大正箱娘 見習い記者と謎解き姫 (講談社タイガ)

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著者 : 紅玉いづき
  • 講談社 (2016年3月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940221

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大正箱娘 見習い記者と謎解き姫 (講談社タイガ)の感想・レビュー・書評

  • 箱娘の存在、謎解き、キャラ、文体も含め作品全体が好み。箱や手紙に限らず、閉じた蓋を開けるのはちょっと怖い気持ちはわかる。資料としてあたったのが横溝正史だそうで納得。続編が楽しみ!

  • ちょっと久々の紅玉さん作品。
    新刊出たのいつ以来だろ?

    うららは一体何者なんだろう?
    屋敷から出ることは出来ない。
    スミさんのとこのお屋敷の牢屋?には現れた。
    陸軍の人達が迎えに来る立場にある。
    また、陸軍を通して警察上層部を動かすことが出来る。
    箱屋敷へ行くと警察上層部へ連絡が行き、行った者の素性を調べられる。
    叉々は一体何者なのか?
    あの牢屋に連れて行ったのは叉々だよな?
    うららが外へ出たいと言った時に連れて行くためにいるんだもんな。
    うららも叉々も妖怪の類?
    室町はこの国、時代の守護であると言ってたからそんな感じのものであるよな。

    それにしもスミさんはほんとあの屋敷にいたままで良かったのかな?
    大奥方がスミさんに対して愛情があるのは分かったけど、あのままあの屋敷で暮らしていくのは大変だと思う。
    徳三、潮、そして現旦那。
    ちょっと関係が難しいよなぁ。

    次は怪盗カシオペイヤがメインになるのかな、あとがきにあったタイトル的に。
    カシオペイヤは秘密を暴くってとこが、うららとその周りの秘密にも近付きそうな気がする。
    次早く読みたいな。

  • 『箱』から連想されること。箱入り娘、密室、その息苦しさほの暗さ、閉じ込められる不安に守られる安心、何が飛び出すか分からない玉手箱…。想像力が相変わらず飛んでるなあ。まだまだ女が生き難かった大正時代を舞台にする事で、ジェンダー問題を背負ったミステリーとなり、ちょっと心理的に重苦しいのだが、それだけに読みながら登場人物たちに救いがあることを求めたくなる。

  • 【収録作品】箱娘/今際女優/放蕩子爵/悪食警部 
     大正時代の一見自由ながら息苦しい空気感が伝わってくる。今も変わらないのかもしれない。

  • この作者さんの本読むの初。
    CDで言えばジャケ買いです。表紙かわいい

    『箱娘』『今際女優』
    『放蕩子爵』『悪食警部』
    の4編で構成された一冊。ライトノベルですね。
    タイトル通り、大正が舞台です。

    大正モノ結構好きなんですが、時代考証がびみょうかな……要素を「挟んでる」って感じで、時代背景を感じるようではなかったかな
    描きたいものの周辺事情だけ拾ったみたいな?
    具体的には、女性の立場は何度も描かれてるけど、家長制度はふんわり、といったような。

    あと、こだわった表現で埋め尽くされてる感じが……普通の文の中にひとつ、ぽろっとあると輝くような表現が、ぞろぞろ出てきててぎらぎらしてるとでも言いますか……
    あと句点が多い気がしましたが、読む勢いに乗ってしまえば気にならないかもしれません。

    一番好きな話は『今際女優』ですね。
    彼女は落語心中のみよきっちゃんを連想しました。

  • 続きも楽しみ!

  • 初読みの作家の方。ある事情から女性であることを隠し、男装の新聞記者として働く英田紺が「神楽坂の箱娘」と呼ばれる回向院うららの力を借りて謎を解いていくミステリー。図書館で見て「良さそうだな」と思ったが、読んでみて私的には「当たり」の作品だった。「箱娘」のうららが「時代と国の永世守護」者と呼ばれる所以や、第3話に出てきた「怪人カシオペイヤ」がどのような人物かの謎などまだまだ語られてない所が多く、先を読むのが楽しみなシリーズになりそうな予感。続編が出たら読んでいきたいと思う。

  • 秘密が「箱」という形を持って重なって行く話。
    大正という時代を作者ならではの独特な雰囲気で描いている。
    中途半端な描き方だったキャラがいたが、どうやら次巻でスポットが当たるらしいので楽しみ。

  • まだ女性が本当の意味で「人権」を獲得していなかった時代。新聞社に勤める英田紺には秘密があった。それは彼が女だという事。

    女が働くことはおろか、髪を切る事も非難された時代なんて、私から見れば生きにくい事この上ありません。そんな中「箱娘」と呼ばれるうららに出会い、4つの事件を解決していく。

    これからこのシリーズ続くようなんで、続編が出たら読んでみたいです。

  • 雰囲気がとても良い。
    何も解決せず、何も進められず、何も成せず。
    みっともなくて、ムズムズして、大声で罵倒したくなって。
    それでも肩入れしたくなるような、そんな主人公。

  • なぜそんなに女の不自由を訴えるのか。
    箱入り娘は何を閉じ込めているのか。

  • 全体的に文体が詩のようで、幻想的な雰囲気を引き立てる。
    詩のような文体に乗って、大正時代の女たちの心が妖しくも切なくつづられている。
    どんな箱でも開けられるし、閉じられる「箱娘」と呼ばれる少女・うらら。
    男装の見習い記者・紺と、うららの関係が危うくてとても好き。女同士なんだけど、そこがさらに良い。
    箱娘というから箱を使ったトリックがバンバン出てくる技巧に富んだ話かと思ったら、どちらかというと全話に渡って人の心理を解く展開だった。
    紺の妹の件はまだなんかありそう。
    それとうららの正体があまりはっきりしないまま幕を下ろすんだけど、続刊ありとのことで期待しています。

  • 女にしか救えない女は果たしているのか

  • 箱には謎と祕密と、それから女が入つてゐる。『ミミズクと夜の王』の著者が放つ大正ロマンミステリー

  • この不思議話は、好み。

  • 散文詩のような文体が心地良い。
    箱入り娘ではなく箱娘。箱とは自由を奪うもの束縛するもの象徴なのかな。大正時代の女性の社会的な立場や因習に縛られた扱われ方を批判的に描いている。
    上野千鶴子や笙野頼子の著作に近い雰囲気を感じるが、最も近いのは“大正野球娘。”じゃないかな。
    “今際”は物語としてとても面白かったし“放蕩”では出来事よりも紺の人物像に肉付けすることが中心になっていてかなり面白かった。

  • 雰囲気はとても素敵。
    この先紺がどう変わっていくのだろう、とは思うけれど、続きを買うかは出てから、かなぁ。

  • とてもとても好みの時と、そうでもないときがあるなぁ、とこの著者に対しては思っているのだけど、本作はそうでもない部類だった。次回作がこのシリーズなら、それはもう買わないかな…

  • 女性たちが生きづらい時代の箱にまつわる短編集。ミステリーを謳っているけれど、ミステリー要素が少ない気もする。題材が面白いだけに話数がちょっとしかなく、読みごたえがなくて残念。2巻に続くみたいなので、期待も込めて星3つ。

  • 本人が苦戦したっていうだけあって、いつもと違う雰囲気。読んだことない感じだった。これはこれで好き。

  • 女が生き難かった大正時代が舞台の短編集。
    新米新聞記者と箱娘とよばれる少女が、箱に詰まっている謎と秘密を開く・・・

    箱、謎、秘密、そして女がテーマとなってる上に、時代が大正。女性にとっては辛いというか暗い話が多くて予想してたのとちょっと違ったかな(+o+)
    短編集だけど、全体的には話がつながってる。
    まだ始めなので、箱娘とは何なのか先が気になります。

  • 紺は正直自分の気持ちの押し付けが先走ってるから、たまにイラッとしちゃう。
    女だから、という理由の苦しみを否定したい彼女がうららと続編で自分の力で何をしていくのか楽しみに待ちます。

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大正箱娘 見習い記者と謎解き姫 (講談社タイガ)の作品紹介

人と夢幻が共存した最後の時代。一人の少女が謎の詰まった箱を開く。

新米新聞記者の英田紺のもとに届いた一通の手紙。それは旧家の蔵で見つかった呪いの箱を始末してほしい、という依頼だった。
呪いの解明のため紺が訪れた、神楽坂にある箱屋敷と呼ばれる館で、うららという名の美しくも不思議な少女は、そっと囁いた――。
「うちに開けぬ箱もありませんし、閉じれぬ箱も、ありませぬ」
謎と秘密と、語れぬ大切な思いが詰まった箱は、今、開かれる。

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