LOST 失覚探偵 (上) (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940399

感想・レビュー・書評

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  •  理解できないことに直面すると、そこに人は神秘を見る。この神秘こそが人を畏怖させ、信奉、盲信させるのだ。
    (P.109)

  • 推理によって感覚を失っていくというのがメインテーマなわけですが、正直あまりそれを活かせてない感じがする。主人公の探偵が感覚を失うことを気にしていないし、失われたことによって影響を受けているようにも見えない。
    殺人の手口もちょっと奇をてらい過ぎかなぁ。

  • 2017/04/13読了

  • 六元の収斂(しゅうれん)すると六感が失われていく失覚という設定が面白い。
    ただ、今回で2つも失われたから、このペースでいくと中巻でまた2つ。最終巻の下巻で残り2つ。ちょうど全て無くなる感じか。
    下巻での展開が厳しそうだなぁ。
    次の中巻で無くなるとしたらなんだろうか?
    触覚と聴覚あたりか?
    触覚は推理に然程影響しなさそうだから早めに無くなる気がするんだよな。
    聴覚は読唇術でカバー出来るからこれも早めに無くなる気がする。
    視覚が失われると色々不都合が生じるだろうけど、そこをどうするんだろうか。
    そして、最後全て失われたらどうなるの六元は?
    想像するのが難しいなぁ。

    黒幕は鹿野だとして、その側近だか小間使いだかをやってるのは花純の昔の小間使いやってた子かな?
    猿みたいな大きな耳って特徴一致してるよな?
    もしかしたら、花純の件もその子が多少なりと関与していたのか?
    その頃から鹿野と面識があったのか、接触して仲間になったのか。それとも戦後、鹿野に拾われたのか。

    話読み進めるのになかなかペースが乗らなかったけど、段々読みやすくなっていった。
    設定も面白いし、何より失覚が進んでいくとどうなるのかが気になるから続きも読もう。
    中巻か下巻で三田村と六元の出会い描かれないかな~。
    過去の事件も気になる。特に最初の事件。

著者プロフィール

某国立大学建築学科卒業。『眼球堂の殺人』で第47回メフィスト賞を受賞しデビュー。本格ミステリの系譜を継ぐ書き手として絶賛を浴びる。他の著書にデビュー作を含む「堂」シリーズ、『猫又お双と消えた令嬢』にはじまる「猫又お双」シリーズ、『災厄』『暴走』『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』『アールダーの方舟』『不死症』『幻屍症』『LOST 失覚探偵』『死者の雨‐モヘンジョダロの墓標‐』『土葬症 ザ・グレイヴ』『小説 Fukushima 50』『あしたの官僚』『ネメシス3』『楽園のアダム』がある。

「2023年 『WALL』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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