○○○○○○○○殺人事件 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.29
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本棚登録 : 1479
感想 : 141
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062936279

作品紹介・あらすじ

「ミステリが読みたい! 2015年版」(早川書房)第1位!(国内篇 新人部門)

「タイトル当て」で
ミステリランキングを席巻した
ネタバレ厳禁の第50回メフィスト賞受賞作

麻耶雄嵩さん驚嘆!
「ロジカルな思考に裏打ちされた手筋の確かさと豊かな発想力」(解説より)

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、
仮面の男・黒沼が所有する孤島での、
夏休み恒例のオフ会へ。
赤毛の女子高生が初参加するなか、孤島に着いた翌日、
メンバーの二人が失踪、続いて殺人事件が。
さらには意図不明の密室が連続し……。
果たして犯人は? そしてこの作品のタイトルとは?

感想・レビュー・書評

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  • アウトドアを趣味とするグループが、孤島で過ごす夏休み。その仲間うちで起こる殺人事件。
    犯人を限定する推理とともに、小説のタイトルを当てるという趣向。文字数8、トリックを表したことわざ。これは、当ててみたいと、ついつい、迂闊にも真面目に読んでしまった。
    まったく、おもしろいんですけどね。再び、迂闊にもトリックをイメージしてしまい、それが合っているかわからないにも関わらず、残像に苦しむ。
    このトリックで一作書き上げたチャレンジ精神を評価。

    • おびのりさん
      はっきりわかります。
      解決編があるから。
      そして、想像してしまうのです。
      はっきりわかります。
      解決編があるから。
      そして、想像してしまうのです。
      2023/11/08
    • おびのりさん
      みんみん、騙されて読んでみてよ。
      みんみんなら、笑って許してくれると思う。
      そして、私のレビューの意味がわかると思うのよ。
      レビューできなさ...
      みんみん、騙されて読んでみてよ。
      みんみんなら、笑って許してくれると思う。
      そして、私のレビューの意味がわかると思うのよ。
      レビューできなさが。
      2023/11/09
    • みんみんさん
      読んでみる笑
      読んでみる笑
      2023/11/09
  • 2023/05/18読了
    #早坂吝作品

    孤島で起こる殺人事件。
    トリック当てでも、動機当てでもなく
    タイトル当てというコンセプト。
    とにかくクソ笑った。
    後半に怒涛に解放されるぶっ飛び設定。
    ただのミステリと思ったら大間違い。
    私はめちゃくちゃ好き。

    硬派な装丁から想像もつかない
    軟派なストーリー展開、、笑

    追記
    面白かったので他の作品を探してたら
    本作はシリーズものだったらしく
    「援交探偵 上木らいちシリーズ」
    て書いててまた爆笑した。

  • めちゃめちゃ面白いヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
    爆笑できるミステリーです!
    (エロ注意)


    早坂吝さんの作品は、【殺人犯対殺人鬼】を読了しています。
    タイトルからして、どっちが強いのか気になる作品でした。
    面白くて、大好きな作品です(*´˘`*)

    そして、デビュー作のこちら【○○○○○○○○殺人事件】

    ○○○○○○○○に入る言葉を当てる、タイトル当てミステリーです。

    かなり前からXで見かけ、お勧めされていた作品。
    とうとう読了。
    しかもほぼ一気読み。

    なんせ、読みやすい上にすらすらと出てくる文章が上手い。
    口の上手い詐欺師のようにペラペラと捲し立て気になって気になって止まらない。

    その上、下ネタ満載なので余計ですヾ(≧▽≦)ノ笑
    苦手な方はダメかも…笑

    半分程(第5章に入った辺り)でタイトルと犯人は分かりました!
    しかも当たって、めっちゃうれしいヽ(´▽`)ノ♡

    いわゆる孤島モノですが、それだけではない見どころが満載!!
    めっちゃ好きです!
    皆がお勧めするだけあります笑


    次作は【虹の歯ブラシ 上木らいち発散】

    らいちに会いたい♡
    たのしみすぎる(*´艸`)♡

  • タイトル当て大人限定ミステリー。
    仮面の男が所有する孤島でのオフ会。
    主人公は公務員沖だが,後半女子高生ライチの活躍が目立つ。
    映像化不可能と気付いて,開いた口が塞がらない。

  • '23年9月13日、読了。ebookjapanの電子書籍で。早坂吝さんの小説、二作目。

    先日、「しおかぜ市〜」を読んで、なかなか面白かったので、その勢いでようやく、読み終えました。ずっと、読みたかったのですが…。

    ズバリ!バカミスですなぁಥ⁠‿⁠ಥ
    いやぁ、笑えました。楽しかったです!でも、作者には…「いい加減にしろ!」アンド「たいがいにせい!」と言いたい(⁠ノ⁠•̀⁠ ⁠o⁠ ⁠•́⁠ ⁠)⁠ノ⁠ ⁠~⁠ ⁠┻⁠━⁠┻アハハ!大好き!

    登場する探偵役のシリーズがあるらしいので…次の作品も、読みたいな。

  • いや、面白かったけど…

    コメントは控えさせていただきます。笑

  • まさかのタイトルを当てるミステリー。
    非常に面白い試みです。

    途中でちゃんとどんでん返しがありました。
    そしてその瞬間、タイトルが何なのか閃きました。
    たぶんみんなこの辺りで閃くものだと思います。
    てかその情報が無いと当てるの無理なのでは…。

    ミステリーのトリック自体は割とありがち(作者自身もセルフツッコミしてる)でしたが『タイトルを当てる』という課題が最初に課せられるので真相が知りたくて一気読みしてしまいました!
    とっても面白かったです。

  • いろんな意味で無茶苦茶、でも面白い迷作! 真夏の孤島で起こる本格&タイトル当てミステリー?!

    ※斬新な本書を読んだ記念に、本レビューは「南国モード」で書きました

    仲間達と募って、真夏の孤島で最高なバカンス! 大好きな女の子や赤毛の女子高生もいてウキウキ!しかしその島はクローズドサークルになり、殺人事件が発生してしまい…

    いきなりタイトルが意味わかんない本書、物語もミステリーに対してアグレッシブな試みがされており面白い。中身もバカミスで真相も良い意味でひどすぎる。しかしながらそこが圧倒的な魅力ですよね。

    謎解きはしっかり(一応?)ロジカルなアプローチで解決されていて、メイントリック自体も奇抜すぎてスゴイ。タイトル当てという発想や、途中差し込まれる作者からのコメントもスパイスが効いていて極上のバカミスです。

    またキャラクター描写もメリハリが効いていて、えげつないですね。人物像が物語の筋にもしっかり組み込まれており良くできています。すばらしいです。
    ただ正直、人にはオススメできません、特に女性の皆さんには。しかし続編が超気になるので、私は読み倒すでしょう。

  • アホですね。

    タイトル当てっていう発想は凄いけど、実はタイトルに書けなかった説……ないかなぁ、

    解説の「世の中を舐め切った作品」が的を射すぎていて笑える。

    人には勧めようとは思わないけど、
    バカミスを読みたい人はどうぞ


    ☆3.2

  • いきなり挑戦状が出された為、驚きました。
    ヒントはありましたが、タイトルはわかりませんでした。
    また、どんでん作品はいろんな意味で良いなぁと感じました。
    自分には辿り着けないこともそうですが、感情を揺さぶられるのは良いです。



    内容(「BOOK」データベースより)
    アウトドアが趣味の公務員・沖らは、フリーライター・成瀬のブログで知り合い、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会を行っていた。沖は、今年こそ大学院生・渚と両想いになりたいと思っていたが、成瀬が若い恋人を勝手に連れてくるなど波乱の予感。孤島に着いた翌朝、参加者の二人が失踪、続いて殺人事件が!さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は?そしてこの作品のタイトルとは? --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

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著者プロフィール

早坂 吝(はやさか・やぶさか)
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。
2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。
同作で「ミステリが読みたい! 2015年版」(早川書房)新人賞を受賞。
他の著書に『虹の歯ブラシ 上木(かみき)らいち発散』『RPGスクール』『誰も僕を裁けない』
『探偵AI(アイ)のリアル・ディープラーニング』『メーラーデーモンの戦慄』などがある。




「2019年 『双蛇密室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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