リバース (講談社文庫)

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著者 : 湊かなえ
  • 講談社 (2017年3月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062935869

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リバース (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2017年34冊目。

    中盤から終盤にかけ、序盤に予想していたよりもだいぶ地味な展開に拍子抜けしていたところに、最後の最後の大どんでん返し。
    やられた!という感じ。
    そこらじゅうに張り巡らされていた何気ない小粒の出来事や設定が、たった一言で、一気につながる快感は鳥肌モノ。
    ミステリー初心者なのだが、ミステリーってこんなに面白いの?!と驚いてしまった。
    ドラマの展開がもどかしい人はぜひ本書を読んで、ドラマで伏線の復習を楽しむのも良いだろう。

  • 湊作品は初見。
    最初の取っ掛かりが入り込みづらかったけど、それからは最後まで一気読み。
    コーヒーと蜂蜜の描写、美味しそうだし(笑)

    本当に最後の最後の、一行。
    それは、頭の上からタライ桶を落とされた様な、水がたくさん入ったバケツを頭からかぶった様な。ズドーン!!!ってくる終わり方。
    そのラスト一行のために、それまでの物語が全部序章に過ぎないのかと思ったら、こりゃすげぇや!って。

  • 学校に通っていれば必ずと言っていいほど経験するグループ付き合い。目立つ人気者グループ、真面目でおとなしいグループ、オタク系?趣味で気が合うグループなど。それによって自分の立ち位置が決まると錯覚し、人気者と仲良くすれば自分も人気者になったような気がしたり。あるいは、相手は自分なんかと一緒にいないほうが華やかなグループに行けるんじゃないかなどとネガティブに考えてしまったり。

    そういうことに左右されず一匹狼だったりそつなくその場その場で付き合う人間を替えたり出来た人もいるだろうけど、多くの人間はグループに属さなくてはいられない不安感を持っていたと思う。大人になってからはそういうのどうでも良くなるんだけどね。。

    「リバース」は学生の頃をそんなグループ付き合いを思い出す小説。悲しい出来事を機に暴かれて行く人間の心の描写が丁寧で、どんどんページが進む。そして「うわー!そうだったのね。アナタこれからどうするの!」と思う終わり方。主人公はこれからどう気持ちを処理して行くのだろうか。私が彼なら絶対に誰にも自分のした事を言えないし言いたくない。そんな自分自身のずるさにも気付かされる本でした。

  • 最後の一文にゾワっとして苦しくなった。
    途中から もしかして?と思うところが幾つか繋がってしまって答えに行き着いた深瀬はこの後どうなってしまうのかも気になる。
    後ろ髪引かれてる感じが残った。

  • 湊かなえにしてはあまり怖くない…?!
    と思いながら読み進めたのですが、最後の結末にはゾッとしました。

    衝撃の結末についてそれ以上説明なく、急展開のラストでスッと終わる感じが新鮮でした。

    蜂蜜とコーヒーとお蕎麦と。
    関係ないようなすべての出来事が実は繋がっていて、面白かったです。

  • ドラマが面白く、慌てて原作購入一気読み!
    んー、でもドラマを見始めてしまっていたせいか原作の特に前半は説明描写の多さが気になり、淡々とストーリーが進んでいく中、自分の心がドラマを見た時の様には揺れなかったなぁ〜!
    ラストも『あっ!こんな答えもありなんだ!』と意外性はあったものの、なんだか思ったよりも呆気なく終わってしまい少し物足りない感じ…
    ただこの呆気なさがミソ⁈
    読み手に与えた余韻は大きい気がする。
    深瀬くん…この事実を知った今、彼はこれからこの事実とどう向き合ってどう生きていくんだろう…
    小説を読んでいる時よりも読み終えた今、深瀬くんを想うと…ゾワッ!

  • 主人公の大学時代の思い出の描写のせいか読んでいて伊坂幸太郎のゴールデンスランバーを思い出させます。
    深瀬君はコーヒーを淹れるのが特技です。微妙な香りと味の違いを感じ取れるんでしょう。羨ましい特技だと思いました。
    それと不慮の事故で亡くなったとされる広沢君の優しさも随所に散りばめられていますね。

    最後の一行というか最終章は米澤穂信のボトルネックように、やや不安定な足場がもろくも崩れ去り奈落の底に落ちていく気がします(勿論主人公が!)コレラの作品では主人公に感情移入すればする程ショックが大きくなる!主人公の人間としての脆さは多くの人が持っているものでそのため共感できるのでは?と思う。だからこそいやミスと言うジャンルは後味が悪くてもやめられない!!!

    ドラマ化されるという事なので結末がどう描かれるか楽しみです。最終回だけ見たい!

    最後に、湊かなえの最近の作品で山女日記を読んだ時『こんな湊かなえも良いなぁ』と思いました。しかし今作品【リバース】のようなエッジの効いたミステリーこそ『これぞ湊かなえ!』と言い切りたい!

  • 湊かなえの本は「告白」以来に読みました。
    この本も中に盛り込まれているテーマは、告白と似ているなと思いました。
    売れている作家さんなので、これを書きたいと心の底から思うテーマが次から次へと出て来るものではないのでしょう。
    読みやすかったですが、表現を凝ろうとしている文章が少し気になりました。

  • ドラマを見て、結末が待ちきれず購入。

    佳多山大地氏曰く『イヤミス(読み了えた後、厭な気分が後を引くミステリー)のトップランナー
    湊かなえ』の作品なので、最後で何か起こるだろうとは思っていたが、全く想像していなかった最後の一行に、思わず「きついなぁ…」と声が漏れてしまった。

    深瀬は真実を伝えることができるのか、これからどう生きていくのか。
    モヤモヤとした気持ちが残る作品。(誉めている)

    蜂蜜を入れたコーヒーが飲みたくなった。

  • 最後の数ページのために、300ページ超がある。読んでてかったるくなるが、途中でやめてはいけない。

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リバース (講談社文庫)の作品紹介

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来のことも考え始めた矢先、美穂子にある告発文が届く。そこには「深瀬和久は人殺しだ」と書かれていた――。何のことかと詰め寄る美穂子。深瀬には、人には隠していたある”闇”があった。それをついに明かさねばならない時が来てしまったのかと、懊悩する。


『夜行観覧車』、『Nのために』のスタッフが結集し、『リバース』も2017年4月、ドラマ化!


主人公の深瀬和久には藤原竜也さん。
恋人役には戸田恵梨香さん。
深瀬の親友、広沢由樹には小池徹平さん。
深瀬の大学時代のゼミ仲間には市原隼人さん、玉森裕太さん、三浦貴大さん。
そしてドラマだけの登場人物、村井の妹には門脇麦さん。


今をときめく役者陣がおくる、ヒューマンミステリーです。


小説とドラマ。
それぞれ、違った味わいをもった作品となっています!
ぜひ、双方を存分にご堪能下さい。

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