新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2901
感想 : 215
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937016

感想・レビュー・書評

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  • 随所で「何だか長いなぁ」と感じた作品です。
    探偵役のミスリードには騙されましたが、動機もいまいち納得できずモヤモヤしたまま終わりました。
    あと、会社でやらかした話をダラダラと友人に電話する最初の場面って必要なんでしょうか…?
    「事件が起きないからといって退屈してはいけない」というような注意書きもありましたが、私は退屈な場面が多いなと感じた作品でした…。

  • 大どんでん返し。予想しなかった。だが、スッキリしなかった。

  • 雪に閉ざされた山荘。そこは当然、交通が遮断され、電気も電話も通じていない世界。集まるのはUFO研究家など一癖も二癖もある人物達。突如、発生する殺人事件。そして、「スターウォッチャー」星園詩郎の華麗なる推理。あくまでもフェアに、真正面から「本格」に挑んだ本作、読者は犯人を指摘する事が出来るか。

    「どんでん返しが凄い」と聞き、購入。
    確かに、どんでん返し。だが、スッキリする騙され方ではない。

    作者自身が「これから探偵役が登場します!この人は犯人じゃないです!」のような文を書き、「実は違う人のことを指してました!残念でした〜」のような展開。筆者が出すヒントそのものがミスリードという構成は全く好きになれない。なんというか、小学生くらいの子がイタズラでやるような内容。ページ数も多いため、時間を無駄にしたなと感じた。

    人に勧めることはない。

  • 評判が良かったので読んでみたけど、あまり面白くなかった。文章は読みづらいし、犯人はわかりやすいし、どんでん返しを期待したのに残念。

    主人公や探偵役が実は‥‥というパターンもそんなに珍しくなくなっているし、
    序盤から犯人の胡散臭さというか、怪しさが垣間見えていたので、隠すなら徹底的にやって欲しかった。

著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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