流 (講談社文庫)

  • 434人登録
  • 3.69評価
    • (22)
    • (46)
    • (42)
    • (5)
    • (2)
  • 53レビュー
著者 : 東山彰良
  • 講談社 (2017年7月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062937214

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
朝井 リョウ
米澤 穂信
恩田 陸
米澤 穂信
ピエール ルメー...
村田 沙耶香
有効な右矢印 無効な右矢印

流 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 東山彰良『流』講談社文庫。

    直木賞受賞作。台湾、日本、大陸を舞台に、17歳の葉秋生が自らのルーツを辿りながら成長していく物語。角の取れた梁石日といった感じの作品。日本人とは明らかに考え方が異なる別世界で物語が展開するためか、なかなか馴染めない作品だった。

  • 前作『ブラックライダー』はその良さをさっぱり理解できなかったのですが、本作『流』に関しては何の文句もありません。直木賞選考委員全員マルの勲章は伊達ではありませんでした。かつての同賞受賞作、金城一紀の『GO』を彷彿とさせる青春小説の傑作です。
    いや、青春小説という枠だけに当てはめるのは良くないですね。祖父殺しの犯人を追いかける点ではミステリであり、毛毛とのロマンスのくだりは恋愛小説の側面があり、何と幽霊も出てくるのでホラーの要素もあります。それ以外にもハードボイルドとか国際小説とか家族小説とか、まるで海外の総合小説のように様々な読み方ができる作品だと思います。人によってはウンコ小説と名付けるかも(けなしているわけではないです、念のため)。
    このように美点の多い作品ですが、個人的に一番気に入ったのは、作中の至る所に散りばめられたユーモアに加え、作者自身がとても楽しんで書いていることが伝わってくる点でした。特に地の文の生き生きとした筆致とスピード感は素晴らしいの一言。それに引っ張られて、一読者として作者と一緒に笑い、感動することができました。いやあ、楽しかった!

  • その時代に生きる人の躍動感と人間臭さが文章の行間から味わえる作品だ。
    プロローグから始まってエピローグ迄の中で、話しの軸となる部分が有りそれに幾つかの物語が加わっている。
    祖父の死について犯人を真実を捜していく事に目がいってしまいがちだが、読んでいくにつれこれは一人の青年の成長を描いている作品だと納得した。

  • 2017.10.14 読了
    人物名がスッと頭に入ってこず、前半はあまり面白味を感じず「外れ小説買ってしまったな」と思いつつ、とりあえず読み進めることに。どこに向かうのかと思っていたところ…、後半、3分2あたりから物語は真相に向けて展開し始める。著者の力強くまた血や汗、人間臭さを放つ文体が開花したように感じられ、前半と異なり後半は一気に読み上げた。
    歴史に疎い自分だが、台湾を中心に日本、中国との戦時時代に少し触れることができ、勉強にもなった。

  • 主人公のルーツを辿る旅であり、祖父の歴史を辿る旅であり、犯人捜しのミステリーであり、台湾、戦争、中国、兵役、日本、初恋etc読み応えたっぷりです。

  • 直木賞作品、文庫化されたので購入して読んだ。
    祖父を殺した犯人を捜すというミステリ的な面はあるがそれを軸にした主人公の青春小説。
    登場人物が日本人ではなく名前を覚えるのが大変なのでなかなかストーリーに入り込むまでがしんどかったが、幽霊の話しあたりからストーリーも面白くなってきて全体のイメージができはじめると溢れるエネルギーに圧倒され、時代と場所がそれをさらに増幅させていく。
    途中出てくるエピソードが自分が知っている時代ということもあって楽しめる、読後感がすごくいい。

  • 基本的な部分で、台湾の歴史的背景を知らないので、きびしい部分があるが、それを抜きにしても充分評価出来る小説。ただ、これが直木賞を取ったと言うのは、すごいことだったのだとは思う。

  • 時代の流れとともにめぐる台湾のリアル青春物語。

    祖父の死のくだりは背景も相まってよかった。

    でも全体的に話になじめなかった。

  • 可もなく不可もなく(笑)
    面白くないことはないが、台湾の話なので、漢字読みが難しく、覚えられない。

    ストーリーは一言で言える。
    台湾の青年 秋生(チョウシェン)の青春(笑)

    当時の中国と日本と台湾、抗日戦争、共産党と国民党など、もっと歴史に詳しければもっと楽しめたのかもしれないが、終盤まで結局何が言いたいのかわからず、最後になって「ああそうだったのね」って感じだった。

  • 半分ヤクザの祖父が殺された!酷い殺され方だった。
    主人公の葉秋生は祖父が殺された事で悩み考え自分の人生が非常に目まぐるしくなり、ヴァイオレンスでエキサイティングな青春時代を過ごす事になる!
    自分の祖父の死の真相を追いながら台湾から日本へそして大陸へと流れて行く!


    ↑これは一般的な解釈による粗筋です。

    私はこう思います↓
    葉秋生は暇だった何に熱中することもなく唯々流されるままに生きる。兵役が嫌だから大学に行こうとするが受験の為の勉強が嫌で嫌で、外をほっつき歩くからトラブルに巻き込まれる。祖父の死を言い訳にし好き放題流れに身を任せ青春時代を謳歌する!
    読んでて痛快な青春小説!!!



    何故か私には村上龍の【69sixty nine】とこの小説が被ってしまう!?

全53件中 1 - 10件を表示

流 (講談社文庫)に関連する談話室の質問

流 (講談社文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

流 (講談社文庫)の作品紹介

台湾で不死身のはずの祖父が何者かに殺された。 無軌道に生きる17歳の主人公にはわからないことばかり。直木賞受賞の青春小説。

流 (講談社文庫)の単行本

流 (講談社文庫)のAudible版

流 (講談社文庫)のKindle版

ツイートする