのは、偶然。
    まさかまさかの大アクション。

  • 新シリーズの第1作。水上警察という特殊な舞台を用意する必要があったのか、疑問を感じる警察小説。

    東京オリンピックを控え、東京湾岸に新たに設置された水上警察署。現場一筋の忌まわしき過去を持つ刑事の碇拓真は白骨死体を発見、事件の背後で暗躍する輩に迫る。

    原麻希シリーズの完成された善悪の設定を背景にした警察小説よりも、些か劣る作品だと思う。

  • シリーズ第1作目を読んでこれからも期待できそうだと思いました。
    社会問題にプロフェッショナルの矜持、場面展開のスピード感、個性的なメンバーなど、読みどころが満載です。
    原麻紀さんとは全く異なるタイプの有馬礼子さんの粗削りな魅力も楽しみの1つになりそう。

  • 2月-17。3.5点。
    水上警察シリーズ。オリンピックまでの限定で、水上警察が復活。
    班長は水恐怖症を否定する警官。部下には、操船女子警官が恋人の刑事。所轄を脱し本部勤務を狙う。
    クセのある刑事の中、お台場の半グレ集団がある狙いを。

    スピード感あり、次作以降に波乱がありそうに終わる。
    次作も期待。

  • 面白いんだけど、碇・日下部両刑事の心情描写が今一つで粗い気がします。やはり著者は女性描写が卓越しているので、女性主人公の方が安定して面白いと思いました。ただ、ストーリ・展開はいつものように間違いなく面白いです。

  • (2018-08-25L)

  • 原 麻希シリーズで有名な吉川 英梨の新シリーズ。
    2020年の東京オリンピックを控え、品川埠頭に「五港臨時警察署」"新東京水上警察"が、新設された。

    臨海副都心の警備を図るため、奮闘する刑事達の姿に読む手が止まりませんでした。

    中心となるのは、強行犯係を統べる碇 拓真 警部補、本庁から異動してきた日下部 峻 巡査部長、美しすぎる海技職員 有馬 玲子。
    この3人を中心に、物語が展開する。

    二転三転する展開、見え隠れする真実。
    介護老人福祉施設や保育園の問題なども絡め、徐々に明らかになる真相への道。

    最後の水上観閲式での激しいボートチェイスは、さながら、映画を観ているよう...

    表紙の海の写真も爽やかです。
    シリーズ第二弾に、高期待です。





  • 東京オリンピックを控え東京湾警備拡充のため水上警察署が新設された。配属された現場一筋の熱血刑事・碇拓真は無人島の第六台場で白骨死体を発見、事件に絡み暗躍する半グレ集団の尻尾を掴む。一触即発の不安の中で迎えた、都知事臨席の水上観閲式での警備艇追跡劇!

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著者プロフィール

『私の結婚に関する予言38』(宝島社文庫)にて第3回日本ラブストーリー大賞のエンタテインメント特別賞を受賞し、2008年デビュー。近著に『ブラッド・ロンダリング』(河出文庫)。そのほか、「原麻希」シリーズ(宝島社)、「新東京水上警察」シリーズ、「海蝶」シリーズ(ともに講談社)、「十三階」シリーズ(双葉社)、「警視庁53教場」シリーズ(KADOKAWA)、「感染捜査」シリーズ(光文社)など著書多数。

「2023年 『警視庁捜査一課八係 警部補・原麻希 グリーン・ファントム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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