人生相談。 (講談社文庫)

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著者 : 真梨幸子
  • 講談社 (2017年7月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937177

人生相談。 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ★4.0
    新聞に掲載された「人生相談」から始まる連作短篇集。登場人物が多く、終盤は駆け足となった印象が残るものの、様々な人生相談と的外れなようで後にじわじわ効いてくる回答が癖になる。そして、ミスリードさせる巧みな文章に加えて、それぞれが辿る末路に救いがなく、しかもそれをはっきりとは描き切らないところが面白い。さらに、嫉妬や悪意、卑屈さ等、人間の醜い部分もサラリと見せられる。特に、岡部と佐野山、葛西あたりは更生の余地がないかも。それにしても、彼女に何があって西野奈々子になってしまったのかが気になるところ。

  • 帯も背表紙も見ずに読み始めたので
    1通目を読み終わったあとに「読み落とした」
    と、もう一度読む羽目に。
    読者は投稿により、誤った認識、先入観を
    植えつけられ、まんまと著者の術にはまり、
    登場人物たちも投稿を軸に
    おもいこみ、誤解の罠にはまり
    微妙に時間軸もずらしながら、様々な人の
    後ろめたさや、善意、悪意(害意)、狂気が
    明かされながら、ボロボロとした断片が
    不幸=死にまとまっていく地味な重苦しさ。
    そう、読み終わり、小説上の事実が明らかになった
    とはいっても救いがない/少ない
    途中より、最終的なまとまりが「イヤミス」って
    こういうジャンルだよね。

  • 大洋新聞に連載されている「よろず相談室」には老若男女から様々な相談が寄せられている。

    「居候に悩んでいます」
    「しつこいお客に困っています」
    「隣人がうるさくて、ノイローゼになりそうです」
    「セクハラに時効はありますか?」
    「大金を拾いました。どうしたらいいでしょうか」
    「西城秀樹が好きでたまりません。傷だらけのローラは私のことを歌っているんです! 秀樹が呼んでいる! どうしたら秀樹に会えますでしょうか。秀樹に会わせてください! 」
    「口座から1500万円を夫が勝手に引き出したようです。これって窃盗にあたりますか?」
    「占いは当たりますか?」

    以上、一見、なんの連関性もない人生相談が8件。
    ところがこれらの相談がひょんな所から繋り始め、衝撃の事件が明らかにされていく!



    以上、そんな内容です(^-^*)/
    アイデアは物凄く画期的で面白く、夢中になって一気に読破しました!

    ただ、登場人物があまりにも多く、最後の最後に出てくる人物が誰なのか?僕はすっかり忘れてましたし、信じがたい豹変振りもちょっと唐突過ぎます(>_<)
    豹変への過程がきちんと書かれた上で、最後の人物が誰なのかを分かりやすく書いてくれたら文句なしの神作品でした(^-^*)/

    とは言え、やはり真梨幸子さんは怖いサスペンスに関しては不動のNo.1とうならせる名作でした!
    これ以外にも、真相の後の更なる真相が少し説明不足だったのが少し残念でしたが、『更年期少女(文庫版は「みんな邪魔」)』も凄まじい怖さでしたし、他の作品も今のところ外れはなく、複数の作品の総合クオリティーは素晴らしい作家さんですO(≧∇≦)o

  • 他の方も書いていますが、登場人物が多く、また偽名を使う等ミスリードを誘う文が多い為一読しただけだと理解するのが難しいです。
    私の理解力が足りないのかも知れませんが…
    人物相関図を作りながら読むか、ドラマ化等すればかなり面白い内容だと思います。

  • 旅先に寄った本屋でパラ見して購入。それぞれ別の話かと思いきや読み進めると繋がっている。
    登場人物が多く覚えきれない。初めてノートにあらすじと各章の登場人物を書き出した。
    ミスリードを狙った文章が盛り込まれているからか?わかりにくいところがある。いや自分の読解力のなさのせいだろう。でも読み切った。面白い。

  • 今読み始めたばっかりだけどいきなりイヤな感じ。
    1994年と2004年が行ったり来たりでややこしい。
    短編のようで長編。

  • とにかく登場人物が多くて、混乱はするけれど絡まった糸を少しずつほぐしながら読みました。
    絡まった糸は完全にほぐれはしないですが、それが面白いところなのかもしれません。
    新聞のよろず相談室に投稿される悩み事が蜘蛛の糸のように広がっていった、そんな物語でした。
    読むほどに惹きつけられました。
    私も蜘蛛の糸に絡まったのかもしれません。

  • 連作短編集

    ・新聞に投稿された「人生相談」記事
    ・それに関連する人物たちの物語
    ・「人生相談」に対する回答記事
    という流れの短編が9つ

    最後の話はそれまでの話の伏線回収で一番長い。

  • 個人的ではありますが、
    今まで読んだ小説の中で
    一番面白いと感じる作品でした。

    最初読んだ時には短編集だと思い読んでいましたが
    実際そうではなく、
    結局最後まで読みましたが「?」となってしまいました。
    というのも時系列と登場人物が複雑に絡み合っていて、
    それを繋げるのが難しかったからです。

    だから2回目は登場人物を紙に書きながら
    整理して読みました。
    それによって少しは話の内容とオチを
    理解できましたが、
    まだそれでも何かが引っかかっている点があります。

    自分の読解力の低さもあるかもしれませんが、
    何回も読み返したくなるような作品、
    何回も読み返さないと腑に落ちない作品
    というのは読み手にはたまらないものだと
    感じた作品でもありました。

  • 登場人物がおおくて、こんがらがった。

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