メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062938228

作品紹介・あらすじ

東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。他方、岩楯と牛久は仙谷村での聞き込みを始め、村で孤立する二つの世帯があることがわかる。息子に犯罪歴があるという中丸家と、父子家庭の一之瀬家だ。──死後経過の謎と、村の怪しい住人たち。残りの遺体はどこに!

感想・レビュー・書評

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  • 第4弾!

    大雨って…
    水滴やない??
    でも、大量に粒が落ちて来る。
    バラバラと…
    何やと!水滴やなく、ウジちゃん…
    信じれん!
    発狂するわ。
    いかに、法医昆虫学が凄いとしても、こんなシュチュエーションになるような科学に関わるのは、ムリ〜(−_−;)

    今回も例の如く、腐乱死体から…
    でも、部分的なもんだけ…残りは、近くにあるはず?
    ないけど?
    えっ!
    で、赤堀さん登場!
    しかし、はじめは、ショッキングやけど、地道な調査とかは、王道な感じのミステリー手法。

    今回は、ワニさん登場なく、牛久さん。
    人は、動物の名前なんや。
    ワニさんとは、正反対な感じやけど、個人的には、ワニさんの方が好み。

    しかし、体バラバラの原因とか、殺しの動機がな…
    大どんでん返しに合うのは、ええけど、後味悪〜(−_−;)

    まぁ、こういうのが、めっちゃ好みなんやけど!
    次も読む!(^-^)v




    ウジジョって…あかん(^◇^;)

    • ultraman719さん
      こんばんは!

      「ウジシャワー」…
       浴びたら気持ち良く、お空に旅立てそうです…笑 (−_−;)
      こんばんは!

      「ウジシャワー」…
       浴びたら気持ち良く、お空に旅立てそうです…笑 (−_−;)
      2023/11/18
    • 栞さん
      こんばんは。
      想像しただけで(したくないけど)発狂しそう。
      ワニさん、私もファンです。
      こんばんは。
      想像しただけで(したくないけど)発狂しそう。
      ワニさん、私もファンです。
      2023/11/18
    • ultraman719さん
      栞さん

      こんばんは!
      もう森みたいな場所には、行きたくなくなります…
      ワニさん、ええ感じです!
      また、登場してくれる事を祈りつつ、次へと読...
      栞さん

      こんばんは!
      もう森みたいな場所には、行きたくなくなります…
      ワニさん、ええ感じです!
      また、登場してくれる事を祈りつつ、次へと読み進めます!
      2023/11/18
  • 法医昆虫学捜査官シリーズ第4作目。

    赤堀先生の登場シーンは必ず笑ってしまう。
    絶対にブレない。法医昆虫学への情熱とか責任とか感じる。

    ウジにもだいぶん慣れてきた?と思ってたけど、あの雨音は絶対にリアルで聞きたくない(༎ຶ⌑༎ຶ)
    そして7cm近くあるGの存在を知りゾワゾワした。

    前回『シャコ』がゲストだったけど今回は『タヌキ』
    最後の最後まで犯人に辿り着けず、殺人の理由はこれまでで最も猟奇的。
    そしてシリーズを通して登場するのは『生きづらさ』を抱えた子供。
    作者がシリーズを通して伝えたい事あるのかな。

    • ultraman719さん
      ウジちゃんも、赤堀さん、岩楯さんに並ぶ主人公ですからね。
      彼がいないと事件が始まらないので、愛着が湧くんですよ!湧くか!(一人ツッコミ…)
      ウジちゃんも、赤堀さん、岩楯さんに並ぶ主人公ですからね。
      彼がいないと事件が始まらないので、愛着が湧くんですよ!湧くか!(一人ツッコミ…)
      2023/12/17
    • 栞さん
      だんだん習性に詳しくなっていくのが怖い((((;゜Д゜)))
      愛着湧きますよね、ウジちゃんだけに(*´∀`)クスクス
      だんだん習性に詳しくなっていくのが怖い((((;゜Д゜)))
      愛着湧きますよね、ウジちゃんだけに(*´∀`)クスクス
      2023/12/17
    • ultraman719さん
      愛着湧いている自分が怖いです 笑。
      愛着湧いている自分が怖いです 笑。
      2023/12/18
  • 法医昆虫学捜査官シリーズ第四弾。
    今回は何だか、気が滅入る事件だった。
    虫の真実を追う赤堀は、やはり面白いのだけれど、現場となった村の登場人物が感情移入しにくかった。

  • シリーズ4作目ですが、これまでと変わらぬ面白さがありました。
    今回は舞台が奥多摩ということで親近感もありました。

    山の中で見つかった腐乱したバラバラ死体というのはショッキングな設定ですが、このシリーズ作品では死体に集る虫がある意味では主人公ですから、グロテスクな描写も魅力の一つかもしれません。

    当初は理解されず、「わけのわからないことをいう女」と見られて軽んじられる赤堀が、「虫の声」からの推理にもとづいて事件の手がかりを見つけてゆき、周囲が次第に彼女のことを意識し始める、という構図は何度読んでも爽快です。

    赤堀が真相に先に気がついて真犯人に迫られ、そのことに後から気がついて岩楯刑事が慌てて駆けつける、という流れの中で、赤堀を失うかもしれないと岩楯が恐怖する様子は、これまでよりも二人の関係性が強くなっていることを強く感じさせますし、互いに信頼し合っていることもこの作品の魅力の一つだと思います。

    真犯人も、たびたび捜査線上に浮上する不審者も、それぞれに狂気を秘めていましたし、その狂気の果てに生まれた「香り」が広く世界に受け入れられている、その事実を知っている岩楯たちが不快感を感じるというエンディングはこれまでのシリーズと比べても少しすっきりしない感じもありましたが、私たちの暮らす社会の中でも「知らぬが仏」ということはままあるでしょうから、ある意味でリアルなのかもしれません。

  • ドハマリしております(^ ^;

    今回も、かなり猟奇的な事件で、しかも舞台が東京都は言え田舎の山の中(たぶん架空の地名だが)。関係する人間も限られていて、その分関係性が濃くて一筋縄ではいかない。

    かてて加えて村人がかなりの変人揃い。それぞれに色んな事情を抱えているのは分かるが、何とも「お近づき」になりたくない人々がぞろぞろと(^ ^; また今回岩楯刑事の「相棒」となるのが、地元警察で山岳警備隊員も兼ねる若者で...これもまたいい意味で「田舎モン丸出し」で(^ ^ より「閉鎖された社会の異常性」を際立たせるのに役立っているような(^ ^;

    例によってグロいシーンは容赦ない(^ ^; 森の中で雨の音が聞こえたら、迷わず走って逃げることにします(^ ^;

  • このシリーズが好きでね。

  • 毎度ながら濃い内容でした。
    次作も楽しみ。

  • シリーズ第4弾は、昨年個人的に何度か訪れた西多摩地域が舞台でした。山の中を散策したことを思い出しながら、あの辺りで本作で描かれた陰惨な事件があった(本作はフィクションですが…)と妄想すると、背筋に冷たいものが走ります。

    捜査の展開としては、少しずつ状況が明らかになっていくも終盤まで事件の真相に直結する証拠が発見されず、遅々とした進捗だったように思います。そのため、話の吸引力がやや欠けているように感じてしまいました。

    しかし、終わり近くでようやくミバエの出どころが分かったあたりで急展開。真犯人の目的とその行為(惨殺したことではなく、あるモノを作り上げたこと)のグロテスクさ・おぞましさが半端なく、そのインパクトはかなり印象に残りました。

  • 安定の面白さ

  • 今回はたぬきも参戦
    相変わらず赤堀先生危ないなぁ
    2人の関係性がちょっと進展した???

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著者プロフィール

1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、’11年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。’21年に『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』(本書)で第4回細谷正充賞を受賞し、’22年に同作が第75回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門の候補となった。また’23年に同シリーズの『クローゼットファイル』所収の「美しさの定義」が第76回日本推理作家協会賞短編部門の候補に。ロングセラーで大人気の「法医昆虫学捜査官」シリーズには、『147ヘルツの警鐘』(文庫化にあたり『法医昆虫学捜査官』に改題)から最新の『スワロウテイルの消失点』までの7作がある。ほかに『女學生奇譚』『賞金稼ぎスリーサム! 二重拘束のアリア』『うらんぼんの夜』『四日間家族』など。

「2023年 『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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