旅猫リポート (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9878
感想 : 710
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935616

感想・レビュー・書評

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  • あらすじを読んだだけで結末は想像がつく。
    絶対に泣くと思ったので心に余裕ができてから読んだ。
    ボロボロに泣いた。
    予想はついていても、この展開は泣いてしまう。
    眼が腫れるほど泣きたいときにオススメ。

  • 私たち人間が当たり前のように見ている・感じている世界は、猫の目線からだと大きく違って見えている・感じられている。でも、見方・感じ方は違っても、大切な相手と同じものを共有している様子が、とても素敵だと思いました。

  • 猫を飼ったことがある方なら、私の他にもこの作品を読んで涙される方は多いのではないでしょうか?
    切ない物語ですが、それ以上にユーモアがたっぷりで楽しい気持ちにさせてくれて、読んで良かったなぁと思える作品でした。

  • 書評がよかったので手に取った。
    良い話だし、教訓もあった。しかし読むタイミングを間違えた。もっと若かりし頃に出会えばよかったとは思う。ま、好みではまあまあ。あと、猫より犬派です笑(猫は大好きですよ)


  • 野良猫のボクは、銀色のワゴンがお気に入り。
    その上でポカポカと日向ぼっこしていた。
    そこで出会ったサトル。
    ボクは野良だから馴染まないけれど、
    ご飯と引き換えに人間のように
    駆け引きをしつつ付き合いが始まる。
    そんな中、事故に巻き込まれて
    二人の関係が変わり距離は一気に縮まる。

    猫の目線で語られるストーリー。
    何処までも優しい視線を猫へ向けるサトル。
    サトルの過去とこれからが行きつ戻りつ
    人間と猫の目で語られる。

    猫の情、人間達の情に心の柔らかくて
    強くない部分がぎゅっと握られる。

    猫、犬、人間、どんな繋がりだって関係ない
    命の心が揺さぶられる物語。


  • 猫飼いたい大作戦を経て、猫に会いたい大脱出を経て、シーズー助けたいんだコンニャーローを経て、猫と旅に出て、、、猫は最愛の人との別れを知る。。

  • 単に猫と飼い主の愛情物語ではない。
    登場人物ひとりひとりに物語があって、猫には心意気がある。
    期待を裏切らない名作でした。

  • 久しぶりの有川さん。やー、泣いた。映画は見てたんだけどうろ覚えだったからしっかり泣いた。
    ここに出てくる人、動物、みんな幸せで愛おしい。猫好きには必読級だと思う。
    看護師さんの「私たちは訊かれたら〜」のセリフにはグッときた。みんながサトルのためにできた精一杯。

  • 主人公の悟が飼い猫のナナと旅をする物語。
    悟には大好きで大切ななナナを手放さなくてはならない理由があるのだけれど…。
    ナナ目線での語り口では、猫ってこんなことを考えてるんだぁと微笑ましく思った。
    病院でのシーンは涙が止まらなかった。悟、ナナが飛び込んで来てくれて良かったね。ナナも頑張ったね。

    最高の相棒。また読み返すと思う。

  • なんとなく先は読めてしまうのだが、猫の語り口が絶妙である。
    主人公とそれをとりまく人々との関係性に心が温まる。2019.5.2

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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